バレンタインが「楽しみ」という人は約半数。2023年バレンタインの予定は?
2月14日は、バレンタインデー。今年は自粛や制限がない中で、どのような過ごし方をするのでしょうか?全国の13歳から59歳までの男女に調査を行いました。
かつては女性から男性へチョコレートなどをおくるといったイメージもありましたが、ここ数年、「友チョコ」や「自分チョコ」が定番となりつつあります。そんな近年のバレンタインの変化をご紹介していきたいと思います。
1.バレンタインを楽しみにしている人は全体で約半数。10代女性は約8割
ふだんのバレンタインに対する気持ちを聞いたところ、全体では、【楽しみ※1】は52%、【楽しみではない※2】は48%となり、ほぼ半々の結果でした。
年代でみると顕著に差がみられます。若い年代ほど【楽しみ】の割合が高く、10代では7割が【楽しみ】と回答。
男女でみると、全体的に男性に比べて女性のほうが【楽しみ】の割合が高い傾向にあり、特に女性10代では約8割、女性20~30代でも6~7割前後となっています。男性も年代が若いほど割合が高くなり、男性10代では6割超でした。一方で、40代以上では6割弱が【楽しみではない】と回答しています。
バレンタインは、特に若い世代が楽しみという気持ちを持っているイベントともいえそうです。
※1. 「楽しみ」「どちらかといえば楽しみ」の合計
※2. 「楽しみではない」「どちらかといえば楽しみではない」の合計
2.バレンタインの過ごし方。女性はチョコなどをお店で買ったり、渡したりする人が3割超
次に、バレンタインに関連してどのようなことをする予定かを聞きました。
※バレンタイン当日以外のことや、自分のためにする予定もふくめて聞きました
男性は上位項目の割合が1割未満と例年同様に低い傾向にあり、「だれかと家でデートする/家で一緒に過ごす」が1位でした。女性は「チョコやお菓子/おくりものなどを「お店に行って」買う」「チョコやお菓子/おくりものなどを直接わたす」がTOP2となっています。昨年の結果と大きな変化は見られませんでした。
ただし、バレンタインに関連して「特に何もしない」割合は、ここ2年くらい増加傾向となっており、バレンタインに関連してのアクションが減っている様子です。
3.おくる相手は、10代は「友だち」30代以降は「家族」中心。すべての年代で「自分」もランクイン
続いて、バレンタインに関連して何かする予定の人に、誰におくりものをするかを聞きました。
おくりものをする相手は、年代、ライフステージで大きく異なっており、男女共に10代は「友だち」、20代は「恋人」、30代以降は「妻・夫/パートナー」が1位となりました。
昨年の結果と比較すると、男性10代では「男友だち」の割合が7ポイントほど増加しており、10代の男女では「友だち」とイベントを楽しむという様子がうかがえます。
また、男女すべての年代で「自分」もTOP5にランクインしており、自分のためにおくりものをすることも定着しているようです。
バレンタインの過ごし方やおくる相手はさまざまですが、「おくりものをする相手」の傾向に変化はあるのでしょうか。2020年からの推移を女性年代別にみていきます。
女性10代では、例年ダントツで「友だち」の割合が高い傾向にあります。新型コロナウイルス感染拡大前の2020年では8割超でしたが、昨年は7割を下回り、今年になって7割台まで回復していることがわかります。曜日などの関連もありますが、同級生や友だちとお菓子交換をして過ごすのが10代の定番なのかもしれませんね。「友だち」におくりものをする女性10代にその理由を選択肢式で回答してもらったところ、「相手に喜んでほしいから」「みんなで交換するから」「行事として定着しているから」という理由が上位となりました。また、「相手と仲良くなりたいから」といった理由も比較的上位になりました。
また、女性20代、30代では「職場の人」へのおくりものが減少傾向にあります。2020年では、26~27%でしたが、今年は13~15%となり10ポイント以上減少していました。コロナ禍で、リモートワークの推奨や会話、人との接触を控えるといった行動の変化が影響してか、2021年を皮切りに減少傾向になっています。 「職場の人」へのおくりものをする理由をみると、「日頃のお礼や感謝の気持ちを伝えたいから」がもっとも高く、次いで「お疲れ様を伝えたい/ねぎらいたいから」や「行事として定着しているから」という理由が続きました。
女性30代を除き「自分」へのおくりものの割合も増加傾向にあり、今年はどの年代も3割前後なりました。10代では2020年の22%から約10ポイント増加し32%となっています。
4.チョコレートを買う場所は、「デパート」「チョコレートイベント」が上位
バレンタインのおくりものは、手作り、購入問わずチョコレートが圧倒的に多くなっていますが、その中でもチョコを買っておくる人が、どこで買う/買う予定なのでしょうか。
『恋人』、『友だち』、『妻・夫/パートナー』、『自分』といったチョコをおくる相手別にみてみます。
『恋人』にチョコを買う/買う予定の人は、「デパート」が4割弱でもっとも高くなりました。チョコレートブランドも多く入っているデパートにお目当てのものがあるのかもしれませんね。次いで「チョコレートイベント※」、「スイーツ専門店」が続きます。
『友だち』にチョコを買う予定の人は、「デパート」がもっとも高く35%となりましたが、3番目には28%で「スーパーマーケット」となっています。特に若年層でみると「スーパーマーケット」や「コンビニ」の割合が高い傾向となっています。
『妻・夫/パートナー』へのチョコも「デパート」がもっとも高くなりました。
『自分』へのチョコは「チョコレートイベント」が38%ともっとも高く、次いで「デパート」となりました。
おくる相手に関わらず、「デパート」「チョコレートイベント」「スイーツ専門店」はチョコを買う場所としては多くの人が利用する予定であることがわかります。
※チョコレートイベント:百貨店・商業施設のイベントなど (サロン・デュ・ショコラなど)
今回の調査では、バレンタインデーの過ごし方やおくりものをする相手の傾向が変化してきている様子がうかがえました。友だちとお菓子を交換したり、恋人や家族にデパートで素敵なチョコレートを選んだり、自分用にふだんは買わないチョコレートをイベントで選んでみたりと、2023年のバレンタインもそれぞれの楽しみ方で過ごせるといいですね。
【関連調査】
2022年 バレンタイン調査
2021年 バレンタイン調査
2020年 バレンタイン調査
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 男女13歳~59歳
実施時期:2023年1月27日~1月30日
有効回収数:5,000サンプル
※市場の性年代別構成比にあわせて回収
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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