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3週間、ホテル検疫しました。(コロナの頃)vol.#1 - Confined in The Hotel Room for Three Weeks of Quarantine

1.    香港のコロナ対策ーそれを知ってて入国してきた私 

Entering Hong Kong by Knowing Its Anti-Covid 19 Measure




前書き

Note に過去ブログの連載を載せるにあたって、


今年の感染症は、
インフルエンザもコロナも、
猛威を振るっているように感じています。

周囲を見ても、完全に健康、
という人があまりいなくて、
1ヶ月以上前にひいた風邪の後遺症で、
「お腹が痛い」「鼻水が止まらない」「咳が込み上げてくる」など、
収まりが悪いみたい。


そんな毎日の中、
人前で鼻を啜ったり、咳をしようものなら,
周囲がビクッとして警戒の視線を飛ばした、あの頃を
思い出しました。
今は大手を振るって「具合が悪いんです」と言える世の中に戻って、
良かった良かった、
などと、ひとりごちています。


コロナ対策も、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という例えの通り、
あの頃の騒動が
遠い過去の記憶になりつつあるようです。


当時、自分で開設したウェブに、
私なりに一生懸命連載していたのがコロナのレポート。
ウェブは管理不行き届きで潰れてしまい、
このブログも無くなりました。
が、思い出してみると面白い点も多々あるので、
Noteに連載させていただきたいと思います。


国によっていろいろな対処の違いがあったコロナ対策。
その国ごとに規定された要求に、
みんなができるだけ従いながら、
迷惑をかけたと後ろ指刺されないように気を使い、
迷惑な人に巻き込まれないように用心しつつ暮らした、
不自由で緊張した日々。
でも、全員で立ち向かったという意味では、
人々はある意味繋がっていたのかも。


不平を言わずには暮らしていけない私の文句で、
このブログに書いてあるいくつかの問題点は、
その後の香港の検疫ホテルから解消されました。
きっと私以外の人も、
たくさんフィードバックを送ったんだと思います。
ちゃんと聞く耳を持って対処してくれてたんですね。
その恩恵を受けたのは
私ではないですけれど。
でも、声を上げたら後続の人のためになった、
と勝手に解釈しています。
例えば、検疫用の部屋に、
掃除機と空気清浄機が備え付けになり、
SNSで情報を得てから検疫する人が、
自分で調理できる電子クッカーを持ち込んで
3週間を過ごしたり。

では、一応下手な英語訳もついているこの連載、
どんな体験だったのか、
第一回目をお楽しみください。

1.    香港のコロナ対策ーそれを知ってて入国してきた私 

Entering Hong Kong by Knowing Its Anti-Covid 19 Measure


香港のコロナ対策は、かなり優秀。2020年の後半から2021年の初頭は、二人以上の集会禁止、レストランは6時閉鎖などの措置がとられていました。スポーツ施設も全て閉鎖。ビーチが閉鎖だった期間もあります。人々はハイキングやトレッキングしか戸外でできる運動がなく、山道が混雑する始末でした。

Hong Kong's counter-corona-measures worked well. For quite a while during late 2020 to early 2021, gatherings of more than two people had been banned and restaurants had to close at 6 o’clock in the evening. All sports facilities were closed. Sometimes even beaches were closed. People could only do hiking and trekking outdoors, as a result the mountain roads got so crowded.


外国から入ってきた人は帰国者も含めて、当初は2週間のホテルまたは自宅検疫でした。

Those who came from abroad, including returnees, were initially quarantined at the hotel or at home for two weeks.


でも、自宅検疫というのは、実質意味がありませんでした。なぜなら、学校や会社、そして香港にたくさんある社交クラブなどが、「もし、2週間以内に海外から戻った人が自宅にいる場合は、あなたも2週間ここに出入りしないでください」と規定しているからです。

But home quarantine didn't make sense because schools, businesses, and many social clubs in Hong Kong have stipulated that "if anyone returns within two weeks from abroad resides with you, you shouldn’t come here for two weeks either.”


うっかり海外から来た人に会ってしまったり、そういう人に会った人に会ってしまったりした場合も、2週間検疫をさせられて、子供が学校へ行けなくなったり、夫が会議に出られなくなったり、というわけです。そのような状況を受けて、政府は、外から入ってきた人は自宅に戻さず、PCR検査が陰性の場合もホテルで隔離と決めましたl。

If you inadvertently meet someone came back from overseas within two weeks, or if you meet someone who meets them, you would be quarantined for two weeks as well, consequently, your child would not be able to go to school, or your husband would not be able to attend meetings. Eventually, the government decided people who came in from outside were not allowed to return their homes and were quarantined at the hotel even if the PCR test was negative.


香港ではしっかり感染者の住所を公表しますので、毎回申告が義務付けられているクラブの入り口には、感染者が居住もしくは出入りしたビル名が張り出され、知らなかったでは済まされないようになっていました。学校も、大半がオンラインでしたが、オンキャンパスで登校させるときは、周囲に感染者や旅行者がいないことの申請が義務付けられています。

In Hong Kong, the address of the infected patient was published, so the names of the buildings where the infected person lived or entered were posted at the entrance door of the social clubs and restaurants. The members were requested to declare that they are clean from the infected patients and can’t excuse you did not know.  Most days schools were held online, but whenever they open the schools on campus all the family members had to declare the travel history as well.


さて、秋口の第四波と、旧正月の人の移動を見込んだのか、入国者のホテル検疫は1週間延ばされて、3週間となりました。

In such a situation, based on the prediction of increase of the migration during the Chinese New Year following the fourth wave in early autumn, the hotel quarantine for immigrants was extended by one week up to three weeks.


3週間のホテル検疫、それを知っていたのに、日本から入国したのは私です。

Even though I knew it, I was the one who entered from Japan to Hong Kong.


次回は、成田空港から、検疫ホテルのチェックインまでについて、経験を記したいと思います。

Next, I would like to write about my experience from Narita Airport to check-in at the quarantine hotel.

Photo by snafu_2020様、
お写真を掲載させていただきます。ありがとうございます。マスクが外せず、飛行機にはその上、フェイスカバーやアイカバーをして乗った日々を思い出しました。



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リンゼ
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