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ドラマ Long Love Letter -漂流教室-
2002年に放送された人気ドラマ、『ロング・ラブレター~漂流教室~』。主演は常盤貴子さん(三崎結花役)、窪塚洋介さん(浅海先生役)で、本屋での出会いから始まります。そしてある日、突然大きな地震が起こり学校が未来にタイムスリップしてしまう話です。こちらのドラマの三崎結花役の常盤貴子さんのスタイリングを担当させていただきました。
常盤貴子さん演じる三崎結花は元先生であり、先生を辞めた後は実家の花屋さんで働いている役です。
まっすぐな性格で(教師だった頃は)生徒思い、正義感の強い美しい女性です。
そんな三崎結花役のコーディネートのポイント
- タートルネックを着用
花屋は水を扱ったりするので冬場は特に寒さが厳しい仕事なのでなるべく暖かい格好を意識してタートルネックを着用。
色をパープルにした理由は意志のある人、を伝えるため(イエローのコートに無難な黒やグレーではなくパープルの組み合わせは、意志がないと一般的にはなかなかしない組み合わせのため)。
- コートはイエロー:学校の人ではないということを視覚的にもわかるように。一般的に学校の先生はあまり派手な色は着用しないため。とはいえ、このドラマだと赤いコートを着用している先生がいたり生徒も色が入っている服を着用しているため、イエローで他と差別化を図る。
- エプロンは派手な色を避けた:スタッフで協議した結果、接客業であることを考えるとエプロンは自然な色が落ち着くということ。
ドラマ撮影のこだわりと裏側
こちらのドラマでは漂流をした人たちは何もない場所にタイムスリップして、服も毎日同じですが汚れはそんなに目立たないようになっています。これは視聴者への配慮になります。
テレビなので様々な人が達が観ています、もっと言うと誰でも観ることができます。なのでどんな人達がどんな状況で観ていているかわからないのであまり不快感に繋がるような過度な汚れなどは避けていました。
映画はこういった事情と異なり、服や顔の汚れをリアリティを出してもっと汚したりする演出もします。
ドラマ(映画)撮影用語『2番揃え』
2番揃えという用語。こちらは同じアイテムを2つ用意することです。
撮影のスケジュールなどもあり、キレイなコートの時のシーンを全て最初に撮ることができないこともあります。なので全く同じキレイなコートと汚れたコートの2つを用意しておくことを2番揃えなんて言ったりします。
最初と最後のシーンに西ゆり子
実は…こちらのドラマには私も出演しています!(後にも先にもこれが私の最初で最後の女優活動です、なんてね!)
最初の浅海先生が携帯を盗まれるシーンと最終話の浅海先生の前を過ぎていくシーンの謎の女性、実は私です 笑
最初のシーンと最終話の同じシーンで鞄を盗まれるシーンと盗まれないシーンにより『未来が変わった』ということを伝えています。
素晴らしい未来のために資源や環境への配慮、争いのない世界を一人一人が意識してこれからも過ごしていければ、なんて思ったりもします。
バイビー
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