Z世代が「好きな人や恋人」に求める/大事だと思うポイントは「一緒にいて楽/楽しい」が1位
四半期毎に全国15~24歳の男女に対して、実施している若年流行調査。今回は番外編として恋愛観について聞きましたのでご紹介します。
Z世代の好きな人の有無や、好きな人や恋人に求める/大事だと思うポイントなどを詳しく見ていきます。
1.「好きな人/恋人がほしいが、今のところいない」が3割、「恋人がいる」は2割超
Z世代4756人に、好きな人や恋人の有無を聞きました。
全体では「好きな人/恋人がほしいが、今のところいない」が3割でもっとも高く、「恋人がいる」が2割超となりました。
年齢別にみてみると、「恋人がいる」は年齢層が上がるにつれて割合が高くなり、女性19歳以上では3割超となっています。どの年齢層でも女性のほうがその割合は高くなりました。一方で「恋人はいないが、好きな人がいる」は15~18歳の年齢層で男女ともに2割台と他の年齢層に比べ高くなりました。
「好きな人/恋人自体今は求めていない」は、男女どの年齢層でも2割前後おり、年齢によってそれほど大きな差は見られません。
2.「好きな人や恋人」に求める/大事だと思うポイントは男女ともに「一緒にいて楽/楽しい」がTOP
Z世代が好きな人や恋人に求める/大事だと思うポイントは、どのような点なのでしょうか。最大5つまで回答してもらいました。
※すでに配偶者やパートナーがいる方にも、過去にどのように考えていたのか回答いただきました。
全体では「一緒にいて楽/楽しい」、「思いやり/優しさ」、「一途に想ってくれる」、「面白い/笑いのツボが合う」が上位となり、1~4位までは男女共通となりました。なお、1位の「一緒にいて楽/楽しい」は男女ともに5割台となり、相手に求める/大事だと思うポイントとして多くの人が感じていることがわかります。
5位以降で男女の傾向に違いがみられます。男性は、5位に「外見」、6位に「共通の趣味がある」が2割台となりました。これらの項目は女性よりも7ポイント以上高く、男性のほうが重視している様子です。
女性は、5位以降に「清潔感」「金銭感覚が合う」「尊敬するところがある」が入りました。中でも「清潔感」は男性に比べ10ポイント以上高い項目となりました。
3.交際ステータス別で異なる「好きな人・恋人」に求める/重視するポイントは?
好きな人や恋人に求める/大事だと思うポイントについて、『結婚している/婚約している』『恋人がいる』『恋人はいないが、好きな人がいる』『好きな人/恋人は欲しいが、今のところいない』『好きな人/恋人自体今は求めていない』の5つの交際ステータス別にみてみましょう。
どの交際ステータスにおいてもTOP2は共通で「一緒にいて楽/楽しい」「思いやり/優しさ」となりました。
『結婚している/婚約している』人、『恋人がいる』人は、ランキングの傾向は近しくなっており、TOP3は全体と同じ結果、4位に「尊敬するところがある」が入っています。
『結婚している/婚約している』人は、「食の好みが合う」は他の交際ステータスの人に比べて割合が高く、「仕事や将来について価値観が合う」もやや高い傾向にありました。一緒に暮らしたり、食事を共にする回数が増えたりすると、「食の好み」や「価値観」を大事に感じる機会も増えるのかもしれませんね。
『恋人がいる』人は、3位の「一途に想ってくれる」が他の交際ステータスの人に比べて高い割合となりました。
『恋人はいないが、好きな人がいる』人は、「面白い/笑いのツボが合う」が3割超と上位となり、割合も高い結果でした。次いで「外見」「気遣いができる/気が利く」「清潔感」などが僅差で並び2割台となっています。
『好きな人/恋人は欲しいが、今のところいない』人も、「面白い/笑いのツボが合う」が上位となりました。次いで、「清潔感」や「外見」が続きました。
『好きな人/恋人自体今は求めていない』人は、「ひとりの時間を大事にしている/大事にしてくれる」が約3割と高く、上位となりました。
今回は、Z世代の恋愛観についてお届けしました。LINEリサーチでは今後もZ世代を中心に若者のトレンドや意識などを調査してまいります。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2023年6月1日~6月3日
有効回収数:4756サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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