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呼格はロシア語には無いのか?

ウクライナ語とロシア語の格はかなり共通していて,唯一の違いはウクライナ語に「かく」(呼びかけに使う格)があることだけ。
かつてはロシア語にも呼格があったが徐々に使われなくなり(呼びかけに主格を使うようになり)現代では廃れてしまったとか。

なのだけれど,大昔(1980 年代終わり頃)に大学でロシア語の授業を取っていたとき,先生が確かこんなことを仰っていたのを思い出す。
曰く,呼びかけのときに特別の形を使うことがあり,呼格という。ロシア語は格が七つになりつつある,と。

記憶違いだろうか? なにしろ三十年以上前のことだ。
「昔あった」という話と間違えたのだろうか?
この話が印象に残っているのは「ひ〜,さらに増えるんかい!」と思ったからなのだが,記憶に自信が無い。

ウェブ検索してみても,「宗教的な文言で呼格が使われる(残っている)ことがある」といった話は出てくるが,「一度は廃れた呼格が復活しつつある」という話は見つけられなかった。


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