中国人の割り込みを防ぐ術
中国からの旅行者と移民が増えたことで今日本で大きな問題になっている「中国人のマナー」について、現代中国社会で5年間生活した日本人としての見解を述べたいと思います。
今日のテーマは「割り込み」です。
中国では割り込みされて喧嘩になることは少ない
まず、みんなが不快になる行列の”割り込み”ですが、これは中国では当たり前の日常の光景です。
で、割り込みされた時に声を荒げて喧嘩をする中国人はあまりいません。割り込みを許してしまった場合、多くは「負けた」とばかりに見送っています。
割り込みするのもされるのも、当たり前に受け入れている感じです。
しかし一度だけ、割り込みをしたおばさんに対して後ろの列の複数人が一斉に文句を言った場面に遭遇したことがあります。
「みんな並んでるのよ、見えないの？私たちだってもう半日も待ってるんだから後ろに並びなさいよ！」とか何とか、複数人が一斉に声をあげて、割り込んだおばさんは気まずそうに「私急いでるの。お願い」などと言ったのでみんな「私だって急いでいる！」とか応戦してました。
ちなみに「半日待っている」(等着半天）と言う言い方は「長い時間待っている」ことの比喩で言われる言葉で本当に半日待っているわけではありません。（笑）
中国人は小さな頃から自然に割り込むスキルを身につけている
私は子連れで出かけることが多かったので、テーマパークやプレイランドなど子どもが集まる場所で並ぶことも多かったのですが、子どもたちの割り込みの自然さにいつも驚いていました。
子どもたちは体の小ささを活かし、しれ〜っといつの間にかじわじわと距離を詰めて、気づけば前に出ているのです。
プライオリティパスを持っているかのような勢いで自然に行列を抜かして先頭に立つ子もいます。
あまりに自然すぎて、「え？今割り込まれた？」と気づくのが遅れるほどです。
でもそこは私も母親、「抜かされた！」と悲しむ娘のために戦うこともあります。私が大阪在住時に習得した、中国人の割り込みを防ぐ術をお伝えします！
ポイント：中国ではなく大阪で習得しました（苦笑）
中国人の割り込みを防ぐ術
時々Xなどで見る動画で、中国人に割り込まれたので「後ろに並んでください」と正当に注意をしたら逆ギレされたというシーンがあります。
割り込み国の人に「割り込まないでください」と真っ向から注意をしても効果がありません。
あちらからすれば「そこに隙間があったから入っただけ」ということなんですから。
なぜ割り込むのかって？ここに隙間があるからだよ。
つまりかの国の人の中にはかなり多くの割合で「隙間があれば割り込みたくなる習性」があると思った方がいいです。
なので、割り込む隙間を作らなければいいのです。
予防策としてできること
行列に並ぶ時はできるだけ前の人との距離を詰める。
人と近すぎるのが嫌な場合はカバンなどで距離を詰める。
列に並行して近づいてくる不審な人物がいたら、その人の動きに合わせて体を動かし防御する。
横から割り込もうとする人にはカバンや傘などで防御する。
テキストだけだとちょっとわかりにくいですよね…
中国に行ったことがある人は体験済みだと思いますが、行列の人と人との隙間がめちゃくちゃ狭いんですよね。
もうほぼくっついてる。肩に顎乗っかってるんじゃないのくらいの人もいます（苦笑）
あれは隙間に割り込まれないための防御策なんですよね。
１列で並んでるのにいつの間にか隣に立っている人がいます。斜め後ろとか、これは隙を計っているので要注意人物です。
そのような人物が自分のそばに現れたらサッカーやバスケのディフェンスのように彼の動きに合わせてこちらも体を動かします。
カバンや傘を横に出すのも有効です。
子どもに抜かされた場合は、子どもはじっとしていないので、逆に隙を見て抜き返せることもあります。
まあ、要するにかの国の割り込みは無言の攻防戦というわけです。
真正面から「並んでください」と言うのが一番効果がなくて喧嘩になる不快な方法です。
テーマパークなどでこのような人に遭遇したら、これもアトラクションだと思って無言で勝負を楽しみましょう。
私はこの方法であまり割り込まれることなく、中国で子連れで生きてきました。（何の自慢や）
ちなみに「大阪で学んだ」というのは本当で、大阪で働いていた時に地下鉄御堂筋線を使っていた時期があるんですが、乗り降りの際に抜かされることが多いので、身につけました。
大阪では日本人でも割り込みしてくるおばさんがいます。兵庫から出てきて最初は人混みのなかで人にぶつかられたり靴を踏まれたり散々な目に遭い、そして身につけたサバイバル術です。
大阪は日本で一番チャイナに似ている町だと思います。（怒らないでね）
そして自然に割り込む術を持っているのはインド人もです。空港でインド人家族にしれっと割り込まれた時、妙に納得しました。
やっぱり人口の多い国の人は割り込む。
大人しく待ってたら永遠に自分の番が来ないぐらいの感覚のところで生活してるから、これも世界一位二位の人口の国民のサバイバル術なんですよね。
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