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「~Living National Treasures~ #Ep33 いふ・あい・だい・やんぐをうたったぴ! (2020年7月)」


2020年7月。


先が見えないコロナ禍で、ライブを中心に活動するアイドルたちはとても苦しみました。



オンライントークなどで活動を続けますが、ライブをしなければあまり収益は得られません。



特典にマスクがつく時代が来るなんて誰が想像したでしょう。




たくさんの若い子たちがアイドルとしての終わりを考えていたかもしれません。



 
 
・・・さて、じつはとてもめずらしいタイミングで兄から手紙が届きました。


 ぺこらへ
 
今日は前回の投稿についてだ!
 
大沢・大沢「ひょっとして!俺たちは、夢の中で、入れ替わってる!?」ってどういうことだ!
 
コメント欄を見る限りウケは良いようだが、ちゃんと瑠夏さんの魅力を伝える内容を書きなさい!
 
じゃないとお給金はださないぞ!!

                   ぽこより




いや、そんな忠実にセリフを再現してないんだけどね・・・



「君の名は。」画像引用元:https://twitter.com/kinro_ntv/status/1585972906257158146



ま、私にとっても瑠夏ちゃんは大切な人だからさ。


ちゃんと書くことにするよ。





では今回、わたしの雇用主である兄「ぽこ」についてのお話をします。


 
彼はFRUITS ZIPPERに出会うまで、極めて悪い状況にありました。



 
しかし真中まなちゃんとFRUITS ZIPPERのみんなに出会い、その状況が大きく変わっていきます。


「2022年4月 FRUITS ZIPPER デビュー」画像引用元:https://natalie.mu/music/gallery/news/466778/1766794


そして紆余曲折の末、FRUITS ZIPPERの夢を叶えるため、そしてまなちゃんの生誕祭に来てくれる人を集めるためにブログを書くことを決めました。



 
X(旧Twitter)やtiktokなどはふるっぱーちゃんたちが自ら宣伝活動をしており、また登録者にはファンもたくさんいます。



 
よって彼女たちの存在を知る人がほぼいないnoteを選び、2022年の12月から投稿を始めました。




彼のブログは全50回。最後の投稿を終えた時点でのフォロワーは0人、もちろんコメントも0。


その内容が誰かに受け入れられて貰えてるのかも分からず、ひたすら孤独に書きつづけました。



ぽこブログ 最終回直後の週間結果



 
しかし、ある時そのブログは1人のふるっぱーさん(FRUITS ZIPPERのファン)の目にとまり、note内でも認知され、未更新にも関わらずビュー数は1ヵ月で10,000目前まで一気に跳ね上がりました。





皮肉ですよね・・・彼は真中まなちゃんの生誕祭に来てくれる人を集めたかったのに、注目されたのは生誕祭の後だったのですから。



 
しかしそんな彼が一切の迷いなく、月、水、金曜の週3回・0時の投稿ペースを一度も崩さず、4ヵ月間ずっと書き続けられた理由の1つには「瑠夏ちゃんの歌があったから」とのちに話してくれました。



 
そしてこの動画はその歌の1つです。



瑠夏ちゃんの歌を聴いてどう思いましたか?



 「プロなんでしょ?別にふつーじゃん?」



 「うまいねーって褒めてもらいたいの?」


いえ、このとき彼女は所属していたアイドルグループを卒業していて、肩書きのない人なんです。



 つまり一般人。



そしてこの歌は彼女が再びアイドルとして帰ってくることを待ち望み、SNS上で応援を続けてくれている人たちのために歌っているんです。


そして最も兄を支えたのは、コロナにより目の前にいる大好きな人の"名を呼べない"ファンと"名を呼ばれることのない"のFRUITS ZIPPERの存在でした。


もしもあなたが愛する人の名を呼べない、または呼んでもらえなくなったらどうでしょうか。


 
兄にとってnoteでの「コメント・フォロワー数」「誰かと繋がれない」ことなど鼻くそほどでもなく、制限のあるライブ会場で互いに応援を送り合うその人たちの想いや姿を綴り続けました。


しかしやがてそれは間違いであると気付き、多くの人と交流を持つ方がFRUITS ZIPPERを広めることに繋がると考え、「きゃてぃ」「わたし」にブログを引き継ぎ今にいたります。






さて、ちなみにブログを紹介して下さった方の呟きを見て兄はどうなったと思いますか?


ちょっと笑ってしまうんですがね。



その場で泣き崩れたんです。


その後もしばらくの間ずっと泣き続けていました。


「自分を救ってくれた人にやっと恩返しが出来た」と感じられた瞬間だったのでしょう。


人によっては家族や恋人だったりと様々ですが、大切な人のために起こす行動ほど強いものはないと、わたしは兄に教えられました。



今日はそんな彼を支えてくれた曲を紹介します。



もしもあの時、兄が生きることを諦めていたら。また、真中まなちゃんのブログだけで終えていたら。



わたしはnoteで仲良くしたり、けんかしたり出来るみんなとも出会えていません。


そして、兄の意思を受け継ぎ、このブログを書いているわたしにとっても大切な1曲です。



それではご覧ください。「The Band Perry」「If I Die Young」です。


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