フリーランス1年目の妊娠。よかったことと不安だったことの体験談
こんばんは。名古屋でフリーランスのライターをしているイトウユキコです。
以前、ライターのみくまゆたんさんの企画 #自分語りは楽しいぞ の記事でちらっと書きましたが、無事に臨月を迎えることができました。
今回は妊娠・出産・キャリアという30代の大きなライフステージの変化に直面している個人的な体験談についてお送りしたいと思います。
フリーランス宣言の直後に妊娠判明
今年はフリーランスで食べていくぞ!と始動して1年目の年。
結婚してから5年ほどが経ち、気がつけば30代半ばに突入し、子どもがいてもいなくても夫と仲良く楽しく暮らしていこう〜と充実感を感じながら過ごしていました。
そして、いろんな機が熟してきたタイミングで兼業を辞めてフリーランスとしての独立を決断。
その直後に第一子の妊娠がわかり、半年で産休(という名の休業)に入ることになりました。
今回は妊娠期間を振り返って、よかったこと、こうしておけばよかったということを書いてみたいと思います。
よかったこと
在宅で仕事ができた
フリーランスになっていてよかったなと思ったのは、とにかく在宅で完結する仕事が多かったこと。(もちろんフルリモートの会社員とかでも可能だとは思う)
妊娠がわかる直前に派遣会社に契約終了の連絡をしていたのもあり、妊娠初期は有休消化をしながら週2〜3日程度の出勤をして、残りの日に在宅でフリーランスの仕事をしました。
幸いそれほどつわりが重くなかった方だとは思うけれど、食べづわりと熱っぽいのと眠いので常に横になりたかった記憶…(繁忙期で大変だったことしか覚えていない)
派遣を退職したあとは猛暑が続いたので、必要最低限の外出のみで仕事ができたことは本当にありがたかったです。
仕事量やスケジュールの調節ができた
会社員だったときには休みが取りづらかったり、周りの目が気になったりしてなかなか「休みたい」と言えない場面もありました。
その点、フリーランスになってからはスケジュール調整の融通が効くので、元気なうちに前倒しで仕事をしたり、調子の良い時間帯に作業をしたりすることが可能になり、かなり気が楽に。
フルリモート&フレックスのフルタイム勤務に近い形を実現できました。(たまに取材で外出することもある)
それと、妊婦健診が定期的にあるので、スケジュールの都合がつけやすいのは大きなメリットでした。
不安だったこと
仕事がなくなるかも
1番大きな不安は、やはり今後の仕事がなくなるかもということ。
ようやく子どもを授かった喜びの反面、回り道をしてライターとして軌道に乗りかけたタイミングで休業せざるを得ないことには正直葛藤もありました。
しかし、ありがたいことにお世話になっているクライアントさんに「また落ち着いたら戻ってきてね」と言っていただき、しばらくはお休みをいただくことに。
復帰後にどのような働き方になるかは未知数な部分もありますが、周りの方に温かい声をかけていただいたことは本当にありがたかったです。
休業は収入に直結する
雇用保険に入っていない自営業者は産休・育休手当がないのがつらいところ。
もう今は「手当が出ないなら、復帰してからばりばり働くぞ〜〜」と腹を括ってはいるのだけど、金銭的なデメリットはやはり大きいですね。(早くから保育園に預けたら保育料も高い)
いろんな調整がしやすい働き方とトレードオフだと思ってがんばるしかないかなというところです。
フリーランス×育児の情報が少ない
産休・育休手当が存在しないので、来年の復帰を目指して妊娠中から保活を開始。とはいえ、自治体ごとに事情も違うのでネットでの情報収集には限界があります。
また、区役所に何度か通いましたが、フリーランス(自営業者)の問い合わせは珍しいのか、担当者によって回答が異なることも。
妊娠・出産・育児はケースバイケースなことが多く、一般的にはフリーランスという働き方のお母さんが少数派なこともあって、知りたい情報にアクセスするのが大変だなと感じた出来事でした。
(SNSや周りには同世代のフリーランスの方がたくさんいるのであまり少数派とは感じにくかったのもある)
まとめ
ひとまず年内の仕事は残すところオンラインの打ち合わせのみ、という段階までやってきてホッとしているのが率直なところです。
ありがたいことに、体調の大きなトラブルもなく、仕事や生活面でも周りの方に助けていただいてなんとかここまで辿り着きました。
初めてのことなので出産への恐怖も多少はあるけれど、自分でも不思議なくらい穏やかな気持ちで過ごしています。
とにかく今は、無事に元気な子どもを産むことのみ…!
また来年以降も仕事は続けていくので、どうぞよろしくお願いします!