LINE広告事業 データ領域のPdM〜「デジタルマーケティングの1st choice」を目指して〜
はじめに
今回は、LINEの広告事業の中でデータ領域のPdMメンバーに日々の取り組みやこれからのことなど詳しく聞いてみたいと思います!
自己紹介:LINE広告事業のデータ領域を担当しているPdM
中根:おはようございます!
今日はLINE広告事業のデータ領域を担当しているPdMの飯田さん、正木さんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
飯田:正木:よろしくお願いします。
中根:では、早速ですがそれぞれの自己紹介からお願いします。
飯田:私は大学卒業後、エンジニアとしてキャリアをスタートしまして、複数の事業会社でアフィリエイト、検索連動、アドネットワーク、DSP/SSPなどのネット広告事業に幅広く関わってきた後に、前職でPdMとしてDMP事業の立ち上げやデータビジネスの推進などを経験してから2021年LINEへとジョインしました。Business Platform Management 室 Business Platform Planning 1 チームというところでPdMとして業務を行なっています。
正木:2020年にLINEに新卒で入社しまして、入社以来LINE広告のプロダクトマネジメントに従事しています。
入社直後はAD SDK機能のPdMとして広告のフォーマット改善や広告効果計測のための機能追加などを担当して、 2021年からはDMP機能のPdMとして飯田さんと同じチームで広告の効果計測の改善と法規制対応やプライバシー関連機能を担当しています。
自社の大量IDと、そのデータを基にした課題解決を
中根:おふたりは、LINE広告事業の中でも特にデータに関わる業務をされているんですよね。飯田さんはどういったきっかけで入社されたのでしょうか?
飯田:前職でDMP立ち上げをしたときにLINEへ接続を行っており、会社としては勿論知っていまして。
昨今のcookieや各種ID利用などの制限、規制がどんどん強まる中で、プラットフォームとして自社でIDを大量に持っていて、そのデータを基にした課題解決を行っている企業で仕事をしたいと考えて入社しました。
あとは転職を検討しはじめた際に、LINEで仕事をしている知り合いもいたので、働き方や環境の部分も色々と話を聞いたりしていて、良さそうかなと思いました。
中根:その会社の中で実際に仕事をしている方にリアルなお話を聞けるのって、大事ですよね。
正木:私は、新卒就活の際に職種別採用*をしていることと、比較的若いメンバーも多く若手のうちから活躍できそう、社会に与えられるインパクトが大きいといった点を魅力に感じて入社しました。
*LINEでは営業職と企画職とエンジニアで分けて新卒採用を行っております(2022年10月時点)
中根:たしかに。LINEは中途入社の方ばかりというわけではなくて、新卒で入社された方も多いですよね。
正木:私たちの所属しているBusiness Platform Management室は中途メンバーが多い方だと思うのですが、難しい領域だけどプロフェッショナルなメンバーがいるので頼もしさと安心感がありますね。
LINE広告事業本部と組織の役割
中根:改めて、みなさんの所属しているLINE広告事業本部と、その中のBusiness Platform Management室の役割など説明してもらえますでしょうか。
飯田:LINE広告事業本部というのは、マーケティングソリューションカンパニーの中でもLINE広告の事業を推進をしている組織です。
✍️ LINE広告事業本部とは
「アジア発の世界に誇れる広告プラットフォームへ」というビジョンの元、グローバルな広告プラットフォーマーとしてデジタルマーケティングの1st choiceを目指しています
Demand、Media、Data それぞれのプロダクトを持っており、各組織が協力してステークホルダーに価値を提供するためグローバルメンバーが一丸となって日々頑張っています
LINE広告事業の目標達成に必要な戦略・事業計画の策定と推進、プロダクトマネジメントを実施しています
✍️ LINE広告事業本部が目指すこと
顧客の課題を解決し、市場の未来を見据えた、アジア発の世界に誇れるプラットフォームを実現すること
顧客・ユーザーの距離をより身近に、マーケットを “友だち” と共に変えていくこと
意思決定者を明確にし、チーム構成を最適化し、プラットフォームの進化スピードを加速させていくこと
飯田:私たちの所属している Business Platform Management 室 は、LINE広告事業の「データ」を管轄している「DMP」を中心として、LINE広告、LINE公式アカウント、LINEの各種ファミリーサービスと連携することにより、BtoBプラットフォームのパフォーマンスを最大化することを目指しています。
✍️ Business Platform Management室の具体的な業務内容
LINEが目指す世界の中で、DMPというプロダクトがどうあるべきかを定義
プロダクトの戦略、戦略に沿った機能開発の内容を策定
実行する機能開発における優先順位を決定、いつ実行するかのロードマップを定義
モニタリングすべき数値(KPI/KGI)の定義とその監視、目標達成までの企画立案
複数部署での横断的なプロジェクトの進行、チーム形成、R&Rの定義
プロダクト開発における様々な問題を技術的な観点から理解し、エンジニアと協力して解決を図る
正木:世の中のDMPとは大きく異なる点がLINEの社内での利用を前提としたものという点でしょうか。LINEは、広告関連サービスとしていわゆるディスプレイ広告だけではなくLINE公式アカウントなども提供していますし、加えて LINEのファミリーサービスも非常に多くのバリエーションが展開されているので、それらをつなぐ重要な役割だと認識しています。
飯田:最近のトレンドでいうと、データを扱う事業部という特性上、世の中の法規制やプライバシーの動向の調査なども行い、ユーザーが安心してLINEを利用できるような企画にも取り組んでいます。
「データ」という領域が、今後のLINEの広告事業を発展させていく上で、重要なアイテムとして社内でも注目されていると思います。
LINEはデータ収集・活用の幅が大きい
中根:たしかに、今後の事業戦略においてデータの領域はとても注力されている印象ですね。
実際に飯田さんが他社から中途で入社されて、LINE広告のPdMならではと感じたことって何でしょう?
