31.日本が独立・自尊の国になるためにー温故知新
温故知新とは、「昔の事をよく調べ、新しい物事に適応すべき知識・方法を得ること」(新明解国語辞典第6版)をいう。
徒然草の序段はこうだ。
「つれづれなるままに、日暮し、硯に向かひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」
(現代語訳)
「これと言った仕事もなく、朝から晩まで、パソコンに向かって心に浮かんでは消えてゆく面白おかしくもないことどもを、書き連ねていると、居ても立つてもいられなくなる」
現在の事象も古いことを調べると、適応すべき知識・方法があるということのようだ。
自公の連立政権が首班指名選挙に臨みます。晴れて石破首相が総理大臣に指名された場合に戦国武将がアドバイスしてくれました。
豊臣秀吉は20万人の大軍をもって、関東の雄北条家を攻めます。秀吉は言います。「小田原の陣にやって来い。そして帰順せよ」と。
その間、東北から虎視眈々端と天下を狙らっていた伊達政宗は悩みます。
「帰服すべきか、帰服するにしても何騎を率いてゆくか、それとも迎え撃つべきか?」
政宗の心は揺れたに違いありません。
凡将なら、英知を集めるという名目のもとにお家の一大事について、家来の意見を求めることでしょう。
しかし政宗は誰にも相談することなく、一人で「秀吉に帰順する」という大事を決断します。そして10騎あまりを連れて(大軍でないのが重要)秀吉の下に行きます。
石破首相も総理に選出されても茨の道でしょう。内外ともに決断しなければならない場面が出来します。
伊達政宗にならって、取り巻きに図らずお一人で決断することです。
温故知新ですね。(つづく)
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