アニメの変身シーンについて思うことがある
女児向けアニメでは、女の子が変身してめちゃくちゃかわいくなるアニメが多い。
そんな画面の中の女の子に女児は憧れるのだろう。
私はれっきとした女だが、幼少期からこの変身シーンが苦手である。
身支度を整える、着替える様子を見ることに私は抵抗感がある。最中は見てはいけないものだと鶴の恩返しという昔話にもなっているのだ。
着替えやメイクは見てはいけないような気がしてならない。
変身するという行為は通常一度服を脱ぐわけで…。
また昔のアニメや子供向け作品だと変身シーンが使いまわされる。いわゆる変身バンク(特定のシーンの動画を流用すること)だ。
男児向けアニメでも変身シーンはあるが、今回は女児向けアニメを前提に書いていく。
何度も使い回すのでそのシーンは大概作画の気合いが入っている。滑らかに動き、エフェクトもキラキラしている。
そして作画に気合いが入る、となると女の子の変身はえっちに描かれている。
えっちかどうかは人の感覚次第なのだが、私は幼い頃見てたアニメの変身シーンの女の子はえっちに感じて、なかなか目のやり場に困った。
ボディラインがキラキラエフェクトがかかり、女の子は目をつぶっていることがしばしば…。
大人がいるところで見るのになぜか緊張した。
(えっちだと思える感性があったのは大人びていたのか、そういう感覚が発達していたのか)
というのは私が大体小学生くらいまでの話である。
今より20年くらい前だと、一般的な女児アニメの変身シーンを性的に描くというのが許されていた風潮なのかもしれない。
そんな私が最近の女児向けアニメを見ると、変わらず直視出来ない感覚がある。
なぜならめちゃくちゃかわいいからだ。
女の子たちが笑顔で、時に画面のこちらに目線を向けながら変身する。
かわいい!と思う気持ちと恥ずかしさがある。
なんでこんな自分かわいいでしょ!!!ってアピール出来るのか。えっちではないが、見るに耐えない気持ちが込み上げてくる。
なぜか恥ずかしい。女の子たちの自信に圧倒されているのかもしれない。
そういった経緯と感覚があるため、私は変身シーンが苦手である。
女児向けアニメを前提として書いたが、私が見たことある男児向けアニメでも、変身シーンはえっちだと感じている。尻が強調されていた記憶がある。
変身シーンは製作者の癖が出るのだろうか。
そんな私が記憶に残ってる変身シーンは、コレクターユイである。
NHKで放映されていたのだが、やはりNHKたるせいかえっちである。
食事中に一緒に見ていた爺さんが「いやらしいー」とふざけて言っていたのが私の琴線に触れ、私は箸をぶん投げた思い出がある。
ようするに爺さんのお墨付きである。