59.日本が独立・自尊の国になるためにー直接民主政と間接民主政

昨年令和6年秋の石破総理の解散総選挙により、自公の与党は過半数を割ってしまった。その間隙をついて飛躍したのは国民民主党。従前の4倍増の議席をものにした。衆院で28議席。国民民主が提起したのは手取り額の増加、いわゆる178万円の壁だ。

しかしいつの間にか「財源」はいずこにありや? ということになってしまった。

いわゆる間接民主政というのは、有権者の意を汲んで議員が政策の方向を示し、官僚がそれを実行しなければ機能しない。未だその道は遠いようだ。

通常国会が始まった。三月末までに税制等をめぐってどんな議論が交わされるのだろうか?

「失われた三〇年」によって、日本の間接民主政が「完成」してしまったかのようだ。あたかも「支配者層と被支配者層」とが固定してしまったかのように。

「戦後レジームからの脱却」とは何なのだろうか?
 (つづく)

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伊藤博峰
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