ライムショット!

空の酒瓶の望遠鏡!

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マガジン

  • アロマンティック・アセクシャル体験遍歴集

    ⚪︎アロマンティックとは他者に恋愛感情を抱かないこと ⚪︎アセクシャルとは他者を性的に見ないこと !非常に赤裸々に書き放っています(下に行くほどマトモになります)  読んで頂ければ助けになると思います !一部性自認が揺れる過程で無知の暴力と矛盾を振るっていますが、歴史として事実なので変えていないところご了承下さい

最近の記事

「あなたは自分の範囲をどこまでと定義する?」 って行動に大きく関わる

今日のバイトでは短時間で3回もミスをした。  しかしすぐデッカい声で「すみません!やり直す方法が分かりません!」で手早く修正して、「教えて頂きありがとうございます!」って答えた瞬間にケロッとしていた。 なんでも実直に振る舞うほど収束も早いのだ。  昔から事が終わると「やり方は学べたし無問題」でケロッとなる子供だった。そんな顔をしているから教師からコイツは反省してないと思われ、説教が長引いて不便だったが、余裕のコップを浅く見せれば深掘られないと気付いてからは素直さだけを出し

    • ノートぐちゃぐちゃ人間

       中学1年生、私の勉強人生が変わる出来事があった。  入学してすぐの定期考査に伴い、生物の教師がノートの内容も評価に含めるためにと回収した。  評価を終え、返却されるときのことだ。 「〇〇のノートって面白いね。」  教師の含み笑いを怪訝に思い、受け取った自分のノートに開いて重ねられていた他の人のノートを見る。と、HBの横書きで綺麗な文字がびっしり。  黄色のマーカーと赤のボールペンだけが、重要部分に線を引くためだけに使われていた。  顔にカッと血が昇った。  教卓から

      • 好きな音楽 遍歴

         珍しいことだが、私が音楽を環境音として以外で聴いたのはなんと中学生になってからだ。  それまでの音楽は、合唱と車内店内BGM、大晦日の音楽番組、猫ふんじゃったの速弾き自慢でしか認識すらしなかった。  朝に歌う合唱曲がリクエスト式になって、友達が持ってきたCDを片っ端からかけて盛り上がるのを何にも分からず眺めていた。結局千本桜になった。  好きなアニメ(銀の匙)のOP「オトノナルホウヘ」と、これ聞いときゃ可愛かろうと思っていた「つけまつける」は雰囲気で好きで、知っている

        • 詩 「空と洞窟」+関係のない日記

          空と洞窟 梢に溢れる渡り鳥 似たようなまだらが何百と 羽を磨いて春に発つ 毎年変わらぬ生態だ 魚も食えば虫も食う せせらぎの端に佇む一羽 水面に映った自慢の羽は 長さも幅も色もそこそこ 過ごす夏なんて決まっているのに 飛べる速さが競われている 彼には少しの自信があった 短い羽だが身体も軽い 大きな翼に大きな身体 鮮やかな羽の仲間もいたが 誰も羨ましくはなかった 青空の風だけ追っていた ある日突然飛べなくなって 見ると翼が折れていた 繕うほどに羽は抜けた 空が飛べたこ

        「あなたは自分の範囲をどこまでと定義する?」 って行動に大きく関わる

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        • アロマンティック・アセクシャル体験遍歴集
          18本

        記事

          どこかの健常者とか我々の敏感さとか

          外出先で熱を出したので暇になった。 文章の体裁は崩れるが、気にしない人は読んでほしい。 (考えていることが多い時、何から書けばまとまるか悩むだけ悩んで筆を折ることがあり、そうやって書きかけのノートが溜まっていくので、順序なんて気にせず書き上げてしまおう) 弟が自閉症と診断された。  以前書いた通り私はさす九生まれということで、祖母の「女じゃ墓守が務まらん、男孫が欲しい」を母親が「あんたに兄弟がいれば生涯寂しくないでしょう」と言い換えて作られたのが弟である。妊娠を繰り返した

          どこかの健常者とか我々の敏感さとか

          セクシャル探求、終わり

          MIXバーで(多分)一生分の【アセクシャルに言っちゃダメなこと】を食らったあと、しばし多様性という大きな枠組みを考えてみた。 多様性とは何か。 そう考えながら歩いていると先の信号が赤に変わり、人の流れが堰き止められる。 横断歩道の前には老夫婦が立っていて、その左に黒いランドセルの小学生がいる。その左では片足を自転車に乗り掛けた青年がスマホを弄っている。途端にママチャリを押す男性が私を追い越して立ち止まり、私が続いて後ろに並ぶと、背後に高校生の会話が近づいて止まる。  辺

          セクシャル探求、終わり

          ビアン主催のMIXバー(大賑い)

          ちょっと頭を冷やしたい。 多様な人と出会うというのは、色々な人がいていいんだ、自由に生きていいんだと考えることにつながると思っていたし、そういう人ならば私の自由を理解してくれるという期待もあった。それで機会があればコミュニティに参加することを選んだのだ。 それはそれは楽しかった。見た目も趣味も様々な人が立て続けに来店し、MIXの意味が分からないで来てしまったノーマルの人も受け入れてワイワイ騒いだ。私は明日が早いから抜けたが、今もカラオケを挟んでシャンパンを空けているのだろ

          ビアン主催のMIXバー(大賑い)

