介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子
△ 心の準備もないままに
要支援1の
「年齢の割には元気」な老人だった父。
それがまさかの緊急入院、
そして入院中の認定見直しで要介護3となり、
退院、自宅療養が始まることとなりました。
退院が決まった時、もちろん家族全員喜びました。
同時に入院中かなり早い段階から
病院から難しい課題を与えられて、
正直途方に暮れていました。
▼ 家族がしなくて誰がする、なのですが、
在宅で安心して医療、看護が受けられる態勢を
家族主導で整える必要があったからです。
まずかかりつけ医に相談するも、
訪問診療はしないと言われてしまった。
恥ずかしながら
往診と訪問診療の違いを
知らなかった。
病院の医療連携相談室のソーシャルワーカーさん、
ケアマネさんからのアドバイスを受け、
並行してネットで情報収集。
「お試し受診」なるシステムなど無く、
そもそも時間的余裕が全くない。
▷ 未知の世界の情報の山を前に迷い子状態
充分すぎる数の訪問診療医療機関を
リストアップしてみたものの、
何がベストな選択なのか
全くわからない。
取り急ぎ掻き集めた情報を
処理できずにアップアップ。
迷い子になっていました。
子供と同じ、
大人だって迷子になったらとーっても心細く
泣きたい気持ちになるのです。