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日本兵を愛した慰安婦 ムン・オクチュ

ワニ皮のバック、フランス製のコートにハイヒール。こんなおしゃれな格好でサイゴンの街を闊歩した。いま思い返してもなつかしく、得意になってしまう。

これが慰安婦の証言です。

はじめに

「慰安婦問題」を簡潔に説明できますか?
ときどきニュースになる慰安婦問題ですが、なにが問題なのかよくわからない。そこで慰安婦問題とは何か。さらにそれらは真実なのかを検証した。

【参考図書】



慰安婦問題とは

日本軍が朝鮮人女性「20万人を強制連行」し「性奴隷」にしたと韓国側が主張。またそれを理由に「日本政府に対し賠償金を請求」している問題。
※強制連行とは、正当な理由なく力ずくで連れ去ること
※性奴隷とは、人権や自由を奪い性利用すること

強制連行は本当なのか?

▼主人公の出生

本書の主人公「文氏」は、朝鮮人で日本軍の慰安婦である。彼女は大邱(テグ)の出身で、姉が身売りされるほど貧しい家庭環境で育つ。

▼当時の朝鮮情勢

女性がお金を稼ぐためには、家事の手伝いや芸者以外には売春しかないとしるされている。このことから当時の朝鮮は貧困であり、女性が働きお金を稼ぐことが困難な社会であったことがうかがえる。

▼朝鮮人による売春のあっせん

文氏は2度も朝鮮人にだまされ、海外へ誘導されている。誘い文句としては「飲食店での手伝い」。しかし実態は売春させるための嘘である。このことから朝鮮人による悪質な売春のあっせんが横行していた様子がうかがえる。

▼大人気だった日本軍

悪質な朝鮮人業者が女性をだますために「日本軍の食堂手伝い」と嘘の募集をかけた。その結果応募が殺到。著書のなかでも「朝鮮人は先を争って日本軍の軍属を希望した」と記されている。20万人の女性を強制連行するような危険な軍になぜ多くの女性が殺到するのか疑問である。

慰安婦は性奴隷なのか?

▼性奴隷の表現は不適切

理由は次のとおり
・異例の高額報酬
 →家が20軒以上建てれるほどの高額報酬

・休日があり高額な買い物や送金まで許可
 →「ダイヤモンドの衝動買い」「ワニ皮のバック、フランス製のコート、さらにハイヒールを履いてサイゴンの街を闊歩した。いま思い返してもなつかしく、得意になる」と記されている。

・公平な裁判
 →日本軍人を刺殺して裁判がおこなわれている。しかも結果は無罪であった。

・兵士と恋愛
 →「兵士と再会し、抱き合って喜んだ」と記されている

・帰国を自らの意思で拒否
 →帰国命令を無視して、自らの意思でサイゴンに残っている

女性がひとりで闊歩できるほど治安が安定。さらに帰国を自らの意思で拒否。以上のことから「20万人の強制連行」と「性奴隷」の主張は理解しがたい。

▼朝鮮人への差別

一部の軍人や日本人看護婦による差別発言や陰湿な嫌がらせが見て取れる。その反面、文氏の軍人刺殺や看護婦への暴力に対し、公平な裁判や聴き取りが行われ無罪としている。以上のことから差別については個人差が見て取れる。

▼文氏の要求は貯金残高の補償

文氏が日本政府に訴えているのは貯金残高の補償である。慰安婦にされたという理由で賠償金を請求しているわけではない。

日本政府への請求は誤り

▼ねこばばされた戦後補償金

戦後、日本政府から韓国政府へ無償資金が提供された。その目的は韓国人への個人補償(未払賃金や貯金残高の補償)である。なので韓国政府は、国民にたいし資金を受け取ったことや補償範囲を説明し、速やかに支払いをする義務がある。ところが韓国政府はこれらを怠っている。その結果、文氏も「この事実を知らなかった。」と記している。

これらの事実を踏まえると、韓国政府は受け取った補償金の存在を韓国国民に隠し、「ねこばば」したことになる。

まとめ

文氏は性奴隷ではなく戦場売春の要素が濃い。理由は高額報酬や恋愛、公平な裁判が開かれていた。また帰国命令を自ら拒否していることから、人権や自由があったことはあきらか。

日本軍による強制連行はなく、朝鮮人による悪質な売春のあっせんである。本文にも朝鮮人にだまされたことが記されている。また日本軍のもとで働くことを希望する女性が多く、「先を争うほどの人気ぶりであった」と記されている。以上のことを鑑みると20万人の強制連行には信憑性がない。

文氏の訴えは貯金残高の補償である。慰安婦体験への賠償ではない。

文氏の貯金残高請求の相手は、日本政府でななく韓国政府である。理由は日本政府が個人補償目的で韓国政府へ無償資金を提供している。よって韓国人である文氏の財産については全て韓国政府へ請求すればよいのである。

本書を読み進めるにつれて、当時の状況を知りえることができた。貧しい時代ながら必死に生きた文氏。辛い思いもあっただろうが日本を恨んでいるとは思えない。むしろ「おもい返すとなつかしく、得意になってしまう」と語る一面すらあった。

※注意
慰安婦支援を自称する団体には疑問を感じる。細かいことには言及しないが2023年に団体の代表が横領で逮捕。支援団体の真の目的はなにか?本当に慰安婦の真相究明なのか?はなはだ疑問である。

▼文氏へのお礼

当時の希少な証言をしてくれた文氏にはお礼を申し上げたい。そして「慰安婦=かわいそう」という偏見をもつ方々が公平な目で理解を深めることを願う。セックスワーカーへの一方的な哀れみはやさしさではないのだから。

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