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LINE GAMEの"強み"を活かすために。「LINE GAME チャネリングゲーム事業」について

みなさん、こんにちわ!

エンタメカンパニーに「LINE GAME」「LINE マンガ」が加わりました!」でもご紹介した通り、2月よりエンタメカンパニーにはLINE GAMEとLINE マンガが加わりました。

ということで、今回はLINE GAMEより「ゲーム事業本部チャネリングゲーム事業部」の関氏に登場いただきます。
「チャネリングゲーム事業」とはどのような事業なのか、事業についての紹介も含めて関氏にたっぷりインタビューしてきましたので、どうぞご覧ください!

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1.キャリアについて

——LINEに入社するまでのキャリアについて教えていただけますか?

私のキャリアですが、まず新卒でセガに入社しアーケードゲームの企画を担当していました。
そのあとサミーに転職し、そこでもゲーム事業を担当していました。
サミーを退職した後はゲーム受託開発の会社に入りまして、任天堂3DSソフトの開発なども担当していました。
LINEに入る前は株式会社enishにおりまして、モバイルゲームの開発に関わっていました。enishでは上場も経験することが出来ました。上場する日には東証にも行きまして、経営陣とお祝いしましたね。

——新卒入社後から一貫して「ゲーム」に関わってこられたキャリアですね。

アーケードからコンシューマー、そしてモバイルというように、ゲームハードウェアの変遷を辿ってきましたね。
一つにこだわらず、色々経験してきたことが、今につながっていると思います。

——「変遷」という言葉が出ましたが、ゲーム業界はどのような変遷を辿ってきていると思いますか?

新しいハードウェアが出ると、今まで体験できなかったことが体験できる等ユーザーにとって何かしらのイノベーションが起きます。
初期のフェーズでは開発費をかけずアイデアが面白いゲームはヒットし収益を得ることが出来ます。
しかし初期フェーズが終わると、次は資金力の勝負になります。
どれだけ投資して、どれだけリターンを得るかが重要になります。そしてまた新しいハードが出る、というサイクルを繰り返していると思います。
そして、まさにモバイルは今資金力勝負のフェーズにきていますね。

——なるほど、長くゲーム業界に関わっているからこそ見えることですね。
そんな関さんがLINEに入社したきっかけは何でしょうか?

それまでゲームコンテンツにしか関わってこなかったので、プラットフォームビジネスに関わりたいと思っていたのがきっかけですね。
プラットフォームが盛り上がると、そこで遊べるゲームも盛り上がります。
プラットフォームに関わって、ゲームが盛り上がるような新しいことに挑戦しようと思いました。

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2.チャネリングゲーム事業について

——チャネリングゲーム事業についてお聞きしたいのですが、まずは「チャネリングゲーム事業」とは何なのか、ということから教えていただけますか?

LINE GAMEの強みはLINEという巨大なプラットフォームをベースにしていることです。ただゲームを作ってユーザーに遊んでもらうだけではなく多くのユーザーを持つLINEとゲームを連携させることで、他ゲーム会社では提供できない体験をユーザーに届けることが出来ます。
そのLINE連携機能を他社ゲームで使ってもらうように働きかけるのが「チャネリングゲーム事業」となります。

発表されている事例で一番わかりやすいのは昨年発表したNetEase Gamesとのケースですね。
NetEase Gamesの複数のゲームタイトルでチャネリングゲームモデルを導入する契約を締結しており、大ヒットしている「荒野行動」でもLINE連携機能が導入されています。

LINE GAME SDKを使うとゲームが今より面白くなるね、という世界観を創り出す手段の一つがチャネリングということです。

——具体的にはどのようなことをしているのでしょうか?

