つぶやき日記#29 ーアプリ導入労働時間控除もつけてくれなきゃ
確定申告の季節となりました。
昨年はインボイス制度の導入で、
数多くの会計会社が倒産、
というより
自ら閉鎖なさったそうです。
私の税理士先生は、
1月中に書類を提出完了させないと、
2月提出は料金1割増し、
3月提出は2割り増し、
と、提示なさっています。
やれやれ、1月は後、何日だろう。
せめて1割増料金で、乗り越えたいものです。
でも、
割増料金案は、悪いことだと思いません
インボイス制度導入で、
閉鎖が続出した背景には、
新しいシステムへの勉強時間を取られ、
しかも会計士の仕事は煩雑になる、
それでいて、
収入が増えるわけじゃなかった、
というのが多いそうです。
大変な一時期を乗り越えれば、
作業が時短で簡潔になり、
楽して収入が増える、
というのならまだしも、
そういう展望も
提供されなかったのではないでしょうか。
ま、対応できなかったのは
年配の小口経営者を顧客にもつ
年配の小規模経営の事務所だったのかもしれません。
こうやって年配者を淘汰していくのが、
国の狙いの一つだった、
とは思いたくないですけど。
でも、ここで年配と書きましたが、
本質的に問題なのは、
知識と対応能力で、
年齢は本来関係ないですね。
ITの変革についていけない年配者って
何歳ぐらいから?
ITの進化を考えると、
現状は、年齢による差が大きいのです。
つまり、私だって、
生まれた時からスマホやタブレットをいじって
大きくなっていれば、
今のZ世代と対等だったはず。
でも、
そういうものが存在しなかったんだから
しょうがない。
おっと、話がずれていますが、
確定申告の時期になると、
私なりに、
なんでもっと稼げないんだろう、
って考えるわけです。
で、
忙しすぎて仕事なんかやってられないから、
という答えを
都合よく導き出しました。
そう、
忙しすぎるんです。
何に?
身辺で必要とされる、自己責任の仕事をカバーするのに、
忙しすぎるんです。
つまり、
アプリとかダウンロードして個人情報をタイプして、
その結果、少しばかりのポイントとかもらいながら、
アプリを開設している会社の希望に沿った
IT社会のメンバーとして生きていくために、
やることが多すぎる。
本当ですよ。
どんなにZ世代の人がこういうことに優れていたとしても、
自ずと限界があるはずです。
まだ若くて、人生がシンプルだから、
大変だと思わないだけかも。
年齢が行って、
世話するものが自分だけじゃなくなった時、
つまり子供とか年老いた両親とかの分も
面倒見なければならなくなった時、
自分の頭ひとつで、
司令塔として全てを使いこなしながら、
お得感もゲットして
タイパも良好にやっていけますか?
例えば、
卑近な例ですが、
どこか都心の一等地にあるビルの
駐車場に停めて、
ビル内か近所でお食事したいと思った場合、
事前に、
そのビルが提供するアプリをダウンロードして、
個人情報及びクレジットカードを登録しておくと、
例えば7000円の消費で2時間駐車料金が只、
とかが多いのですが、
これを事前登録しておかないと、
下手すると出口で機械の使い方を間違ったり、
会計の時に駐車場タダ券をもらうのを忘れたりして、
結局、1時間1600円もする駐車料金を払った上、
そのビルのご利用者としての割引や
ポイントももらえないハメになる。泣きたい。
1時間1600円は、都心のパーキングの普通です。
東京都の最低賃金を、500円ほど上回ります。
人間として働くより、
駐車場になってた方が、お金が儲かるんですね。
って、嘘です。
人間は駐車場になれないですね。
駐車場経営は土地を持ってる
お金持ちだけに許されているビジネス、なのかも。
また、話がずれた。
ここで言いたいのは、
私がアプリをダウンロードしたり、
個人情報を入れたり、
アプリが使えるスマホの代金を払ったり、
スマホが使えるようにチャージした電気代を払ったり、
何より、これら一連の作業をするための
私の労働に対する時間と、時間給というもの、
これらは全然無視されているってことです。
だ~れも払ってはくれないんですよ。
ちょっとおかしくない?
いや、
アプリのセットアップが一月に一回ぐらいなら、
まだいいんですけど、
実際は、次から次へと、
自分たちが勝手に作ったアプリを送ってきて、
これをやっておけば、
あなたの得ですよ~と、
美味しい絵を見せておいて、
仕方ないから、
人生で1回か2回しか使わないかもしれないものに、
時間とお金と労力をかけている毎日。
忙しいんですよ、ほんと。
勝手に作ったアプリ、
と、言いましたが、
大半は似たようなものなんだけど、
でも、ちょっとずつ違うし、
あと、セキュリティシステムとかも違って、
各社バラバラに、
自分たちのやりたいように作ってるように感じる私は、
人とずれているでしょうか?
