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子どもも家庭という組織を運営していく一員であることを伝えることについて
僕はどんなことで役に立ってる?と聞く息子
長男は小さい時から、小学校に入学した今に至るまでずっと機関車トーマスの話が大好きです。
(今朝も学校に行く前にトーマスの本を一冊読みました!)
トーマスの話を読んだことのある方であれば誰もが聞いたことのあるこのフレーズ。
「僕は役に立つ機関車になりたいんだ!」
みんなの役に立つために、一生懸命ソドー島で働くトーマス。そんな大好きなトーマスの影響もあるかもしれませんし、子どもに限らず人間が元々持っている、
自分の存在意義を感じたい
誰かの役に立ちたい
という思いから来るであろう息子の強い思いが、
「僕も家の中で役に立ちたい!」「僕ってどんなことが役に立ってる?」という言葉に現れることが最近よくあります。
先日この質問を受けた時、こんなやり取りがありました。
母:「いつも〇〇くん(弟)と遊んでくれるところとか、食器を運んでくれることとか、お掃除手伝ってくれることとかかなぁ。」
息子:「まだある?あとは?」
母:「テーブル拭いてくれたり、絵本を片付けてくれたり!」
息子:「あとはあとは?僕たくさん役に立ってる??」
母:「もちろんだよ!〇〇のおかげでいつもお母さん助かってるよ!」
息子:「僕、たくさん役に立ちたい!あとはどんなことで役に立てる?」
…
こんなやり取りの後、息子が今家の中でどんなことで役に立ちたいと思っているかを私と二人で話しました。
自分の存在意義を常に感じていたいという思いは、子どもも大人も変わらないなと思った日常の一コマでした。
勝手にきめないでね!と思っている子どもたち
家庭というのは、社会の中での最も小さな構成単位の一つですよね。
家庭の構成員は、大人だけでなく、当然子どもたちも含まれます。
会社などで、上層部が決めたことをメンバーの承認や確認もなしに実行を強制されたり、会社の中での適切な役割を任されていないと、当然ながら良い思いはしないですよね。
私は何のためにこの組織にいるの?
と思ってしまいがちです。
これは家庭という小さな組織の中でも一緒ですし、子どもも一緒だと思うのです。
子どもたちは家庭という組織において、
•僕(私)の役割って何?
•僕(私)はどんな役割を期待されてる?
•僕(私)のやることを勝手に決めないで!僕も話し合いに参加させて!
と思っているんだろうなと感じています。
子どもとのコミュニケーションで工夫したいこと
我が家の事例や上記を踏まえると、
子どもには日常的に、下記のような形で家庭という組織の立派な一員なんだよ!と伝えてあげることが重要だと思っています。
例えば、
子どもたちがやってくれたお手伝いなどに対して、私たち親が本当にありがたいと思っている、とても役に立ってるよ!と伝えてあげる
子どもに家庭内での役割や期待していることを伝えてあげる
年齢に応じ、子どもに家庭内でのお当番(役割、タスク)を与えてあげる
家庭内ルールを決めるときは、子どもにも意見を聞く
子どもだけ家庭内ルールを守らなければいけない、という状況は作らない。家庭内ルールは子どもも大人も遵守するものだよと認識してもらう
などが大事かなと思っています。
子育てにおいて、
どんな時も共通する大事な考え方は、
子どもを子ども扱いしない、
ということだと最近強く思うのです。
子どもたちは、自分の役割、存在意義を感じるととても喜ぶので、長男だけでなく次男にも上記を実践していきたいと思っています。