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NHK語学番組の危機!?

海外の方が驚くことの1つに 日本での
語学番組(テレビ・ラジオ)の充実したラインナップと
そクオリティの高さがあります

NHKの回し者でも なんでもありませんが
個人的にラジオ講座を偏愛しています


出会いは中学1年生の春

学校の英語の課題として
まいにちラジオ講座を聴くというものがありました。

中間期末試験の試験範囲ですから
聴かないわけにはいかず
当たり前のように 毎日続けました

高校に入ると
必須ではなくなり、
ある程度学習習慣も身についていたので
毎日聴くほどではなくなりました

その後
イタリア語やスペイン語、ポルトガルやドイツ語にも興味をもち
とくに目的もなく 暇さえあれば ラジオをつけっぱなしにして
外国語に親しみました

こんな手頃な価格で音声が手に入り、
テキストもワンコインで、
もう天国だな、と


ただウクライナとロシアの戦争が始まるより
かなり前から

もうすでに
ロシアゴスキー(テレビの語学番組)の打ち切りは決定済だったそうです。

また採算のとれないゴガクから、CD等の販売も徐々に中止されています。

つまり
多様性という面からは
どんどん縮小傾向に追い込まれ
ピンチだということです。


内情としては
あのレベルの高さを保てていたのは
NHKがしっかり予算を充てていただけでなく
担当講師の先生方の専門性の高さや
語学教育に対する
圧倒的熱意により
その水準が保たれてきた、
という背景があるのだと思います


なによりありがたみを感じたのは
フィンランド語学習を始めたときです

毎日聴く教材にすぐアクセスできた
英語、ドイツ語などは
耳がすぐに馴染んで
学習を比較的、なめらかに進めることができましたが

フィンランド語は
毎日流れてくる入門講座がないことで
ほんとうに きびしいな と実感しました


毎月書店にならぶ あの テキストたちが
学習を先送りするうちに いなくなる

お目当ての番組が
ある日突然、終わってしまう、なんてこともありえます。


もちろんyoutubeやアプリで間に合っているから
関係ない、と思う人は
それはそれで いいと思います



ラジオ講座は好きだよ、気に入っているよ
という人には
ぜひ今のうちに 1冊でもいいのでテキストを購入し
ラジオやテレビをつけてみてください


以前、テキストを買わないことの効用について
記事をまとめましたが

学習スタイルによっては
一定期間、テキストを定期購読することが有効な場合もありますし、
だからといって
ずっと買い続けないとダメということでもありません

それは個々人の工夫次第ですよね




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