とんとん
コロナ禍の移動制限の多かった時期はすぎ、
親のことの第1、2弾も一段落つき、
(第3、4弾は控えていますが、、、)
二拠点生活を再開しました。
散歩途中でうさぎによく出会う街で
年に数回、数ヶ月暮らしています。
素敵なお話を紡いでいらっしゃるNoter
なかづきかず様のある日の記事は、
人間の生活圏でもある豊かな自然の中、
小動物たちが可愛らしく楽しそうに生命を満喫し
暮らしている様子が伝わってくるお話です。
そこにもかわいいうさぎが登場。
今と記憶の中の私のうさぎにまつわる
話を書いてみたくなりました。
✳︎野ウサギ
小さくて可愛いくて臆病なうさぎ。
ゆっくりのんびりと道路の端や
道路脇の植え込みで寛いでいる姿を
よく見かけます。
目が合った瞬間、固まって(いるように思える)
気配を必死になって消しながら、
こちらの様子を伺っています。
お願い、それ以上こちらに寄って来ないで
全身からメッセージを発しているよう。
うさぎの気持ちもわかるけれど
可愛い姿の写真を撮りたくなる。
そしてアップで撮りたいけれど、
iPhoneカメラのズーム機能に限界があるから
もう少しだけ近づきたい。
こちらがそっと動き出そうとするのも
敏感に感じ取り、あっという間に
ぴょんぴょんと走り去ってしまう。
まさに脱兎のごとく。
この可愛いうさぎと遭遇するたびに
とおーい昔の記憶も蘇ります。
✳︎シュタイフのぬいぐるみ
娘が2歳くらいの頃。
彼女のいちばんお気に入りだったのは
うさぎのぬいぐるみの「とんとん」
ドイツ・シュタイフ社製。
デフォルメされた可愛らしさではなく
動物の姿が忠実に再現され、
うさぎがもつリアルな可愛らしさが
体現されたぬいぐるみは
出会ってたその瞬間に2歳児を虜に。
それから寝る時も、出かける時も
いつもそのうさぎさんは一緒。
乳幼児のぷっくりした小さな手。
その両手を使ってぬいぐるみの背中を持ち、
うさぎがぴょんぴょんと跳ねる仕草をし
よく遊んでいました。
その時の擬態語、
「ぴょんぴょん」ではなく
なぜか「とんとん」。
そのまま彼女のベストフレンドの
名前となりました。
✳︎うさぎはどこに向かうの?
時は流れ、お供の出番もなくなった
とんとんは今は部屋の籠の中で
いつものんびり休んでいます。
久しぶりに手に取ってみると、
思っていたより軽くて小さい。
幼児の体のサイズの対比で見ていたから
大きく見えていたのでしょう。
もふもふでぷにぷに。
柔らかくて小さかった者。
私の手ですっぽり包み込めていたのに、
いつの間にか私の手をすり抜けていき
あっという間に遠くに行ってしまってます。
ウサギに会ったり、お話を読んだりで
懐かしく温かい思いに浸れました。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。