見出し画像

動画:スノーピーク de シンプルソロ - ミニッツドームPro. air 1で過ごすコンパクトに過ごすソロキャンプ【Sigma fp】

ずいぶん間が空いてしまいましたが、久しぶりの動画補足記事になります。今回は、栃木県那須烏山でプレオープン中の新設キャンプ場「フォレストパーク おいらの森」にお邪魔して、スノーピークのテントとギアを中心にシンプルかつミニマルなソロキャンプをSimga fpで撮影してきました。

スノーピークのギアでシンプルなソロをやってみる

今回のソロキャンプではスノーピークで、なるべくコンパクトに、シンプルなスタイルを、ということをテーマにしていました。

スノーピークのコンセプトは「人生に、野遊びを。」というものですが、この「野遊び」という言葉には、スタイルや快適さというものも含まれている気がします。お手軽キャンプとか贅沢キャンプ、とか言うことではないんですが、少なくとも汗だくになったり寒さに凍えたり、腰に来るほど薪を割ったり手に木端の棘が刺さったりするようなキャンプとは、少し違う世界観であるような気がします。わたしはどちらも好きなんですが、スノーピーク側に寄るときは、どうしても荷物が増える傾向があるのは否めません。スノーピークのテーブルやチェアは、それぞれシンプルで素敵なんですが、ミニマルとかコンパクトという世界とは少し違うんですね。

そこで今回は、スノーピークのギアをメインに使いつつ、それでもミニマルに、コンパクトに、ということを念頭において、なるべく少なめの、小さなギアでまとめてみたわけです。以下、ご参考までに主だったところを紹介しておきます。

持っていったスノーピークギア

まずテントは「ミニッツドーム Pro. air 1 」です。

ラインアップ中、最小最軽量、というわけではありませんが、一人用のテントとして十分に小型軽量といえるサイズで、かつ設営・撤収もシンプルなお気に入りのテントです。まぁ今回は(例によって、ですが)寝る時にしか使っていませんが、入り口を跳ね上げて庇(ひさし)のようにできるのでそこで過ごすこともできます。今回は焚き火もあるのでそういう過ごし方はしていませんが、小雨の時など、焚き火をせずに過ごす分には結構便利かもしれません。

それから、今回、テント以外のギアをほぼすべて詰め込んだのが「ウォータープルーフ ギアボックス 2ユニット」です。

今回はギアも結構絞ったので、これに入り切らなかったのはランタンを吊るして撮影用のLED照明をクランプで固定するためのパイルドライバーとブランケット類くらいです。ちなみに、このギアボックスは中は二重構造になっているので内箱と外箱の間に手斧やナイフなどの刃物類を別分けにして入れています。

あとは諸々の小物もなるべくスノーピークに統一しました。今回、唯一のテーブルとして使った「オゼンライト」、LEDランタン「ほおずき」、寝袋「バクー」、クッカーにガスバーナー、カトラリー類などなど。ひとつのコンセプトの元に一貫性を持ってデザインされたギアをまとめて使うのは、なかなか気分のよいものです。

スノーピーク以外のギア

とはいえ、ミニマル、コンパクト、という方向性を推し進めていくと、どうしてもスノーピークにならない部分も出てきます。主なところで言うと、焚き火台(ピコグリル239)、グラウンドチェア(Helinoxグラウンドチェア)、手斧、ナイフ、といった辺りでしょうか。動画本編でも触れていますが、刃物類はまぁ別にするとしても、焚き火台とチェアはもう少し小さくて軽量なものをスノーピークが出してくれるといいんですけどね。

Sigma fpで撮影してみる

今回のキャンプではSigma fpに先日発売された新しいレンズ「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」をつけて撮影、ATOMOS NINJA Vを接続して4K ProRes RAWでの録画をしています。

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary

まずレンズについてですが、広角端が28mmということで、一般的な24-70mmより若干、画角に制限がありますが、キャンプ動画の撮影という観点で言うと基本的は問題はありません。今回のように森の中のサイトでは大きな広がりを持った画はそもそもあまり撮りませんし、空を含めてワイドに撮りたい時は24mmでもどちらにしても物足りなかったりします。

あと、個人的にわたしの動画では、キャンプをしている自分の肩越しや横から覗き込むような「背後霊アングル」のカットが多いので、そういう時には広角端の広さよりもむしろ、35mmm、50mm、70mmと変化を付けられると言う意味合いの方が大きいですね。