若者はなぜか、
どっか触ると前に入れた情報と同じものが
コピペできるようにしてあったりするけど、
私などは
不必要に高級で感度の良いスマホを持っているので、
間違ってどっか触ったら、
必要ない画面が出てきて次にいけなくなり、
「だれか、この画面を元に戻して!」
とか叫びながら作業することになるわけです。
助けてくれる人が周りにいない時は、
本当に大変なんです。
話はズレるんですけど、
こういう時の若者の助け方も、
本当に問題だよね
って、
お母さん同士で話してます。
どういうことかっていうと、
「これ、どうすればいいの?」
とスクリーンを見せると、
「あん?」
とかいってスマホを受け取り、
なんか3秒ぐらい、チャチャチャってやって、
「ほら」
とか返してくるんです。
ちゃんと直してくれてるんですけど、
でも、そういうんじゃなくて、
高齢のお母様が欲しているのは、
「いい?ここをこういう角度で触ると、
この画面に切り替わるから、
下からスワイプして・・・」
みたいに、ステップ・バイ・ステップ
で、説明して欲しいの。
それなのに、
「あん?」「ほら」
しか発さない、言葉の少なさは何?
しかもこの4文字の間だけ、
一瞬自分のスマホを手放すけど、
あとはずーっとスマホをいじってるの。
うーーむ。
あ、話を元に戻しますと、
この
「こっちが作ったアプリ
(またはシステムとかプログラムとか法規制)に従えよ」
的な態度は、
もう普通に蔓延してて、
インボイス制度への変更もそのうちの一つだし、
そのほかマイナンバーだとか、
PayPayとかと連携したマイナンバーポイントだとか。
でも実は、
全て対応の作業をするのは私なんですけど。
お金も労力もスマホ代もエネルギー代も、
全てこっち持ちなんですけど。
もちろん、
「そのお礼に、
ポイントやっただろう」とか、
「駐車料金ただ券が、スムーズに手に入っただろう」とか、
いうかもしれないけど、
そんなんじゃ足りない、って主張する自由がなかった。
それに、これと似たもので、
リモートで働く環境というのがあって、
リモートワーク、好きですけど、
でも、以前なら、
交通費とか、オフィス代とか、冷暖房費とか、
トイレの使用にかかる上下水道代とか、
必要な設置物
(ネット環境はもちろん、PCや机や椅子とかもね)
まで、
雇ってくれた会社が持つものだったのに、
これらを全部、
リモートワークしている人が
持ち出しで払ってるわけです。
会社によっては、金一封をくれるらしいですけど、
なんか、月に一万円も行かないことが多いみたいです。
社員扱いの人でも3,000円ぐらいが相場みたい。
光熱費高騰で、
電気代もすごいのに。
それに、ネット台とかを出してくれたとしても、
それの設置にかかる私の労働時間給が払われていない。
なんて考える私は超ケチでしょうか。
私の考える
払わられるべきリモートワーク手当は、
光熱費が5000円ぐらい。
だって、会社に勤めていれば
日中の光熱費は要らなかったんですから。
インターネット代補助3800円ぐらい。
使用スペース代24000円ぐらい?
または家賃の2割。
これは必要ですよ。
「住んでる家の一部でやってるんだから、
タダでいいだろう」、
と思っているかもしれませんが、
例えば家賃12万円のマンションの、
主となるエリアを労働に適した環境にして
日中はそのために専属使用しているわけです。
トイレも使うし・・・
それに、
スキャンやプリンターにデスク代なども、
ここに込めたい。
ということで、
私の考える
リモートワーク手当は、35,200円ぐらいとなる。
家賃が12万円の場合、ですけど。
そこに、できれば年齢給を加味してくれるといいなあ。
つまり、
生まれた時にすでに社会にスマホが行き渡っていた世代は
上乗せゼロ、
で、
一人一台スマホが行き渡ってた世代、
一人一台PCが行き渡ってた世代、
インターネットが導入されてた世代、
ファックスを使っていた世代、
社内OA化が進んで、部署ごとにコンピューターがあった世代、
コンピュータ言語を習わないとコンピューターに触れなかった世代、
社内にタイピスト部門があった世代、
とか、
学習にかかる時間に比例して
世代ごとに5%上乗せしてくれないと・・・
なんて、
自分がリモートワークしてるわけでもないのに、
余計なこと考えてないで、
早く確定申告終わらせなさいよ、
って自分で自分に言ってます。
フリーランスっていうのはリモートワークじゃないので、
元々、全て持ち出しなんですね。
あああ、でも、
自己責任の名の下に、
押し付けられる新しい労働時間。
これには名前をつけて、
控除対象とかにしてほしい。
「IT化対応学習導入控除」とかね。
あるいはもっと望ましいのは、
「スマホなどを所有して
アプリの使用などに参加する人に対して、
IT化促進学習労働費を月5万円供与」
とか、してくれないかなあ。
名前は「自己責任管理対応費」とかでもいいです。
そうすれば、もっと心穏やかに、
アプリやIT技術の習得と活用に、
向き合っていけるんですけど。
「これをやってる間も、お金は支払われてる」
と思えれば、
「なんでこんなことで、
私の貴重な時間を割かなきゃいけないのよ!」
という怒りを持つこともなく、
健康的に生きていけるような気がする。
のは、
きっと私だけ?
みんな簡単に、
サクサクと乗り越えているんでしょうね。
Photo by aicolumnwriter 様、素敵なイラストを拝借します。ありがとうございます。