中国の独身者に待っている残酷な未来
中国政府は今年6月から相次いでいる無差別殺傷事件の抑止に向けて、ついに新たな政策を打ち出しました。
それは「人民の締め付けを一層強化する!」というものです。
深圳日本人学校児童刺殺、広州小学生切りつけ、珠海車暴走35人死亡など、無差別テロが立て続けに起きている広東省の政府は、8つのタイプの人民の監視管理を強化すると発表しました。
1.投資に失敗した人
2.職を失った人
3.人生で失意に陥った人
4.男女関係で失意に陥った人
5.人間関係で不和を抱える人
6.精神的なバランスを失った人
7.精神状態が正常でない人
8.子どものころ不遇だった人
え?このどれか1つにでも当てはまる人、一時的なものであればほとんどの人が当てはまるのでは?
会社都合で失業したら危険人物認定、離婚したら危険人物認定、コミュ力低くて人間関係で不和があったら危険人物認定、更年期で鬱っぽくなってたら危険人物、産後うつも?子どもの頃不遇だったら、本人が必死に乗り越えて一人前の大人になってても調査されて危険人物と言われるのか。
しかも政府は当てはまる人たちに金銭的援助をしたり、メンタルケアをしたり、保護するわけではなく、「犯罪に走らないように」監視、監督するということ。
ただでさえ精神のバランスを崩している人が、当局に監視管理されて一層ストレスを大きくしたら、一体どうなってしまうんでしょうか。
さらに、車の暴走事件のあった珠海の市政府は、犯人が60代だったことから、孤独な老人に対する管理を強化すると発表しました。
対象は、
1968年11月1日以前に生まれた人(現在56歳以上)
この中で特に現在、配偶者なし、子なし、親なしの”3ない”の人
政策は
これって老人ホームというより刑務所です。
しかも56歳以上って、60代なんてまだまだ元気で動けるのに、独身子なしというだけでこんなところにぶち込まれるんでしょうか。
恐ろしすぎます。
コロナ禍中の封鎖管理と顔認証システムの配備、あらゆる場所に大量の監視カメラ配置、行動追跡アプリの開発は、こんなふうに国にとって都合の悪い人間を見つけ出して封鎖管理するための予行演習だったとしか思えません。
一度は中国で年を重ねるのもいいかなと考えたことがあるんです。広場でダンスするおばちゃんになるのもありか、なんて。養老保険まで購入したんです。離れる時に解約しましたが。
きっと私のご先祖が馬鹿な考えを抱いた私に強制終了を与えたんだな、と今は思ってます。
今中国も結婚しない子供を産まない若者が激増していて、少子化に悩んでいます。
独身でいることを選択、あるいは選択したくなかったけどそうなっちゃった人の未来は、中国においては要注意人物、犯罪者予備軍として政府に24時間監視管理される人権のない残酷なものかもしれません…