画像1

画像2

背後霊カットのバリエーション例

F/2.8でも70mmまで伸ばせばかなりボケるので、画面の整理もしやすくなります。

ProRes RAWでの録画

今回の撮影ではATOMOS NINJA Vを外部モニター兼レコーダーとして用意して、ついでにせっかくなのでProRes RAWでの録画を行なっています。

高画質かつ編集しやすいProRes RAWですが、今回は比較用の素材などは撮っていないので画質についてはまたそのうち、ということにして今回は二点ほどシンプルながら重要なポイントに触れておきたいと思います。

まず一つ目、個人的に重要なポイントなのですが、Sigma fpのHDMI出力をRAWに設定すると、解像度を4096x2160に設定できるようになります。4K UHDの3840x2160より、ほんの少しだけ幅が広がるんですが、これが結構便利です。

キャンプ動画の撮影は現場で色々ガチャガチャやりながらなので、構図がほんの少し理想形からズレていたり、水平が出ていなかったり、ということが結構あります。もちろん、これはカメラマンの腕の問題ですが、いずれにしても帰ってきてからではどうしようもありません。こういう場合、若干の横幅の余裕が利いてきます。ズームインせずに位置をずらしたり、ほんの少しだけ回転させたりすることができる、マージンが取れるんですね。

わたしの動画はシネスコにするために上下をクロップしているので、元々上下には余裕がありますが、上下左右にマージンがあると、ポストで画を動かすということもできます。三脚でカメラを固定して撮っている画からでも、必要に応じてパンやチルトっ「ぽい」ことができるので、カットの間のトランジションを作る時にかなり重宝します。

ProRes RAWに関してもう一点、これは注意事項なのですが、ProRes RAWで録画をするとATOMOS NINJA V側で結構負荷がかかるのか、消費電力が増すようです。バッテリーの持続時間に大きな影響が出るほどではないと思うのですが、今回、一点困った事態が発生しました。(というか自業自得ですが)

最近、NINJA Vで外部録画を行うときはポータブルバッテリーを使ってカメラとNINJA Vに外部から電力を供給しています。それぞれの機器に、カプラーとかバッテリーエリミネーターとか適当な名前でそういう器具があるんですが、今回それで ProRes RAW録画を行なってみたところ、録画中に突然、電源が落ちてしまうんです。改めてちゃんと確認してみると、持ってきていたエリミネーターがNINJA V用でなくSHINOBI用でした。棚の中から、おお、ここにもあった、こっちの方が小さくていいな、と何も考えずに持ち出してきたんですが、NINJA V用とSHINOBI用ではACアダプター側の出力が違うんですね。まぁ大きさが違うんだから当たり前と言えば当たり前なんですが。

まったく使えないというわけではなく、何分か連続で録画しているとプツンと落ちる、という感じで、撮影中の動画もリカバリーできるんですが、電源系はちゃんと純正のものを正しく使う、というのは鉄則だと思うので、今後は気をつけようと思いました。(ちなみにRAW出力でない場合、電力的にセーフなのか、ほとんど落ちませんでした。とはいえ、こういう使い方をしてはいけませんので念のため)

終わりに

さて、とりとめもなくあれこれと書き連ねてみましたが、とりあえず、ソロキャンプに出かけて、それを動画にする、と言う営みもかなり自分なりの形が定まってきました。YouTubeチャンネルを開設してからおよそ1年半、やっているうちに目指している方向も少しずつ明確になってきたような気がします。

自分が行ってみたい場所、やってみたいキャンプ、過ごしてみたい時間を追求しつつ、それを自分が後でまた見たいと思えるような映像として残す。
そのために準備をし、ギアを入手し、また撮影と編集、加工の技術を学んでいく。

どこまでも自分本位ではありますが、そうやって好き勝手に進んでいく足跡や、後に残る映像が、他の方々にとっても何らかの意味を持つならば、それは願ってもないことです。チャンネル登録者も細々とながら増加し、ある程度、足場ができてきたこのタイミングで、自分の中でひとつ区切りをつけるべく、今回、思い立ってチャンネルのロゴを新たに用意しました。

画像3

これまではWeb上のフリー素材を使っていたのですが、改めて自分だけ、自分のチャンネルのために新たに描き起こされたものにしようと思ったのです。このロゴについては色々と経緯や背景のようなものがあるのですが、そこについては別途改めて書き留めておきたいと思います。

これからも引き続き、これまでのような感じでソロキャンプに出かけ、これまでのような感じの動画をアップロードしていくと思いますので、よろしければ今後もお付き合いいただければ幸いです😁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?