はたらくFUNDの出資から考えるLincらしい持続可能な経営とは
Lincは先日はたらくファンドに仲間になって頂いた。
今回はたらくファンドに出資して頂いた最大の理由は経済性と社会インパクトの両立を支援してもらい中長期にわたり「持続可能な経営」を構築するためである。
はたらくファンドは少子高齢化、労働人口不足といった緊急の社会課題に着目し、「働く人」を中心に据え、子育てや介護等の様々なライフイベントを経ながらも「働き続けられる」環境作りと人材創出につき、投資の面からサポートし促進することを目的に設定された、経済的リターンと社会的インパクトの両立を目指すインパクト投資ファンドだ。
せっかくこの様な素晴らしい株主に仲間になって頂いたので、この機に今回の調達の経緯や、現在のLincの取り組み、Lincらしい持続可能な経営とはなんなのかを考えてみたい。
コロナショックにより、世界経済は現在、混乱の渦中にある。「あと数年はwithコロナ」とも言われる中、新型コロナウイルスと向き合いつつ、経営を止めないためには、Lincが「どういう未来を描くか」「解決すべき社会課題は何か」をより解像度高く定め、サステナブルなビジネスモデルを建設的に創造することが重要になる。
社会に目を向けると、少子高齢化により日本国内の多くの企業が人手不足に直面していることに加え、専門的・技術的分野における産業発展を促すためにもインバウンドタレントに対する需要と期待が高まっている。また日本政府も留学生の増加と卒業後の日本における就職率向上・定着支援を喫緊の課題と捉え積極的に推進している。
一方で、生活インフラの整備、大学受験、就職活動、就職後の定着など、ライフステージ毎に様々な課題がまだ存在する。はらたくファンドと議論を重ね、これらの課題解決は多様な働き方・生き方の創造につながると確信している。
我々はインバウンドタレントに対し、日本語力、学力・技能の習熟度合い、来日目的に応じた伴走支援を行うことで満足度の高い就学、就労機会を提供し、「自分らしい働き方の実現」と「多様な働き方を支える文化の醸成や仕組みの構築」を目指している。ただし、インバウンドタレント個人が「自分らしい働き方を実現」するだけでなく、「多様な働き方を支える文化の情勢や仕組みの構築」につなげるためには、企業の組織的変容や社会インフラ構築が必要であり、Linc単独での達成は難しい。
はたらくファンドはLincへの投資検討段階から、Linc の事業が社会に与えるインパクトを測定・可視化し、その結果を経営プロセスや事業戦略の見直しに活かす「社会的インパクト・マネジメント」の導入について経営陣と議論を重ねてきた。Lincの社会的インパクトの可視化は将来的な他社や行政との連携、そして各地域の自治体とのパートナーシップ締結に必要不可欠であると考えている。
現にLinc Studyでは日本全国150校を超える日本語学校様と戦略的業務提携をさせて頂いており、業界全体の協力・一致団結が生み出す強いパワーを実感している。
大事な部分なので再度強調するが、今回はたらくファンドと意気投合した一番大きな理由は経済性だけでなく「社会インパクトを最大化」させるというお互いの目的の一致だ。
そもそも何故Lincは社会性を重視するか、それは純粋に「社会を良くしたい」からだ。色々と考えたが結局これ以上でもこれ以下でもない。
一度切りの人生、せっかく生きるなら社会に少しでもポジティブなインパクトを与えたい。実際LincメンバーはLincのビジョンである「多様性と包容力溢れる社会の実現」に共感し、自己実現の場としてジョインをしてくれている。
また我々の理念は着実にユーザーにも伝わっていると考える。Lincのコミュニティメンバーはこの半年間で5万人近く増え、遂に20万人を突破した。最近特に25-35歳の若手社会人ユーザーの増加が顕著である。
Lincはそんなユーザーに対し「安心、信頼、帰属、幸福」を与えるべく、既存の進学支援サービスのLinc Study、採用育成支援のLinc Career事業に加え、今後は長期に渡り日本で活躍するために必要な生活関連支援サービスLinc Lifeも展開予定だ。
はたらくファンドの支援の下、Lincはこれかも国籍を問わず多様な価値観を持つ個々人が自分らしく働ける環境を構築し、インバウンドタレントの活躍に必要不可欠なプラットフォームを目指す。
最後になりますが、そんなLincの魅力や想いを外部向けに発信する広報PR担当責任者を現在絶賛募集しています!
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