ドナルド・トランプ姪っ子の暴露本 美味しいエピソード総まとめ

キンドルのいいところは、日本にいれば世界同時発売の話題の本がアメリカよりも時差の分（13時間）だけ早く読めるところだったりする。今回は刊行１週間前にマスコミに本が配られていたので、英語メディアでは美味しいところはほとんど紹介済みだけど、とりあえず読み終えたので列記しておく。

Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man (English Edition)

元側近によるトランプ暴露本は数多あれど、家族のメンバーによるトランプ一家の赤裸々な暴露本はこれが初めて。なぜなら、著者のメアリー・トランプの父親は40代で亡くなったドナルドの長兄で、彼女は父親の死後、兄とともにトランプ爺さんの遺言状からハブられ、雀の涙ほどの遺産しか受け取っておらず、何の利害関係もないから。

メアリー・トランプは大学院で英文学、比較文学を専攻し、心理学の博士号をとった臨床心理学の専門家なので、文章も分析も秀逸。読みやすい。

この本も、トランプは出版停止を求めて裁判所に訴えていたが、その根拠とされた契約というのも、そもそも何十年も前にメアリー兄妹が署名したNDA（秘密保持契約）そのものに詐欺の疑いがあるんで、却下された。

まずはトランプ一族のプロフィールから行こう。上の写真は左から、末弟ロバート、次女エリザベス、長男フレディ、🍊ドナルド、長女メリアン。斜に構えて生意気そうに口のはしを曲げてニヤついているのが…大統領になっちゃった。