みんなは何歳まで生きる予定?
その頃は父親の両親が亡くなったことも重なり、死についてすごく考えた時期でもありました。
その時の自分は未来が見えず、学校に行かなきゃいけないと思いつつめちゃくちゃ学校で嫌な思いをしたので絶対に行きたくないという葛藤があってとてもしんどかった。
友達と交換日記をしようと思って買ったミッキーの可愛いノートに、その時にふっと怖くなった両親の死についての恐怖をめちゃくちゃに書き殴って大号泣しました。
学校に行くか行かないか、高校に行くか行かないか、どちらも選びたくなかったけどどちらかを選ばないといけなかった。
このままずっと実家にいるかいっそ実家を出て自立するか、どちらも選びたくない現実でしたが、どれかを選ばないと先には進めませんでした。
どう考えたって両親の死はあっていいわけないのに、いつかは受け止めないといけない日が来る。当時の私にはとてつもない恐怖と喪失感でしんどかった。
今は地元を離れて色んな経験を経て旦那さんと結婚し、可愛い娘にも会えた。自分のどんな選択にも自信を持って前向きに生きていきたい反面、いつかは訪れる別れ。
娘が生まれる前から、いつかは旦那さんが死んでしまうと思いその時のことを思ってたくさん泣いたことがありました。コロナもあったので、急にパッと人が亡くなってしまうことがすごく身近にありました。
去年は自分が命懸けで娘を出産して、産後は出産が怖過ぎてトラウマになってしまい心身に大ダメージがありました。今は何とか乗り越え元気に楽しく生きていますが、そのダメージが癒えないまま胆石の発作が起こり何回も入院して何回も救急車に乗った。何回も手術して、何回も死を考えた。病院の先生からしたら胆石ぽっちで死を考えるとかおかしいって思うくらい大した病気じゃないみたいなんだけど、いやいや産後のボロボロメンタルの私にはとてもしんどすぎて苦しかった。
たくさんの出来事を乗り越えた今、娘っちの成長に毎日幸せな気持ちでいっぱいのなか、ふっと星野源さんの光の跡が流れてきて、そうだ今度は娘っちが私の死を悲しむ番になってしまったのかと神妙な顔をしていたら娘っちが悲しそうな顔で私を見ていた。
私は陽気な中学生なので、普段はこんな大人な部分は娘っちには見せていません。いつも陽気で変なことやってる母ちゃん。
娘の成長が嬉しい反面、私は娘の人生を最後まで見届けることができない。もちろん先にいなくなってもらっては困るので、私が先にいなくなるしか選択肢はないのですが、どうにかなりませんか神様。
なぜこんなにも毎日幸せな日々を送って綺麗な心で毎日笑い合っているのに、突然心が引き裂かれるような思いをしないといけないんでしょうか。
考えすぎるとキリがないので、そうそう私は何歳まで生きるつもりなんだいと思って考えるのを辞める癖をつけました。そうじゃないと外にも出れないし明るく毎日生きられない。未来に期待をして娘を出産するなんて絶対にできない。
怖いけどさ、しんどいけどさ、まだ命は続きそうだから前を向いて生きていかんとね。娘っちが大きくなったら旦那さんと3人でバンドやるんだ。
星野さんのこの曲は、答えがあるようでない。この曲の歌詞には共感する部分がたくさんあって、なんでなんだろう…答えはどこにあるんだろう…日々を生きなきゃって感じで、そんな心境を形にしたのかな。音楽ってすごいね。答えがなくても
それが形になるんだね。
最後にニセさんがふざけてるのがまたいいね。