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サイエンティフィックなアロマって?

アロマはおばあちゃんの知恵袋?

科学的なアロマセラピーってなんですか?と思われた方もいらっしゃると思います。

ハーブや芳香植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)は、昔から使われていますので「○○の症状には、この植物のエッセンシャルオイルが良い」というお話がたくさんあります。

しかし、科学的に「精油の中のどの成分が、どのようなメカニズムで、どういう作用をもたらす」か明らかになっているものは、巷にあふれるアロマ情報のほんの少しだけです。

つまり、おばあちゃんの知恵袋的に、経験的に使用されて蓄積された情報がほとんどなのです。

塗ったときのメカニズムは?

香りを嗅いだときの嗅覚のメカニズムについては、明らかになっています。
(ここでは割愛しますが、気になる方は検索してくださいね!)

それでは、塗ったときのメカニズムはどうでしょうか?
もし、お近くにアロマの勉強をしたことのある方がいらっしゃったら聞いてみてください。

「精油を塗布すると、精油の分子はとても小さいので、皮膚の真皮まで到達し、そこの毛細血管に入って全身を精油成分がめぐって作用する」

おそらく、このような答えが返ってくると思います。
血液に入るのはわかったけれども、その先はどのように?

どうやって炎症抑えるの?
どうやって皮膚が早く再生されるの?
どうやって毛が生えるの?

嗅細胞と嗅覚受容体


数は多くありませんが、研究されて論文発表されているものがあります。精油の中のある成分が、嗅細胞の嗅覚受容体(受容体番号もわかります)と結びつき、ある細胞が移動して、それによって創傷を治癒する。というように、細かいメカニズムが少しずつ明らかになっているのです。

嗅覚受容体は、鼻の奥(嗅上皮)にあるだけではなく、皮膚や腸などの鼻ではない部位に存在することがわかってきています。

これからは、科学的なアロマセラピーの時代

伝統的な使い方も間違いではありませんが、やはり科学的なメカニズムを知ることによってアロマセラピーによる事故が減りますし、正しくそしてその効果を安心して享受できると考えています。

そのためには、生理学、植物学、有機化学など多岐にわたる分野を学ばないといけませんし、業界としては各フィールドのプロフェッショナルの相互協力が必要となると考えています。

サイエンティフィックアロマセラピー協会

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