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夏美のホタル

昨日、森沢明夫さんの夏美のホタルを読んで、泣いてました。
泣ける作品とは分からずに、買ったんです。
先日ブックオフで森沢明夫さんのコーナーの脇のフランス書院さんの官能小説を見てるいかにも怪しい男の話しをしましたが、そのときに買ったのが、「夏美のホタル」と「大事なことは小声でささやく」…だったのですが、ようやく読了しまして、こんなに泣ける作品だとは思いませんでした。
泣くつもりはなかったんですが、わたしが知らないうちに、頬を伝うものがあって…「あれ…わたし泣いてる?なんでこんなに涙が溢れてくるんだろう」とびっくりしました。
話しを戻しますが、ラストのほうで良い言葉を発見して、やっぱ私が思っていたことに間違いないとつくづく考えさせられる言葉があったので、少し紹介しますね。

ここから⬇️

どんなに器用な人間でもな、成し遂げる前に諦めちまったら、そいつには才能がなかったってことになる。
でもな、最初に本気で肚をくくって、命を懸ける覚悟を決めて、成し遂げるまで死に物狂いでやり抜いた奴だけが、後々になって、「天才」って呼ばれているんだぜ。

ここまで⬆️

だから軽はずみに、天才天才とか書き込んだり、アップしてる人をみると腹立たしくなる。
あの人は、生まれながらの天才なんだよ。とか「天才」の意味を履き違えてる人ほど、自分には知性がないって言ってるようなものだ。
私的な解釈で、世の中の天才は、単なる努力家なんですよ。
それも簡単な努力家ではない。人より何倍も頑張ってる人が成功してこそ、初めて天才と呼ばれる。
始めからの天才なんて、この世の中に存在しません。
皆んなに天才としての才能が備わっているんです。やり方しだい、努力しだいでどちらにも転びます。
自分が天才じゃないのは、努力が足りないだけなんです。
最近の学会でも、天才の認識が変わったそうですよ。
生まれついての天才、持って生まれた天才などいないそうです。産まれた時点でのスタート地点の違いがあるのは、仕方ないことです。

先日のブックオフの記事⬇️

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