Sucre

こっそり書いてます。 よければ立ち寄っていってください。 米文学かじり。

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最近の記事

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恋愛結婚

父方の祖母は来年の1月で74歳になる。 小さくて可愛らしい祖母は、歳のせいか体重がどんどん減っている。そんな祖母が心配で、私は帰省すると必ず会いに行く。 8年前、私が中学に入ったばかりの頃、祖父が亡くなった。ガンだった。 以来、祖母はずっと一人で暮らしている。 小さい頃、私たち兄妹は、いつも木曜日になると祖父母に預けられていた。両親が仕事で家にいなかったからだ。 祖父母の仲の良さは、小さいながらに感じ取っていた。素敵な夫婦だと思った。 ————————————————

    • Lost

      “The problem is the fact that you’re still young.”Someone said. Actually, that made me surprised. And that wasn’t what I expected to be told. I thought he would go like, “I’m not young anymore, but you are, so just take it easy, huh?” I wa

      • ばぁちゃん

        今回はとても悲しくて寂しい。 でも思い出はあったかい。 2024年7月9日早朝。 父方の祖母、 あの祖父からのラブレターを見せてくれた彼女が、 76年の人生に幕を下ろした。 亡くなった日、朝5時40分くらいに、父に病院から電話がかかってきた。 私は遠くから聞こえる父と母の声から何かを感じとり、目を覚ました。 すると父がいつもより足速に音を立てながら、私の部屋に入ってきた。 「病院から電話かかってきて、ばあちゃんの血圧が測れへん、と。今から行くけど、行く?どうする?」

        • 手紙から発展した恋愛

          以前に書いた「恋愛結婚」の記事。 今回は、あの話の続きを書いてみる。 少し前、また祖母の家へ行った。 いつも祖母のところに行くと、まず、祖父の仏壇に手を合わせる。 蝋燭をつけて、線香を焚いて。 静かに手を合わせて、 心の中で私の現状報告をした。 その後ろで、一部始終を祖母が見守ってくれていた。 すると、色褪せて、シミのついた白の封筒を、 祖母は嬉しそうにしながら、 見てみて、と言わんばかりに私に手渡した。 それは祖父が祖母宛に出した、 2人が付き合うきっかけとなっ

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        恋愛結婚

          A Windy Day

          This is a story that my grandma told me when I was little. 「Once upon a time, there was a fairy of the wind. The fairy loved dancing along with nature and always created wind by her magic, so that trees and flowers could swing together.

          A Windy Day

          夏の夜空を仰いで見れば…

          今日はある友達と半年ぶりに会った。 決して遠くに住んでいて会えなかったという訳ではなくて、ただ機会がなかったというのが、再会にそれほどの月日を要した理由だった。 彼とは大学に入って、いつの間にか仲良くなった。何か大きなきっかけがあった訳ではなかったが、色んなところでばったりと会っては、少しずつ話をする仲になっていった。 2人でお店に行ってご飯を食べる予定だったが、色々と都合がつかず、結局は各自でご飯を食べた後に、川辺で缶チューハイを片手に駄弁ろうということになった。 川

          夏の夜空を仰いで見れば…

          I’m not a supermodel from a magazine I’m okay with not being perfect ‘Cause that’s perfect to me —『Perfect To Me』 Anne-Marie

          I’m not a supermodel from a magazine I’m okay with not being perfect ‘Cause that’s perfect to me —『Perfect To Me』 Anne-Marie

          Studying and Learning

          I'm just in the mood for writing in English today. Besides, I’ve been curious about if English text is in demand or not here on note, so let me try this out. What I want to talk about here is what I thought the other day. It’s about way

          Studying and Learning

          Me

          初投稿ということで、誰も興味がないであろう私の話をここに。 21歳の私は、一人暮らしを始めて早4年目を迎える。 鏡に映る自分に一方的に話しかけることが日課の日々を、悠々自適に過ごしている。それが私。 そんな私が生まれたのは、とある小さな漁師町。 3人兄妹の真ん中で、2つ年上の兄と年子の妹がいる生粋のお父さんっ子だった。 母はいつも兄と妹で手一杯で、2人きりでゆっくりと会話を交わした記憶があまりない。というより、どうせ聞いてもらえないだろうと勝手に高を括っていた。 私は