みなさんggって欲しいです(2012.03.29)
昨日、木下黄太さんの講演会に行ってきました。
【講演会の流れ】
講演会は、主にマスコミと学者の方たちに関してのオフレコ・楽屋話的な内容を語るという形式です。バンダジェフスキー博士来日からまだ時間が経っていないと言うこともあり、博士のエピソード・主張の紹介は多めです。
木下さんの立場は、基本的に「原子力発電推進派」と呼ばれる人たちから情報を仕入れることにしている、ということ。もちろん彼らが一番、情報量を持っているからですね。
「反原発市民運動」の中には、実際に低線量被曝による健康被害が発生したほうが自分たちの活動にとってプラスだと思っているとしか考えられない態度を取る人たちがいる、という話も興味深いと思います。
しゃべりにくくなるからと言う理由で録画・録音などは禁止です。この点は主催者さんから事前・講演開始前などにアナウンスして欲しかったですね。休憩を挟んで静岡県島田市における瓦礫試験焼却の結果についての紹介、質疑応答。
島田市の瓦礫焼却問題は、 3月26日の環境省との院内交渉 でも使用されていた資料についての解説でした。
【感想】
講演のはじめのほうで、木下さんがご自身のブログなどを見たことがない人はどれくらいいますか、という問いかけをしました。手を挙げたのは会場(募集定員は140名でした)の4分の1くらいでしょうか。講演者が何をしている人なのか、事前に調べない人がこれだけいる。まあ、知り合いに誘われて来ただけの人もいるでしょうからそんなものなのかもしれません。
質疑応答では事故発生後一年以上経過したのに、ベクレルとシーベルトの関係を理解していない、空間線量計の使い方を理解していない質問などが出てきます。「○○の件についてどう思いますか(お詳しい木下さんもそう思いませんか)?」という質問も多い。
木下さんは事故後一年で講演などの活動を終わらせる予定だったそうですが、バンダジェフスキー博士の助言に従ってあと半年継続することにしたそうです。私自身は、この会場に来てこの状況をつぶさに見ることができたことは良かったと思いました。