まずはゲーム会社さんにLINE GAME SDKを使っていただくために、ゲームにLINEを連携することでどのようなメリットがあるのか等を提案します。
その後、LINE連携機能を使うことが決まれば、こちらからLINE GAME SDKを提供し、LINEのソーシャルグラフをゲームの中から使っていただくことになります。
ですが、「連携」と一言でいっても単に連携させただけだとあまり効果は出ません。
LINEのソーシャルグラフを活用するということは、LINE連携したユーザーが友達を誘って、友達同士でプレイチケットの送り合いをする等のソーシャルアクションが加速されて初めて効果が出ます。
こういったユーザーの行動をうまく引き出すといったノウハウをLINEはこれまでの経験からたくさん持っていますので、LINE連携をどうやったら活用できるかということを連携機能を入れるゲーム会社にコンサルティングすることも、チャネリングゲーム事業が担う役割の一つです。

——他ゲーム会社へ営業するというのは珍しいですね。

今日もちょうど大手ゲーム会社さんへ営業に行ってきました。
LINEというプラットフォームの知名度は高いですが、ゲームとLINEを連携させてソーシャルグラフを活用するということは、まだまだ浸透していませんからね。
「例えば、ゲームイベントでユーザーを集めるときに、LINE連携をこのように使えばもっと盛り上がりますよ。」というように、相手のニーズを聞き出しながら、LINE連携をゲームの中から使うことでどのようなメリットになるか提案しています。

——チャネリングという事業は、他のゲーム会社でもある事業なのでしょうか?

プラットフォームを持つLINEだからできる事業ですね。
日本で8300万人が使っているLINEだからこそ、ゲームでの活用においても魅力が出せるのだと思います。

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3.チャネリング事業の仕事について

——チャネリングゲーム事業のチーム体制について教えていただけますか?

チャネリングを専任で担当しているのは5名です。加えて他の業務と兼任しながら担当しているメンバーもいます。
それぞれの担当業務はメンバーそれぞれの得意領域によって分担しています。

——チャネリングの仕事をする上で、必要なスキルや経験はありますか?

ゲーム開発や運営の経験はあった方がいいと思います。
ゲーム会社に営業をする上で、開発や運営視点を踏まえた提案が出来ると信頼の構築にもつながりやすいです。

——やりがいはどんなことですか?

やりがいに感じる部分は色々ありますし、人によって違うとは思いますが、NetEase Gamesのようなグローバルで成功している企業と一緒に仕事が出来ることはやりがいの一つかなと思います。
なかなか他ゲーム会社と仕事をする機会がある仕事は少ないので、そういった点もやりがいですね。

——どのような方に来て欲しいですか?

チャネリングに限らずだとは思いますが、やはり自主的に動ける人がいいですね。
チャネリングゲーム事業はゲーム会社というクライアントありきの事業です。だからこそ常に状況は変化しますし、我々だけの考えでは物事は進みません。柔軟性を持って仕事に取り組めることは大切です。

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4.チャネリングゲーム事業の今後

——チャネリングゲーム事業を今後の展望について教えていただけますか?

「LINE連携」がゲーム業界のスタンダードにしたいと思っています。
「LINE連携しないとゲーム面白くないよね、当たり前だよね」となるといいですね。そうなるように、今はLINE連携するゲームタイトルを増やせるように様々なゲーム会社へ働きかけています。

さらに、私個人としては、もっとゲーム業界全体を盛り上げていければなと思っています。

——ゲーム業界が盛り上がるために必要なことは、どのようなことだと思いますか?

これからのゲームに必要なのは、友達や同じゲームで遊んでいる人たちとの繋がり、コミュニケーションだと思います。
「ゲームを遊んで終わり」ではなく、遊んだ後にそのまま友達と残って、ゲームについて雑談する。
雑談しながら、「またゲームやろうか」と言って、またゲームする。
というように同じゲームで集まったメンバー同士で語り合い、熱を冷まさずに次につなげていく、ということが出来れば、もっとゲームは面白くなります。

OpenChat等LINEの様々な機能をフルに活用して、どうしたらゲーム業界を盛り上げれるかをチャネリングゲーム事業として今後考えていかなければと思っています。

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以上、今回はLINE GAMEより関氏のインタビューをお届けしました。

今後もエンタメカンパニーの様々な事業を紹介していく予定ですので、お楽しみに!!

エンタメカンパニーでは引き続き以下のポジションを募集しています。是非下記のリンクから詳細をご確認ください。


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