【妹が誘拐された経験】日本でも子供だけで登下校できる時代は終了では?
日本の小学生を尾行盗撮して情報公開する中国人
最近、小学生を尾行して情報を調べ、中国SNSにアップしているとする動画がXに出ています。
前を歩く子どもはこの人物に気づいて怖くなって早足になり、最後は走ってます。
この中国人は日本全国回って小学生の単独下校の実態を尾行して追跡し、子どもたちの住所まで突き止めて中国SNSに公開しています。
わたしは最初、日本の小学生の優秀さや日本の治安の良さに感動して撮影しているのかと思いましたが、学校や地域の情報まで調べて公開しているなんて恐ろしすぎます。
目的は誘拐である可能性が高い。中国では児童の誘拐は多発しています。
殺傷事件も今年に入って異常に増えているので、子どもたちの行動を追跡して情報を調べるなんて本当に危険です。
地域の大人や自治体、警察は厳重に警戒しなければなりません。
日本以外で、子どもたちだけで登下校させている国は聞いたことがないのですが、他にあるんでしょうか?
小学校は保護者による送迎かスクールバスが世界の常識のようです。
昭和の日本は安全だったのか?
地域の大人たちがみんなで見守る意識があった
日本が大量に移民を受け入れる前、日本が日本人の国だった頃は安全とされていました。
わたしが小学生だった1980年代は、みんな家から学校までは徒歩5分から10分程度で、子供だけで登下校していました。
当時、今より交通量も少なく、外国人もほぼいなくて、母親たちはほぼ全員が専業主婦、学校から帰るとすぐに団地の前の道路や公園で子供だけで日が暮れるまで遊んでいました。
子供だけとは言っても、そばにはいつも井戸端会議をしている主婦たちや、ベンチで子供たちを眺めているお年寄りの姿があり、公園の横にある公民館にはおじさんたちが何やら活動していて、地域の大人たちがみんな見守り隊という意識でいたので、親がついていなくても今より安心感があったし、安全でもあったと思います。
3歳の妹が誘拐された
しかし、実はわたしの妹は一度誘拐されたことがあります。
小学生ではなく、わたしが5歳、妹が3歳の時でした。2人で家の近くの公園で遊んでいたのですが、見知らぬ男が近寄ってきて、「お菓子あげるからついておいで」と声をかけてきたのです。
そして、ちょっと警戒するわたしを置いて、小さな妹の方だけを連れて行ってしまいました。
わたしは幼いながらに「大変だ」と感じ、大急ぎで走って家へ戻り、母に事情を説明しました。母と近所の人たち、母から連絡を受けて職場から飛んで帰ってきた父とみんなで捜索したところ、公園から徒歩10分くらいの空き家の中にいたのを父が発見しました。
妹は台の上に置かれてズボンを脱がされている途中だったと大人になってから聞きました。
完全に性犯罪目的です。
発見が早かったので間一髪のところで妹を救うことができました。
無力な子どもだけで外を歩かせるのはやはり危険
幼女を狙う性犯罪者というのは世界のどこにでもいつの時代にもいるでしょう。自分で抵抗することのできない幼い子供は様々な犯罪に簡単に巻き込まれてしまいます。
今は町中で井戸端会議をしている主婦も姿を消し、よその子どもを叱るような老人もいなくなり、中国ほどではないにしても、みんな他人のことになるべく干渉しないようにしようとして、子どもたちを見守っている目が明かに減ってしまいました。
昭和の時代も完全に安全だったわけではありません。子どもが犠牲になる交通事故もあったし、変質者はよく現れました。
わたしも中学生の頃登下校時に痴漢にあったことが数回あります。
人通りの少ない田舎の方がそうした犯罪が多いかもしれません。
防犯ブザーなんて、とっさの時に鳴らすのは大人でも難しいです。
子どもを守るために、日本もやはりスクールバスか保護者の送迎というルールにした方がいいと小学生の親になった今、切実に思います。