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リリーに会いたい

私が長期不在の際置いてけぼりになるリリー。
独立して暮らしている娘がお世話をしに
自宅(彼女にとっての実家)に戻ってきます。

元々は娘の猫。転居先はペット不可物件なので、
リリーは我が家に残留。

以前より普段一番お世話をしているのは私で、
当然一番私に懐いて、甘えてきます。
リリーのルールでは
膝に乗るのも、夜一緒に寝るのも私と
決まっていて、他の家族のところには
絶対に行きません。
ネコにはないと言われている忠誠心
リリーにはあるのでは、と思えるほどの
私のことを愛して慕ってくれています。

猫じゃらしで遊ぶリリー


そんなリリーを置いていくのは忍びなく、
できれば連れて行きたいぐらい。

現実は長時間ケージに閉じ込められ
貨物扱いで輸送される空の旅は無理です。
リリーに精神的肉体的に苦痛を与えるだけ。
ストレスや気温変化の影響を受けて
健康被害が出てしまう可能性大です。


そもそもケージに入るのが大っ嫌い。

ケージに入れられる=動物病院へgo

と、リリーは覚えているのでケージを出すだけで
逃げ去って隠れてしまいます。

キャリーケージの中で怒ってる


アメリカ国内を飛行機移動した時の事です。

アメリカン航空国内線の機内で
ニャーとネコの鳴き声が聞こえてきます。
なんと隣の席のアメリカ人女性が
猫ちゃん同伴で搭乗していました。
飛行時間4時間超えの到着地に住む
娘さんを訪ねに行くそうです。
長めの滞在となり、
娘さんも会いたがっているので
一緒に旅行していると話してくれました。

彼女の座席の下に置かれた
ケージの中に猫ちゃんはいます。
手荷物扱いになりますが
猫も正規の乗客なのです。
旅慣れているのか、怖がりでないのか、
飼い主さんの気配を身近に感じているからか、
ケージ内で暴れることも鳴き続けることもなく
終始落ち着いて空の旅を楽しんでいました。

通常、ペットを飛行機に乗せる場合は
ケージに入れて貨物室にて移送します。
それがアメリカン航空では、
機内持ち込み、 受託手荷物、カーゴ貨物輸送と
三つ選択肢があるのです。

HPの「ペット一緒のご旅行」欄で
詳しい規定が説明されています。
アメリカ国内線、及び一部国際線に限られ、
又犬猫のみで種類、年齢、大きさに制限は
ありますが、条件を満たし、ケージに入れ
料金を払えばペットを手荷物として、
機内持ち込みが可だと知りました。

リリーと空の旅を計画することは
ないけれど、ペットフレンドリーな
方法があることを知れたのは嬉しい!

ペット=家族=人間と同等の扱い
との認識が定着しているのでしょうね。


次々離陸して行くアメリカン航空


さて突然私が姿を消して、
お世話する人が変わってしまい
戸惑っていたであろうリリー。

ご飯と水を出してくれて
トイレも掃除してくれるけれど
本当にこの人間は信頼に値するかと
遠巻きで娘のことを観察して
三週間経って、やっとというかついに
膝に乗り、夜一緒に寝るようになったそう。

なーんだ結局お世話してくれる人なら
誰でもいいのね、と寂しくもありますが、

身近かで自分のことを大切にしてくれる人を
大切にすることは大事なライフハック。

猫のリリーから人間関係の知恵を
再認識させてもらいました。


リリに会いたい

長い文章最後まで読んでいただき
ありがとうございます😊









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