ハノイの空港から白タクに乗ってしまいました
海外の空港には白タクと呼ばれる違法タクシーがいて、空港から出てくる客を呼び込んでいます。
そんなことは、百も承知!だったのに!!
乗ってしまいました….
日本からEMSで別送品として送った荷物の手続きをするために、空港近くのEMS officeに呼ばれたんですが、荷物の件で関係機関と連絡をとってくれていたベトナム人の同僚に言われていた場所とちょっと行き違いがあって、
いったん空港に行き、EMSの担当者に電話をすると空港内ではなく、タクシーに乗って2kmほど先のオフィスに来るように言われ、タクシー運転手に電話を代わってくれたら詳しい場所を直接伝えるからと言われたので、英語で電話をしながら空港前のタクシー乗り場に行きました。
途中「TAXI?」と声をかけてくる白いシャツの男たちはかわしたのですが、町でよく見るタクシーが数台止まっているラインの先頭にいた数人のうちの1人に「TAXI?」と言われたので「Yes」と答えて、すぐにEMSの担当者に電話を代わり、目的地を告げてもらいました。
電話を切った男は携帯で数字を打ち、200,000ドンと言ってきました。
20万ドンは1,200円くらいです。
料金を見せてきた瞬間に「あ、しまった。これ白タクだわ」と思ったのです
が、その時数人の男が私を取り囲んでおり、皆一様に目が鋭いのです。
悪いことをしている人間は目を見ればわかりますね。
目は嘘をつかない。
担当者は2kmと言ったのにそれでその値段は高すぎだなと思って、
「2kmなのに20万ドン?」と言ったら「空港チャージだ」とか言うんですね。
でも私は荷物のことで朝の8時から奔走しており、もういいやと思ってOKと言いました。
すると目の前のタクシー会社のタクシーを素通りして、こっちと言われ、やってきたズバリ「白い車」の助手席に乗るように案内されました。
なぜ助手席かと思って後部座席を見たら、サングラスの若い女が無言で座っていました。
この女は、客がごねた場合に何かする用の人なのかもしれないと思いました。悪いことをする人は、単独ではないですよね、大抵2人以上で動いています。
本当にたったの2kmだったので一瞬で着いたんですが、空港を抜ける時に料金所で運転手が料金を払ったので、その分も上乗せされました。
そして、私はまだベトナムに来て日にちが浅くて、桁が多いドンの計算ができません。もともと数字は大の苦手なんです。
20万ドン札は見つけられたものの、追加の13000がなかなか見つけらないでいると、運転手が「ちょっと見せて」と私に財布の中を見せるように言ってくるではないですか。
財布を見せるなんてことは絶対にしてはいけないと、海外旅行経験から学んでいます。(この話はまた後ほど)
なので出てきた10万ドン札を渡して降りました。
後でgrabで調べたら、通常料金は300円程度でした。
4倍の値段をぼられたことになります。
ひゃ〜やってもうた。
それでも日本円にすれば1,200円、目つきの鋭い男に囲まれて怖い思いをするくらいなら1000円くらい問題ではありません。
「金のために命を捨てるな」
ですね。
ちなみに日本からベトナムに到着した時は、空港内のSIMカードを売っている店で一緒に車の手配もできたので、それでやりました。
後でベトナム人の同僚に領収書を渡したのですが、特に高いということもなかったようです。
中国では毎回航空券を買っていた携程旅行(trip.com)で一緒に送迎タクシーも予約していました。
空港のタクシーは旅行サイトで予約しておくに限ります。
予約なしでうっかり空港を出てしまったら、白タクの呼び込みの嵐に会い、状況と自分の精神状態によっては引っかかってしまうこともあるかなと思います。
つまり、今朝の私のような状況です。
場所が分からない✖️言葉が分からない✖️現地通貨の相場が分からない
このような、初めて降り立った国におけるトリプル分からないに疲労や焦りなどが重なると、もう冷静な判断ができません。
白タクの呼び込みの中には、正規タクシーが並んでいる列の先頭にさもその会社の人間かのように居座っている人がいますので、ぱっと見で外国人が見極めるのは難しいと思います。
くれぐれもご注意くださいませ。