天井に穴を開けられ寝室水浸し、ほぼ毎日何かの修理を呼ぶベトナムの住宅事情

ベトナムのおしゃれな外国人向けサービスアパート。
家賃10万円。

まあ、次から次に色々やってくれます。

最近火災対策を強化するよう市政府からのお達しでも出たのか、急に各部屋の天井に穴を開けて天井裏に設置されているスプリンクラー？の何かを何かしていました。

リビングと寝室の天井に2つずつ穴を開け、2週間ほど天井裏丸見え状態でした。

工事の人はドアのパスコードを知っているハウスキーパーか管理人を引き連れて勝手に入ってきます。

穴を開けるときに天井の粉が舞うからソファなどにカバーは一応かけてくれました。

で、何かしようとしたときに天井から大量に水が噴出し、火事でも洪水でもないのに寝室が水浸しになりました。

工事の人は6人ほども家に押しかけてきて、みんなで掃除をし、クローゼットの中の濡れた服をドライヤーで乾かしたり、チェックしていました。

幸い、濡れたらいけないものは無事でした。貴重品や電気製品は濡れませんでした。子供の教科書やノートは水が落ちてきた近くに置いていたけど、すぐ避難させてセーフでした。

その日、外は大雨が降っていて、工事の人が入ってきた瞬間に雨音が大きくなったので、ドアを開けているせいかと思ったら、雨が降っていたのは家の中でした。

あ、ベッドは無事でした。

大した被害はありませんでしたが、若い男性たちにクローゼットの中のものを全部見られて触られたと思うと、ちょっと恥ずかしいです。

最後に工事担当者の1人が、翻訳アプリを使って謝罪してきました。
韓国語でした。
読めません！

その後、天井は雑な感じに塞がれました。

とってもきれいでおしゃれな新しい感じのアパートだったのに、急に天井だけボロ屋のようになりました。

ていうか、こんな工事入居前にやれよ、と思いますが、突然お達しが来たのでしょう。仕方ありません。万が一のためですからね。

実際、知人のアパートは最近火事があったのに火災報知器が作動せず、煙で火事に気づいたそうですから、設備はしっかり点検しておかなければなりません。

そうはいっても、火事が起きてないのに天井スプリンクラー作動させるのは勘弁してほしいです（泣）単純にミスだったようですが。

この天井の工事で連日工事の男たちが出たり入ったり落ち着かない中で、家の備品も色々不具合を起こしていました。

ウォーターサーバーのお湯が出ない。（2回目）
1回目は管理人が直しました。2回目は管理人はお手上げで修理屋が来ました。

修理屋は「OK」と言って帰っていきましたが、試してみるとお湯の出口から水は出るものの、それは水です。今度は温まらなくなりました。
もう面倒くさいので当分ポットで沸かすことにしました。

そしてテレビが映らなくなりました。
また管理人が来て無理で、午後修理屋が来て、直りました。

在宅ワークの日は、こんなふうに人が出たり入ったりで全く落ち着かないのです。

夜、今度はかけ時計が止まりました。

3週間ほど前にも止まって、電池を入れ替えたばかりです。
今度は電池を入れ替えても動きません。

ああ、また管理人に連絡しなければいけない。
これは備品なので。

ベトナムで暮らしていると、プライバシーが全くありません。
家にいたら常に誰か勝手に入ってこようとします。

工事の人なんか、パスコード知らないはずなのに一回適当に押すんですよね。中にいたらビビります。

ワンチャン当たりで入ろうとするなよ！
それ泥棒のやつやん！

そんなわけで、集中したい時は近くのカフェで仕事します。

ベトナムにカフェが多いのは家が落ち着かない人が多いからか。
（いや違うか）
カフェも工事をしていたりしてうるさかったりする時もありますが、家よりはだいぶいいです。椅子も座り心地いいし。

私は中国で暮らしていたので、家の不具合も大抵のことは驚きませんし、腹も立ちません。

でも、まだまだ発展途上のベトナム、いろいろ中国を上回ってるなあ、とちょっと驚いてます。

海外生活は、退屈することがありません。