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地震はなかったが1日で停電と断水を経験した本日のベトナムの首都

昨日帰宅すると、水道から水が出なかった。

もちろん何の通知も連絡もない。

日本語のできる仲介業者さんに連絡すると、「配管に問題があって今修理しているそうです」と返事が来た。

夕方4時ごろ帰宅してから、寝るまで水は出なかった。

ウォーターサーバーの水を、同じくウォーターサーバーのお湯で割ってぬるま湯を作り、顔を洗って歯を磨いて寝た。

朝、期待半分に水道を捻ってみたが、やっぱり水は出ない。

昨夜と同様にウォーターサーバーの水で身支度をして家を出た。

シンクには洗い物が溜まっている。

今日の夕方4時。帰宅すると、水が出た!
よかった!

帰った時にロビーで管理人さんに挨拶したけれど、水の話はなし。
仲介業者さんからも復旧の連絡はなかった。

今日、職場でトイレに入った瞬間、停電した。

トイレの外に出てみると、他の場所は電気がついている。
振り返ると、洗面所の隣の配電盤を開けて何かしている業者らしき人がいた。

日本なら、メンテナンスや修理のための断水や停電の時は何日も前に紙の通知が来て、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」とつらつら長文が書いてあるなあ、と頭をよぎった。

日本は実に過保護な国である。

さらに、今日帰宅すると鍵が付け替えられていた。
もちろん何の連絡もない。

パスコードで開けるタイプの鍵なのだけど、ロックした時に音楽が流れるタイプのものに変わっていた。なぜ変える必要があったのか、理由は分からない。

そしてテレビのチャンネルが朝出た時と変わっている。

テレビの液晶に縦線が入って見にくくなったので、修理できるか管理人さんに聞いたもらったのだが、それで私たちがいないときに見に来たんだろう。

この国では、不在時に自由に人が出入りする。
もちろん鍵をかけているので、パスコードを知っているのは大家とハウスキーパーだけのはずだが、「今日入りますね」などの連絡は一切ない。

部屋を内覧した時も、誰かが住んでいる部屋に入って内覧した物件が2件ほどあった。

今住んでいる人が不在の時に、不動産屋と客が3、4人部屋の中を見て回る。住人のノートパソコンが無造作にベッドの上に放置され、扉が開いたままのクローゼットに若い女性の洋服がかかっていた。

「プライバシー」

中国もそんなものはないが、ベトナムは上回っている気がする。

台湾にいた時、日本人男性の同僚が、朝目覚めたら目の前に大家のおばさんが立って自分を見下ろしていて、死ぬほどびっくりしたと話していた。

大家さんが勝手に入ってくるのはデフォルト(笑)

海外生活をしている限り、こちらが何もしなくも勝手に刺激が次々にやってくる。

実に愉快(苦笑)




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異国暮らしのリリィ
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