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ファイアーエムブレムサイファに感謝を

ファイアーエムブレムサイファはファイアーエムブレムシリーズに登場するキャラクターたちのtcg(トレーディングカードゲーム)で、2015年6月に第一弾が発売した。

そして2021年3月末に公式サポートが終了した。

私はファイアーエムブレムサイファ (サイファ )を始めるまえからtcgで遊んでいたが、今までの人生で一番私に影響を与えたtcgであり、どんなことがあったか記したい。

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とりかかりは3弾の発売からだった。

ファイアーエムブレムシリーズはスマッシュブラザーズに出ている主人公キャラくらいしか知らなかったので、姉が勝手に用意したアイクとマルスのデッキで対戦していた(アイクとマルスはスマッシュブラザーズに出ているので知っていた)。

ルールは他のtcgと似ているところがあり、すぐに飲み込めた。

二人で対戦していてもだんだん面白く無くなってくる。そこで県内でサイファ の対戦会が開催されているショップへ姉と向かった。他のtcgもやっていたのでショップに行くという行動は難しくなかった。少しの不安や緊張はあったが。

いざショップに着く。いかにも個人経営のショップでやはり男性ばかりだが、

皆めちゃくちゃ親切にしてくれた。

フレンドリーで丁寧に接してくれてとっても嬉しかった。また来たいとも思った。しかし私の家からは遠く、車も免許も持っていなかったので移動が困難だった。

しかし親切な方が、ありがたいことにショップまで送迎してくれると申し出てくれたので、渡りに船ですっかり甘えてしまった。私たちは送迎につきお礼にパックを1つ奢ることでお願いしたのだ。

雰囲気の良いショップと送迎してくれる方のおかげで私と姉はサイファ に関してのモチベーションは高く、最後まで楽しめた。それは1つの要因であるのは間違いなく、そして大きい。

そうしてサイファ をプレイしていると様々なカード、つまりキャラクターを知るようになった。

丁度3弾に収録されたスズカゼというキャラを知る私。忍者でイケメンじゃーんくらいにしか思っていなかった。

せっかくやっているtcgなんだから元のゲームでスズカゼを拝もうとなんとなくファイアーエムブレムifをプレイした。

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それはそれは見事にファイアーエムブレムにハマり、スズカゼの沼に落ちていった。

シミュレーションRPGというシステムも私のゲームスタイルにあっていたため、もりもりとゲームを進め、私の推しはスズカゼになり、私はファイアーエムブレムにのまれていった。

その後も3DSからゲームに手をつけ、DS、GBAとできうる範囲でファイーエムブレムをプレイしていく。そして私はtcgからゲームへとファイアーエムブレムの1ファンになったのだ。これはなかなか例が少ないパターンだと思う。


そしてサイファ を始めて、行動力がついた。

いつもお世話になっているショップだけでなく、他のショップでいろんな人と対戦したいと思うようになった私は、やがて県内外のショップへ向かうようになる。

公式のイベントにも参加するようになった。他のプレイヤーはこんな感じで、それぞれスタンスも違くて、と学んだ。見聞もコミュニケーション能力も乏しかった私はおおいに成長した。

グッズを買いに初めてコミケへ行った。一人だったため、それはそれは大変だったが、コミケの恐ろしさを体感したのだった。しんどさと相まって良い思い出になっている。


SNSでファイアーエムブレムファンと繋がり、サイファ というtcgによって日々の活力を得ていた私。

6年という長いような短いような年月でサイファ にはたくさんお世話になった。

新弾発売前の生放送が楽しみだった。川出Pの笑顔が好きだった。

サポートの終了は衝撃があったし寂しさもあるが、個人的にはこのタイミングでの終了が引き際としてベストだと思った。インフレしつつあるカードパワーやtcgプレイヤーとファンの温度差、スタンスの違いなどが目立っていたからだ。何か大きな問題が起こる前に穏便終了できたと思う。


私の人生において、サイファ はほんとうに良い思い出ばかりでよかった。

サポートは終了してしまうが、カードもあるし対戦できる仲間もいる。

サイファ は私にたくさん宝物をくれた。


ほんとうにありがとう。これからも遊ぶよ。

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