和風中華そば
いがちゃらむ第85号
(2014年8月23日(土))
今日は「和風中華そば」のお話しです。
和風の中華そば?何だそりゃ!
和洋折衷・・・日本風と西洋風の様式を
一緒に取り入れること。料理では和風と
洋風の特徴の両方を程よく取り入れるこ
とをいいます。
代表例としては、和のあんこと洋のパン
を取り入れたあんパン。
マグロを使用したカルパッチョが有名。
和中折衷という言葉はありませんが意味
合いとしては、同じようなものです。
和風中華そばは、こちら大阪の私鉄沿線
駅そばのパイオニアのメニューです。
いつからあるメニューか、調べてみまし
たが、わかりませんでした。
うどんのお出汁と天ぷらに中華麺、意外
に合います。きっと、つるつるした中華
麺が良くないんです。うどんやそばに近
い食感にすれば、大ヒットも間違いない
のですが。必要以上に中華そばを意識し
ているのでしょう。和風中華そばは昔な
がらの醤油ラーメンの麺に近い感じでは
ダメなんです。
今回、和風中華そばになぜ魅かれたかと
いうと昭和50年代、田舎のうどん屋の
メニューにあったのです。
これとほぼ同じ和風中華そばです。
まずお出汁に入れる麺を選びます。
うどんか中華そば?
ここのそばは日本そばではなく焼きそば
の中華麺だったのです。
更なるオプションとしてスルメかアオエ
ンドウの天ぷらをのっけてくれます。
さきいかではなくて、スルメいかを
天日干ししたするめなので硬いのなんの
熱熱のうどんの出汁でふやかして食べる
のですが、手強いなんの。
顎を鍛えるのには持ってこいの食べ物で
した。でもおいしかったのです。
天ぷらはあくまでもオプションでした。
青ネギと刻んだ油揚げとかまぼこだけの
シンプルなものでした。私は迷わず中華
そばとオプションの天ぷらはスルメを選
びました。決め手はゆで卵です。ゆで卵
はテーブルの上のカゴに積まれていまし
た。これの皮をむいて、和風中華そばの
上に乗っけて、熱熱のお出汁であたため
ていただきました。最高です。
さて話しをもとに戻します。
7月の週末は晴れ間があれば大阪の市営
プールを探してめぐり歩いていました。
プールからの帰り道、駅のフォーム横に
ある駅そばで燃料補給をしていました。
定番のきつねうどんは、無論、ご紹介し
ている和風中華そばは、プールで汗をか
いた後だけにお出汁もふくめ完食でした。
こちら大阪の私鉄沿線、駅そばのパイオ
ニアは、旨い、早い、安いをコンセプト
にしていて、安いからと言って手抜きは
一切していないそうです。
ちなみに和風中華そばの本場はJR姫路
駅の「えきそば」だと思います。これは
他にない。実家のある津山は汽車(ディ
ーゼル車)で姫路とつながっています。
きっと、うどん屋のおばさんがえきそば
を持ち込んだのだと思います。えきそば
を食べたのは、小学校2年生の夏休み、
家族旅行で、奈良に行った時、姫路駅の
えきそばを食べたのが初めてだったと思
います。大仏殿の柱くぐりは、抜け出せ
なくなったらどうしようかと思いながら
くぐりました。奈良公園では雷雨に見舞
われたり、鹿せんべいを鹿に食べさせる
のが嫌だったり、ホントに小心者ですね
今は廃墟と化している奈良のドリームラ
ンドにも連れていってもらいました。今
でこそ、プールで泳ぐのは平気になりま
したが、当時は水がコワくてコワくて。
奈良はコワいなって記憶が残っています
今回のお題は
「和風中華は、姫路のえきそば」
今度、食べに行くぞ。
ごちそうさまでした。