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妄想の温度管理
妄想 は 創造の原液
空想 ともいうけれど
原液レベルでは 劇薬でもなんでも
並べてあるから
あえて妄想 と呼ぶ
1滴 を 表現に
1滴 を 日々に
つかっても つかっても
そのうちまた満ちる
でも 管理をまちがえると
ときに 手のつけられない猛毒に
あるいは あっというまに分解され
ただの淀んだ液体になってしまったり
妄想は
ひとりの時間に
知識と 記憶と そして 秘密 を
吸収しながら 熟成される
妄想は その存在を深く理解し
向き合ってくれる相手にだけ応える
世間との距離に さじ加減をしながら
ときにほかのことを犠牲にしても磁場をまもる
だから
へんなひと ってタグは 常につけられがち
つくるひとびと は 多かれ少なかれ
そういうものなのかもしれない
つきあいがわるい と おもえる
あのひとも このひとも
妄想の管理人かもしれない
でも どれだけ守っても
作品としてカタチにするエネルギがなければ
日の目をみない ただのコレクション
表現に変換してこその妄想
自我にばかり夢中で 管理を怠り
ひからびた 妄想の廃墟で
さえないキノコが生えてるのをみかけると
もったいないっておもう
リリィミンツ
SSMP
* ずっとウタうシゴトしています*
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