          アロマアセクが確定した

          本日、いや先ほど日付けが変わったが、ディスコードを使って当事者の方々と話した。 呼んでほしい名前とセクシャルを含めた自己紹介のあと、好きな話をゆるく雑談するやつだ。 私はいつも周りの空気を皆が楽しい方に引っ張っていきたくて、話に無自覚な脚色を散りばめる(いわゆる問題ない程度の話の盛り方。みんなやるよね?)。今回も多分それが働いて、共感力を第一に話していたつもりだ。 だがしかし、それを発揮してもなお恋愛が分かっていなかった。 私が恋愛に言及するごとに変な空気になっちゃっ

          アロマアセクが確定した

          哲学クンの自己分析、収束

          Twitterの添付で検討メモでもある。 お互いが無理のないカウンセラーになる、なりに行くのが多様性コミュニティの参加なのかな 私の言ってることどれだけ正直になっても6割嘘だ、今でも4割しか正しく伝わらないのに、大人になるにつれもっと人格は複雑化して、なるべくそれを気遣うために常識があるんだ 居心地の良さってなんだろう コミュニティの極点って多様性コミュニティかもな 全てのコミュニティは空間だけあっても仕方なくて、人が自分を受け入れてくれる安心が必要で、お互いの無理のなさ

          哲学クンの自己分析、収束

          多様性をベースとしたコミュニティの二次会

          初めてのセクシャルマイノリティの集まり。 カフェで二次会したら体調を悪くして帰ってしまった人が居た。 社会の大多数、多少無理をすることを前提とした集まりは、みんなが自分を抑制して敬語で話すから円滑にいくものだ。 個々を尊重することを認識のベースにする場所には、それを受け入れてくれるはずだと全員が無意識に期待する。自分を押さえつけなくてもやっていける場所なんじゃないかと、悪い言い方では尊大な姿勢になる。 多様性を主題に置いたコミュニティは、その尊大さを受け入れて足を伸ばす

          多様性をベースとしたコミュニティの二次会

          「人のため」は私のエゴで

          就活が上手くいかない。 試験もシートもディスカッションも通って、人事との最終面談まで行って落ちる。本当に好きな会社なのに、人事が私のことを深掘りしてくれないから、浅い話をなぞって時間切れになる。 最後に何か一言、と訊かれたらこれまで話せなかったことを一気にぶちまけて、これは落ちたなと思って退出する。  気持ちの準備をしたところで、本当に落ちるとしっかりショックだ。 最近学食で相席になった社会人の方に誘われて、老若男女混合サッカーをしてきた。チーム戦で絆を深めた先輩方と帰

          「人のため」は私のエゴで

          一晩寝かせて悟った話

          恋愛、悟っちゃった。 この世に恋愛感情はなく、性欲と友情の間なのだと思ってきた……だから性欲のない私には友情しかないんだと。それでも、どこかでまだ良い人がいないだけとか、経験を積めば慣れてくると考えてしまうことがあった。 同じアロマンティックの人にはアスペルガー持ちなど、人の感情の機敏が分からなかったり、共感が難しいという身体の理由がある人がいる。同時にHSPの診断を貰っていて、気疲れしたり、接触が苦手だったり。 私だって人と過ごせば気疲れする。でも、精神的なテストを受

          一晩寝かせて悟った話

          【詩】ギフトカード

          ギフトカード 忘れものみたいな夕方を渡る 河のベールで幕が引かれる すっきりとした水たまり こっそり軽く飛び越えて 今日はあなたの誕生日 何も見繕えなかったな 昨日の夜から考えて 言葉のかけらだってひとつも あなたに何が似合うのか 出来るだけ残して見返してほしくて 色も飾りも香りも試して 翳らせることしかできなかった ろうそくを吹き消す商店街 ぽつりと点った青果店 本当は何を渡しても それだけ分かれば果たせることを 信じていて憧れて 好きなところも沢山あって 知って

          【詩】ギフトカード

          詩 「ユリヲチラス」「結う」二編+あとがき

          「ユリヲチラス」 「正義感が強いです 嘘は絶対につかないです 謙虚です」 黄色く透いた空に蒼が垂れ込めて 星がキンと鳴る六時半 前照灯と信号でできた 生温い河に浸って歩いた 誰かのために何が出来るか? 考えたって思い直して しまって 知識と金と体力があれば 独りよがりでも良いんだ 無力だ テレビが口にする運命も 本が胸を張る使命も 結局は運だろって「出会いがありました」なんて いい笑顔だよな 大人になるにつれて 猶予されていた責任の波が すぐ後ろまで迫っていて

          詩 「ユリヲチラス」「結う」二編+あとがき

          別れたあとも未来は続く

          期末試験が終わったら別れ話をする、と決まった。 あの後逃げたまま飛ぶと思っていた元カレから、ちゃんと約束していた1週間後に連絡が届いた。 「月末は忙しいから、8月になったらまた会おう」 私も今月末は試験があって、8月を過ぎたらインターンと留学で忙しくなる。話す機会がそこしかないのは同じだった。 これまで自分が言う側だったのが、初めて人から「友達になろう」と言われたのが1週間前。恋愛をしなくても良い状態に初めて悩んだここまでの期間、私はどんな失恋ソングにも説明出来ない感情に満

          別れたあとも未来は続く

          友達に相談してきたぞ!

          私は悩み事は1人で抱え込まないタイプだ。 友達に相談したら「好きって言ってもいろんな形があるし、尊敬できないと人を好きにはなれないと思うし、だからーの好きは何も問題ないと思う。」と言われた。 最高の友達だ。 「私はその人を尊敬して、今何をすることで相手とどんな未来を過ごせるのかを最終目標にしていて、性行為とかロマンスは目的じゃない。」と説明したら、自らの恋愛経験も交えて当たり前みたいに肯定してくれた。 「ーは家族愛とかを大切にしてそうだから、そういう得意なやり方に価値観が

          友達に相談してきたぞ!