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ベトナム人は冷たい?今のところ中国人の方が親切だと思っている点について
外国で働くためには、入国してからビザ手続きや住居探し、海外から送った荷物の受け取り、電話の契約、銀行開設などたくさんの手続きが必要です。
これらは地元民なら必要がないか、自分ですぐにできることばかりですが、初めてその国に来た外国人にとってはどれも簡単なことではありません。
人間は働くために生活しているのではなく、生活のために働いているのですから、まずは生活環境が落ち着かないことには仕事に集中などできるものではありません。
なので、外国から来た新入社員を受け入れる側は、まず生活環境を整えてあげることを最優先にするべきです。
特に現地の言葉がわからない場合は、何をするにも1人では困難であり、必ず現地の人の助けが必要です。
・・・で、この外国人が最初の生活環境を整えるにあたっての受け入れ側の
親切度に対して、中国人とベトナム人の違いを痛感したので書きたいと思います。
ベトナムでの勤務先は、それなりに大きな日系企業のベトナム支社で、日本人も複数働いています。日本からの出張者も多いので、ベトナム人社員は外国人の受け入れに慣れていて、その辺りの対応に関してルールが出来上がっているだろう、と思っていました。
事実、渡航前に「入国準備ガイド」なるものを送ってくれて、さすが慣れてるなあ、安心だわ、と思いました。
ところが、いざ入国してみると、ベトナムはいろいろ不親切だなあと思ったので、「外国人受け入れ対応ベトナムと中国&台湾の違い」についてまとめてみたいと思います。
入国時の空港お迎えがない
まず、中国大陸でも台湾でも、空港に専用車でお迎えに来てくれたのですが、ベトナムではお迎えがあリませんでした。会社が手配したホテルの住所をもらっていて、空港タクシーで行ってくださいと言われ、タクシー代は後で補償しますと言われました。
最初の入国時は荷物も多いし、私は子連れでなおさら大変ですし、空港で手配してもらったタクシーが最初ホテルの場所を間違えていったん降ろされ、また乗り直すという手間がかかり、不安でした。
右も左もわからないんですから、最初は迎えに来てほしいなあと思いました。
住居は入国から1週間以内に自力で探す、その時間は無給?
ベトナムでは入国してから1週間滞在するホテルは会社負担で手配してくれたのですが、その間に住居を自分で探さなければいけないという話で、不動産屋は紹介してくれたものの、ベトナム人社員の同行はないと言われました。
しかしハノイには日本語対応の不動産仲介業者がたくさんあるので、別に社員が同行しなくても全然大丈夫でした。ただ!この1週間は出社して研修を受ける必要もあり、時間にゆとりを持たせてくれてはいるものの、いくつか入れられていた予定をキャンセルして内覧に行くことになりました。
なんせ、期限は入国から1週間なので、そんなにのんびりしていられません。
で、2日間はまるまる内覧の時間にさせてもらったんですが、ベトナム人主任は「この2日間は無給休暇扱いになる」と言いました。
外国人が入国して住居を決めるための時間が、休み扱いだなんて、ちょっと納得できないと思いました。家がなければ仕事なんてできないじゃないか!最低限の生活環境を整えるための時間も勤務時間に入れるべきでは、と私は思うんですが、甘いでしょうか?
日本人の先輩社員も、そう思うと言ってくれましたし、外国人関連の業務の担当者も、その時間は研修スケジュール調整でやってもらってくださいと言ったので、会社の方針としては住居探しの時間は休暇ではなく、研修の一環ということだったんですが、
主任は「家探しは個人の用事だと思います」と言うではありませんか。いやいやいや、ベトナム人が市内で引っ越しをするのとは訳が違うんですよ!外国から来て、今住むところがないんですよ!これは個人の用事ではなく、外国人社員受け入れの業務の一環ですよ!
リーダーをやる人に理解がないと悶々としますね。
この点、中国では外国人が非常に少ない場所で、外国人受け入れもそれほど慣れている訳ではなかったのですが、住居は社員専用アパートが入国前から用意してあり、家具家電も使える状態、新しいベッドシーツを敷いてくれて、さらには1、2日食べるものまで用意してくれていました。
台湾でも事前にメールで物件の希望条件をヒヤリングしてくれ、写真を見せながら代わりに部屋探しをしておいてくれたので、到着してすぐに入居できました。
初日の買い物への同行
中国も台湾も、初日に一緒にスーパーに行ってくれて、買い物に付き合ってくれました。最初はスーパーの場所も分からないし、たくさん必要なものがあるし、1人で行くのはちょっと大変ですから、本当に助かりました。
台湾では、「まず絶対に除湿剤を買ってください!」と言われたり、地域によって必要なものもあるので、現地の人のアドバイスがありがたいですよね。
ベトナムでは、もちろん…放置です。唯一、日本人の同僚が日系スーパーの場所を教えてくれました。
・・・続きは次の記事で。
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