【留学体験談】中国でスマホが一切使えなくなった話

オーストラリア留学へのトランジットで丸一日広州に滞在した際、スマホのモバイル通信で酷いトラブルに遭った。

日本を出るまでにAUからahamoに乗り換えて、留学の始め15日は快適な海外ローミング生活をする予定だったのだが、手続きが滞ったようで間に合わず、海外でahamoへのキャリア変更手続きをしなければならないことに。

キャリア変更手続きにはWi-Fi環境が必須だったため、トランジットの中国の空港やホテルのWi-Fiで切り替える予定にしていた。すぐに切り替えられるはずだったので、無料だった500MBの中国eSIMを導入して行ったが、なぜか空港のWi-Fiで普段使うアプリに繋がらない。

ホテルに行けば解決すると思いホテルWi-Fiでやってみたがやはり同じ。

そんなこんなしていたら、eSIMの500MBを使い切ってしまい、さっきまで以上に何にもアクセスできなくなってしまった。
恐ろしいことに、eSIMを追加購入しようとしてもeSIMのアプリに接続することができない。

ここでやっと事の重大さに気づき、絶望。
eSIMがないせいでeSIMを買うことができないためスマホが文字通りただの板になってしまった。

日本人を見つけてテザリングかポケットWi-Fiを借りる作戦(日本人に会えず失敗)
翻訳アプリも使えないので一旦writing

ホテルのフロントに助けを求め、英語が通じない現地スタッフが翻訳アプリを使いつつ対応してくれた。スタッフによると、中国のWi-Fiでは中国のアプリ、デバイス以外使えないよとの事。

頼みの綱だったWi-Fiでほとんど何もできないことがわかり、両替アプリ、検索アプリ、翻訳アプリ、LINE、YouTube何も使えないし、使える中国製アプリをダウンロードすることもできない…

ホテルスタッフに、SIMカードを空港で買うことができると聞いて、送迎バスに乗って空港に戻ってみた。

しかし、空港スタッフも英語話者が少なく、通訳アプリを使いつつ、英語ができるスタッフが出てきて根気よく対応してくれた。いくつもカウンターを渡り歩いたが、売られていたSIMカードは180元(4000円弱)の130GBのものだけ。
他のオプションはないし、中国でeSIMはないよとのこと。
1日しか滞在しないのに130GBもいらないよ!!!

1日だけだし、ただの板と過ごすことも考えたが、留学先とのメールやahamoへの乗り換え、日本の友人との連絡、eチケットの提示など流石に回線が使えた方が良いと思って、説明を何度も英語で聞き返して要点を掴んだ上でSIMカードを購入した。

SIMカード代とは別に通信料が取られたり、自分で解約しないと知らないうちに請求が貯まるのが怖かったので何度もそれを聞き返したが、その時対応してくれたスタッフさんは頑なに翻訳アプリを使わずに、balanceというワードを多用して説明してくれたので非常に難しかった。
恐らくSIMカードのプランの中に、100元分のチャージがされていて、それが使いきられたら自動で解約されるから心配しなくて大丈夫、1ヶ月後にもう一度中国に来る時にこの番号に電話してSIMカードを使わないと、そのチャージが使えないから勿体無いよってことだと理解した。

すごく疲れたけど実践的に英語を喋って聴きまくったので少し充実感はあった。
痛い出費だけど致し方ないし、そもそも中国南方航空のサービスでトランジットホテルが無料になっていたので、ホテル代と考えれば悪くないかも。

結果的にはその夜に日本の友人と大事な連絡をして、ストレスなく中国滞在中は通信ができて、次に行くマレーシアで使えるeSIMを購入し、翌朝サッカーの試合を視聴できたので契約した意味は十分にあったように感じる。

注意点として学べたことは、海外ローミングが使えない状態でeSIMを使い切ると詰みかねないことと中国のWi-Fi、モバイル回線のファイアウォールが恐ろしいことだった。
回線的な問題で旅行先として中国の苦手意識ができてしまった。逆にスタッフとの積極的なコミュニケーションをして英語に自信が少しついたのは良かったと思う。

おまけ
SIMカードを買うために両替したお釣りが40元(800円分くらい)あったので空港で中華を食べて帰った。
店員さんに40元しか現金がないことを伝えたら、売り切れてないメニューからチャーシュー麺をおすすめしてくれた。
美味しくて優しい味で満足感は高かった。

いいなと思ったら応援しよう!