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ソロキャンプ動画:ニーモ「ダガー リッジポーチ」で広々とくつろぐ雨キャンプ

「Nemo Dagger Porch/ダガー リッジポーチ 2P」で雨中ソロキャンプ

今回は山中湖畔のキャンプ場、the 508(旧・撫岳荘キャンプ場)に、Nemo(ニーモ)社の新幕「Dagger Porch 2P/ダガー リッジポーチ2P」を持ってお邪魔しました。通常モデルのDaggerの前面に広々とした「ポーチ」を追加したもので、テントの外で過ごす時間を重視するスタイルにはもってこいのモデルです。

(以下、NEMO公式サイトと日本で取り扱っているイワタニ・プリムスの製品ページです)

Nemo Daggerの要注意ポイント

このテントの広いポーチがあれば雨でも窮屈な思いをしないで済むだろうということで、これはぜひ雨の日に、と思っていたのですが、出かける前によく調べてみるとNemoのこの系統のテントは、まずインナーテントをポールで自立させて、その上にフライシートをかける形になっているため、HillebergのSouloやSnow Peakのミニッツドーム Pro. 1 Airと違い、設営の最初の段階では「インナーテントが剥き出し」の状態になります。

しかもこのインナーテントは通気性重視で全面的にメッシュシートが採用されているので、雨の日に何も考えずに立てるとテントの中まで酷いことになってしまいます(要注意ポイント1)

ということでちょっと調べてみたところ、Nemo公式YouTubeチャンネルに、雨天時の設営方法を説明する動画がありました。

要約すると「インナーテントの代わりにグランドシートを土台にしてポールを立て、インナーより先にフライシートを設置する」というもので、これには別売のグランドシートが必要です(要注意ポイント2)。

Nemo Daggerの雨中設営方法

Daggerシリーズのインナーテント、フライシート、グランドシート、ポールを連結する留め具は「Jake‘s Foot(ジェイクス・フット)」と呼ばれているのですが、テント本体単独の状態では、この留め具はインナーテントに付属しており、ここにポールを差してインナーテントを自立させ、その上にフライシートをかぶせてから、同じ留め具にフックをかけるようになっています。

雨の時はこの「Jake‘s Foot」をインナーテントから外してグランドシートに取り付け、そこにポールを差してフライシートのフックをかけ、最後にその下で留め具にインナーテントのフックをかける、という手順になるわけです。

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というわけで、今回YouTubeにアップロードしたキャンプ動画ではそうやって設営する模様が収められているのですが、やはりこのやり方が標準の設営方法になっていないのには理由があるわけで、フライシートをポールにかぶせてからそこにインナーテントを設置するのは姿勢的にも結構不自由で、なかなか骨が折れました。

しかし苦労して設営してしまえば、やはり当初期待した通り、広いポーチが雨天のキャンプをまったく快適なものにしてくれます。キャンプ用のコンパクトなものでなく、それなりにしっかりしたテーブルとチェアを持ち込んでも十分な広さで、さすがに元々2人用のテントだけあって、2人いてもまったく狭さを感じずに過ごすことができそうです。このテントは3シーズンテントという位置付けですが、ポーチにストーブを持ち込んで冬に使ってみるのもいいかもしれません。

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それにしても、雨のキャンプはいいですね。設営や撤収が面倒になる、というのはありますが、タープやテントの幕の上でパラパラと弾ける雨粒の音は、サーッと定常的に続くホワイトノイズのような雨音とはまた違い、独特の趣があります。

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今回のキャンプでは焚き火の時だけ、火に強い別のタープの下に移動して、夜更け過ぎと翌朝の時間は雨の中、ポーチの下で過ごしてみました。ポーチというだけあって外に向かって大きく開く形になっているので、濡れる心配なしに雨の景色を心ゆくまで堪能することができます。この「外にいる」感が、自分のキャンプでは一番重要な気がします。テントの中にいると、ちょっと違うんですよね。

とりあえずそろそろ梅雨の季節も終わりそうですが、雨でしっかり楽しめるテントがギアラックに加わったので、これからもたまには雨の日を狙って出かけてみたいと思います。


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