チコちゃんの成長日記 VOL2
前回の投稿から1ヶ月も経っていました。
ということで、この1ヶ月、チコちゃんはどうしていたか、書きたいと思います。
1ヶ月前、初めての検診に行き、少し小さいと言われたチコちゃん。
2週間後の検診では、少し大きくなっていて、心臓がパクパク動いているのも確認できました。
ただ、心音としては確認できず。
少し成長がゆっくりなんだね、もう2週間様子を見てみようと先生から言われていました。
そして運命の2週間後が昨日でした。
2週間、つわりもしんどくて。。。
心のどこかで、きっと大丈夫だろうと感じていました。
そして昨日、診察予約としては最後の時間枠に予約して、とても緊張しながら受診、診察台に上がりました。
エコーが入り、画面に映った子宮の中には
まだ確かにチコちゃんのお部屋はあるものの、チコちゃんの心臓は動いておらず、身体も見えにくくなっていました。
先生も何も仰らず、診察が終了。「一度中待合でお待ちください」と。
あぁーやっぱりかぁというのが素直な感想で。
中待合で、すぐに主人に
‘ごめん、チコちゃんダメだった‘と連絡を入れました。
再度先生から呼ばれ、診察室に入ると
「今回のお子さんは、残念ながら」とお話がありました。
私が看護師であることも、稽留流産が2回目であることも知っている先生は、
状況を丁寧に説明した後に、どうしますか?と静かに確認してくださいました。
こうなったら、すぐにチコちゃんを楽にしてあげたいと思っていた私は、処置のお願いをし、その日のうちに術前検査も行い、日程も決めて病院を出ました。
院内にいる間は、気も張っていて、混乱しそうな自分を必死にコントローしていたのですが、
病院を出た瞬間、涙が止まらなくなりました。
電車で帰れるような気分でも状況でもなく
前の道ですぐにタクシーを拾う気にもなれず
一駅歩いてから、その駅でタクシーを拾う事にし、歩きはじめました。
幸い、日が落ちるのも早いこの時期、もう外は暗く、泣きながら歩いてもそんなに目立ちません。
なんならただすれ違うだけ、どう思われてもしょうがないと開き直り、大泣きしながら歩きました。
また一人、せっかくお腹にきてくれた命を産んであげられなかった。
悔しいやら寂しいやら。
生まれてこられたら、この子はどんな顔をしていただろう。
女の子だったかな、男の子だったかな。
あの時あんなことしたからかな、体が冷えたかな。
渦巻く思考は止められず。
ただ、そんな自分を現実に引き戻したのは、娘でした。
主人から、‘気が済むまでゆっくりしておいで、○○(娘)とご飯食べて待ってるよ‘と連絡が入り。
そうだった、私には待っていてくれている人がいる。
もしかしたらチコちゃんが、もう少し3人でゆっくりしてと、少し時間をくれたのかもしれない。
なんとかそう気持ちを切り替えて、タクシーに乗り込みました。
自宅に帰り、主人の顔を見てまた2人で大泣き。
そんな私たちを見た1歳3ヶ月の娘は、私たちの顔を交互に見つつ、覚えたての、少し乱暴ないい子いい子をしてくれました。
悲しいけど、現実は変えられない。
すぐに前に向くのは難しいけれど、家族3人、ゆっくり前に進んでいこうと、その日の夜主人と話しました。
処置は来週の月曜日、職場に1週間休みをもらい、心も身体もゆっくりしようと思っています。
ということで、今回は短い命になってしまったチコちゃんですが
ちゃんと心臓も動かしてくれた、大切な私たちの家族です。
娘にも、いずれちゃんと話をしようと思っています。
生まれてこられて、一年一年歳を重ねられることって、本当に奇跡です。
こんなことがないと、そんなこともついつい忘れてしまう、愚かな私ですが、
今回はチコちゃんが、自分の命を持って、母に思い出させてくれました。
本当にありがとう。
チコちゃん、今度はちゃんと生まれておいで。
お母さんと、お父さんはいつでも待ってるよ。