飯田:入社前に面談で業務についてはしっかりお話を聞いていたので、入社後のギャップを大きく感じることはなかったです。
改めて面白いなと思ったこととしては、広告プロダクトと各種サービスが大規模かつ多様に展開されているのでデータ収集・活用の幅が大きいなと感じましたね。
やりがいを感じることとしては、LINE広告事業だけでなく全社に関わるデータ事業をプロダクト面から支えていけることや、インターネット広告という技術的にも業界的にも変化が早い世界で仕事ができることです。
正木:データ管理や個人情報保護法など、世の中的に注目されている分野に関わることができることも、大変ですがやりがいを感じますね。
飯田:LINEならでは、LINE広告のPdMとしての独自性のある点としては、LINE社内で関わるサービスやプロダクトが多いため情報整理や意思決定までのプロセス、他チームとの合意形成をより丁寧に行う必要があるといったところでしょうか。
例えば、意思決定を迅速に行うため、グローバルメンバーとのコミュニケーションに際して相手が理解しやすいよう文章を丁寧に書く、事前の情報整理、準備をしっかりしておくなど当たり前といったら当たり前のことなのですが(笑)
あとは、「目指す世界」という広い視野と「現場のプロダクトの改善」という細部に注目する力、両方が必要だと思うのですが、エンジニアとの距離感も近く、プロダクトを開発し成長させていく仲間として同じ目線で話すことができる環境なので仕事はしやすいと思います。
LINE広告事業を支えるプロダクトとして進化させていく
飯田:現状は、今後より一層厳しくなるプライバシーに関連した法規制のプロダクトとしての対応が求められているのですが、データの収集と活用に止まらず、LINE広告事業を支えるプロダクトとして進化させていきたいと考えています。
正木:直近では、世の中的に高まってきているcookieレスに対応したデータとしての機能開発を推進していて、先日、ユーザーのプライバシーに配慮しつつ、企業のマーケティングの効果を最大化させる新たな手法のひとつとしてLINE Conversion APIの提供も開始しました。
「LINE Conversion API」
中根:データ関連の開発、これからもリリースが続くと伺ってますので楽しみにしてます!
飯田:「LINE」という世界の中で、統一した指標や行動の定義によるデータ収集、活用、可視化という大きなテーマのプロジェクトや開発が色々と進行していますが、まだまだ途中ですし、もっともっとやっていかないと、と思っています。
「デジタルマーケティングの1st choice」を一緒に目指しませんか
中根:最後に、現在メンバーを募集中とのことですので転職を検討されている方や、この記事を読んで興味を持っていただいた方々に向けたメッセージをお願いします。
正木:Business Platform Management 室では、データプロダクトマネージャー の採用を積極的に行っておりますので、ぜひ興味ある方はカジュアル面談やご応募を!
これだけ多くのデータを持ち、世の中の課題解決やマーケティング活用をしている企業はそう多くないと思います。
飯田:これから沢山の新しいチャレンジをし続けていく必要がありますので、「デジタルマーケティングの1st choice」を一緒に目指したい人、お待ちしております!戦略を考えるところから携わりたい方、ぜひ。
中根:今後、私の関わっているクリエイティブ領域との連携も増えそうで楽しみです!ありがとうございました。
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募集要項:データプロダクトマネージャー / LINE広告https://linecorp.com/ja/career/position/3705