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反日国家で身を守るためにできること

深センの事件のことで私自身が中国で体験した不愉快で恐ろしいことが重なり、ちょっと感情的になっています。

中国愛がかなり強かった私が、5年間の大陸暮らしを経て、今はもう中国とは関わらないと決意するほどになってしまいました。

背景にある政治的な見解や歴史問題について述べる記事はニュースサイトや中国評論家、歴史研究家さんなどに任せることにしましょう。

私は私が体験を通して学んだことから、中国に住んでいたり、中国の人と関わっている、関わらなければならない人たちに注意喚起をするに留めたいと思い直します。

反日国家で日本人が身を守るためにできること

私は2012年の反日デモの時にも中国にいました。歴史問題について調べたこともなかったし、頭の中かなりお花畑で「中国語好き〜」「中国人面白い」だけで移住しました。

でも反日デモなども経験し、最低限の警戒心は持たなければならないとは思っていました。

日本人のいない地方都市に子どもを連れて移住した時は、それなりに気をつけていました。

外では日本語をなるべく使わないようにしていました。

2012、2013年ごろは夫婦二人でしたが、夫も私も中国語が話せるので観光地などでは中国語で会話するようにしていました。

娘は中国語が話せるようになりましたが、外で私に対して日本語を使いたがるので「大きな声で日本語言わないで」と言っていました。

小さな子どもにそれをわかってもらうのは難しく、「なんで?」と不機嫌になられたりしましたが、実際日本語を話すと周囲の人に一斉に見られるので嫌でした。

だからといってすぐに敵意を向けられるわけではありませんでしたが、中にはいるかもしれないと思うとちょっと怖かったです。

また、タクシーでは中国語を話していても発音のなまりなどから地元の人間じゃないことがバレやすく、よく喋るタイプの運転手の場合は「どこの人?」と聞いてくるので、よく「台湾人だよ」と言っていました。

私は実際台湾で中国語を習得しており、夫は台湾人で私の発音も台湾なまりなので、みんな信じてくれました。

よく言われたのは「福建省でしょ」というものでしたが、さすがに福建省出身の中国人になりすますには中国語のスピードなどが無理があるかなあと自分では思いましたが、信じた人もたくさんいました。

外国を知らない中国人は、中国語は難しいから外国人が流暢に話せるわけがないと思っている人が多いんです。

中国語ができない場合は、韓国人とかベトナム人だとか言っている日本人も知り合いにいます(笑)

現在深センの事件を受けて、日本人学校に子どもを通わせている親御さんたちはランドセルを使わない、外で日本語を話さないなど気を付けるとメディアの取材に答えているようですが、本当にそれは最低限必要なことです。

正直、母語を使うと危ない目に遭うかもしれない、自分が日本人だと言えない国で暮らすのは窮屈ですし、それでなくても今の中国は言論の締め付けと相互監視が強すぎて息苦しいです。

それから、最近中国政府はネット上の言論統制に非常に力を入れています。

中国に住んでいる場合は、例え外国人であってもXやインスタグラム、YouTubeなどのSNSで中国を批判するような内容を書くのは危険です。

さらに政府は「観光地以外の写真を撮ることはスパイ行為に該当する場合がある」と言いました。

政府機関はもちろん、学校や経済悪化が分かるような空のショッピングモールなどを撮影してSNSにアップしたりすると、場合によっては通報されるかもしれません。

2024年7月1日から中国に入国する際に空港でランダムに携帯電話やパソコンを調べる法律が施行されました。

その時に中国国内で利用が禁止されている海外のSNS、X、インスタグラム、YouTubeのアプリが入っていると中を見られます。写真も調べられて詳しく聞かれる可能性があります。

中国に住んでいる人は、中国用携帯を別に持つ方がいいです。

リスク管理を考えると、SNSで中国生活のことは発信しないのが一番です。

中国で生活する上でのリスク管理

  • 外ではなるべく日本語を話さない。

  • 日本人グループで行動しない。

  • 日本人だと分かるような格好を避ける。(姿勢や所作で分かる人も多いですけどね)

  • 中国国内のSNSで発信しない。海外SNSでも中国のことを発信しないようにする。

  • 入国の際は携帯電話やパソコンの中を整理する、もしくは中国専用端末を持つ。

こんなところでしょうか…

在日中国大使の発言が問題になっていますね。

深セン日本人児童刺殺事件で日本で中国を非難する論調が高まっていることを受け、在日中国大使は驚くべきことに、自国民に対して「日本を警戒せよ」と伝えました。

【北京共同】在日本中国大使館は24日、日本在住者や訪日旅行を予定する自国民に対し「情勢を鑑みて、警戒意識を高め安全を確保」するよう注意を促した。中国広東省深センで日本人男児(10)が刺殺された事件を踏まえ、両国民同士のトラブル回避を図った対応とみられる。

共同通信

また、外相は日本側が事件の動機などについて詳細な説明を求めると当然の要求をしたことに対し、「日本側は冷静に理性をもつべき」と逆に日本の姿勢を批判して終わり。

中国という国は、常に被害者の立場を取ります。

中国人による反日教育が背景にあると思われる事件が起きた場合、それが中国であっても日本であっても、政府は守ってくれません。

自分と子供の身を守れるのは自分だけだということです。

本当は今の中国からは離れるのが最善です。

どうしようもない方は、どうかお気をつけください。

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