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【Traveling 】紅葉狩り@奥多摩

2024/11/8-2024/11/9

今更ながら、記録として残すべきと思い書いている。
紅葉狩りと言いつつも、結局紅葉は見られなかった。
時期じゃないと知っていても、心のまま赤を求めていた。

それは、その週の水曜日のことだった。出社してまもなく、ふと「私もう働けない」感覚が脳によぎり、体全身が働くことを抵抗していた。
(周りを見ても時間に縛られる働き方は、現代人に適さないと思う。この話はまだどこかで。#話の種1)
けれど、その日は何とか働き、次の日も何とか乗り切ったが、限界だった。
ちょうど前の週に上長に直近で有給使えるよと言われていたので、甘えて水曜日に突然金曜休みをもらった。
どこの紅葉を見に行こうかと悩んで、いろいろ調べたが、
・現実逃避のため、遠出して泊まりたかった
・大きな湖があり、広々としていて、心の余裕が持てそうだった
・目的地までの乗車時間が長く、昔から乗り物に乗るのが好きだった
おそらくこれらの理由で奥多摩にした。

宿泊はきよかわゲストハウスだった。
前にも広島でゲストハウスに泊まったことがあったから、ゲストハウスには慣れていると思っていた。でも、ここの雰囲気はまた異なっていた。
これは後から宿泊者から聞いた話だが、もともと料亭だったのをゲストハウスにリフォームしただそう。
落ち着いていて、古民家の雰囲気があって素敵だった。

きよかわゲストハウスのバー

入り口すぐにバーがあって、その横にこたつが置いてあった。そこで受付してくれたのはゲンヤさん、口調もとても落ち着いていた方。
ゲストハウスを案内してくれて、お腹が空いていたので、お勧めのお店を教えてくれた。
店主がイケおじというので、暫亭に行くことにした。

暫亭の焼鳥

口コミ通り、店主はイケおじでクールだった。
話をしていくうちに、出身が私の今住んでる場所だった。縁を感じた。
また、奥多摩の暫亭は支店で本店は銀座らしい。

料理を食べていたらふと、普段は現金を持ち歩かない派なので、念のために店主に支払い方法聞いたら、現金のみ対応との事で、食事の途中でATMに駆け込んだ。
慌てて戻り、隣のおじさん2人組に夜道大丈夫だった?と言葉をかけてもらい、優しい世界だと感じた瞬間。そこから話が弾んで、いろんな話をした。
一人旅の話、仕事の話、登山の話、今の若者の話、歩くことのメリット、とても愉快に話せた。私なりの気づきもあって、とても良い経験だった。
その後、おじさんたちはキャンプに戻り、その隣の夫婦とも少し話した。その夫婦は奥多摩に移民してきたみたい。
しばらくした後、私はもう食事が済んだのでゲストハウスに戻った。
帰り際、店主に紅葉がもしかしたら見れる場所峰谷を教えてもらった。

ゲストハウスに戻った後は皆さんとこたつに入って団欒した。
この瞬間が、おそらく私が1番求めていたものがあったんだろうなぁと今振り返って思う。。
お互い知らない仲なのに、なんだか親近感を持って話せる不思議な場所。
奥多摩でガイドをしている方、セキュリティ業界で有名な方、暫亭で会った外国人の女性の方、ギターで作曲をしている方、次の日登山予定でちょうどチェックインした男性の方、ゲストハウスのスタッフの方々。
異なる背景を持った人たちが、1つの場所に集まるって不思議な感覚。とても好き。
その晩ゲストハウスではパーティーがあったみたいだけど、私はお酒が飲めず遠慮した。

次の日は観光客らしきことをした。
この旅の目的地は2つ、奥多摩湖と暫亭店主のおすすめの峰谷だ。
途中バス停に向かう間、バスを待っていた時、猿3匹に出会った。

内2匹の猿

悠々と車道を我が庭のように、気のままに渡る猿たちが一瞬羨ましかった。

バスに乗り、なぜか目的地の前で下車した(おそらくバスの料金が高いのが気に入らなかったからだろうか)。バイクしか走ってない道を何故か徒歩で30分ほど歩いた。本当に謎。
今思い返すと、奥多摩湖駅で下車したのは、ドラム缶の橋を見に行きたくて、その橋に向かうための徒歩だった。

周り探検時に撮った写真かな

あ、途中で神社にも行ったなぁ。
奥多摩は、貯水池として人工的に作られたもので、貯水池を作るために犠牲となった、何かを祀っているようだ。
大勢の人の利益のための犠牲がいるかと考えさせられた。

小河内神社

峰谷行きのバスが1日3本、まぁ珍しいのよ、だから橋を渡ったあとは、とても時間を気にしていた。バスに間に合うために、橋を渡った先の探検を犠牲にした。
そのかわり、バス待合場所で1時間ほど待った。その間、野良猫と遊んだり、ひっくり返ったコガネムシを助けたり、近くの廃墟を探検したりとまぁ自由だった。ちなみに私のような人はあまりいなく、周り一面ツーリングの音しかなかった。
途中でリーコプターも飛んでいたような気がする。山での救助活動かしら。
まぁ、そんなこんなんで、峰谷行きのバスにようやく乗れた。
ものの、乗車時おかしいなと思っていた。
バスに乗っていた人が全員降りていった、そして私がバスに乗り、バスの乗客は私1人のみであれ?と思った。
「どこ行くの?」
「峰谷」
「何もないよ」
・・・
「ひとまず行ってみます」
バス運転手さんと情報消化しなが、一瞬で下した決断だった。
途中でバスはたくさんの廃墟を通過した。
ドラマで見る指名手配犯の隠れ家のようで、少し怖くなってきた。
しかもゴールはバス停から1時間ほど、今から峰谷に向かう人は私1人。悩みに悩んだ結果、引き返すとことにした。

峰谷散策マップ

また今度来ようと、次回の楽しみとした。
また、稜線歩きという言葉を思い出した。是非チャレンジしてみたい。
その後、まだまだ時間があったのでもえぎの湯、掘ってたら出てきたという温泉に入り、ゆっくりした後ゲストハウスに戻った。
その後もこたつを囲んで団らんしたかな。
日が沈む前に電車に乗り、都心に戻った。

この旅を通して、やってみたかったこと
・キャンプデビュー
・登山
・稜線歩き
・また、きよかわゲストハウスでのんびり過ごす

こんなとこかな。
奥多摩にはまだまだお世話になりそうだ。

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