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【映画感想】すずめの戸締まり
要石(かなめいし)のような人っているな。でもみんなから誤解されてるのが悲しい。
今日アマプラで「すずめの戸締まり」を観た。この映画には厄災を封印する要石が白ネコとして登場。そして主人公のすずめは白ネコのあとを追い、厄災を防ぐために日本中をはしりまわる。
ことのはじまりは土地に打ち付けられていた要石を主人公のすずめがうっかり外してしまう。すると要石が白ネコの姿になり日本中にトラブルがおきる。はじめは白ネコをワルモノだとおもっていたすずめだが、実は手助けしてると気づく。
この映画では厄災を封印する要石がキーになる。でもこれって現実社会でもおなじだと感じた。例えば会社にはトラブルを敏感に察知して防いだり、ミスをさりげなく気づかせるような人がいる。この手のひとは直感がするどく、また長い目でものごとを考える特徴がある。
ところが最近このような要石タイプのひと(要石さん)を見かけなくなった。なんなら見掛けても誤解されたり不当な評価をうけているケースも多い。そのような場合要石さんは会社を去り、追い出した会社は大きなトラブルに見舞われ、あれよあれよと崩壊。
映画に登場する白ネコも主人公に誤解されると弱り、反対にその貢献にきづいてもらえるとパワーアップする。これなんかまさに会社にいる要石さんもおなじで、あまりにも理解者が少ないと弱ってしまう。というかちからを発揮できない。
そんなふうに考えると日本人がすずめのような感性を取り戻すことが、日本社会を復活させるカギなのかもしれない。