見出し画像

準動詞 第3回「不定詞」


守備範囲の広い不定詞

 準動詞第1回の記事で「分詞(動形詞)」、第2回の記事で「動名詞」を解説しました。今回はこのシリーズの続きで「不定詞」の解説をします。では、どうぞ!

不定詞とは?

 不定詞とは、動詞の前にtoを置いた語形のことであり、役割は名詞・形容詞・副詞の役割をします。

復習:副詞の働き

 名詞と形容詞の働きは第1回、第2回記事で解説しているのでそちらをご覧ください。

 今回は副詞の働きを解説します。副詞の働きは、名詞以外を説明します。具体的には、動詞・副詞・形容詞・文の説明をします。

例)run fast. 速く走る。→動詞の説明
例)very big とても大きい→形容詞の説明
例)run very fast. とても速く走る。→副詞の説明
例)Surely, he is a police officer. きっと、彼は警察官だろう。→文の説明

不定詞の使用例

例)To play soccer is my hoby. サッカーをすることは私の趣味です。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で名詞の役割をしている。(主語)

例(SVC)

例)I like to play soccer. 私はサッカーすることが好き。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で名詞の役割をしている。(目的語)

例(SVO)

例)My hoby is to play soccer. 私の趣味はサッカーをすることです。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で名詞の役割をしている。(補語)

例(SVC)

例)I want something to drink. 私は飲む何か(飲み物)が欲しい。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で形容詞の役割をしている。(形容詞/名詞修飾)

例(名詞+形容詞/形容詞+名詞)

例)My teacher allows us to go their home.
 私達の先生は私達に帰宅することを許可する。
不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で形容詞の役割をしている。(形容詞/補語)

例(SVOC)

例)I get up early to cook my breakfast. 朝食を作るために早起きをする。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で副詞の役割をしている。(副詞/動詞修飾)

例(SV)

例)I am able to speak Japanese. 私は日本語が話せる。
 不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で副詞の役割をしている。(副詞/形容詞修飾)

例(形容修飾)

例)The problem is too difficult for me to  slove.
 この問題は難しすぎて解くことができない。
不定詞のto play soccerは動詞のplayの前にtoをつけた語形で副詞の役割をしている。(副詞/副詞修飾)

例(副詞修飾)

不定詞の核心とは?

 不定詞の最も重要なこと(核心)とは、「動詞の前にtoをつけて、動詞を名詞に、形容詞に、副詞に変える」です。

不定詞のそれぞれの使い方を名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法と呼びます。
例文でいくと、上から3つが名詞的用法、その次の2つが形容詞的用法、残りが副詞的用法です。

動名詞と名詞的用法、分詞(動形詞)と形容詞的用法の違い

 これらの違いに関しては、次の記事で解説します。

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は、不定詞に関して解説しました。英語学習の助けになればうれしいです。では、次の記事でお会いしましょう。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集