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鬼門は心の中にある(清水‐東京V)

2025.2.16  明治安田J1リーグ
第1節 清水 1-0 東京V
北川航也
5位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

さあ、2025年開幕です!

舞台は国立競技場。
相手は東京ヴェルディ。

舞台は整いました。

1,J1じゃなきゃダメなんです?

正直、エスパルスの選手が
楽しそうにサッカーをしている様子を見られれば、
それだけでも十分楽しい。

試合中、○○選手のこのプレーいい!
とか、
えっ、こんなことできるの?
とか、
新加入選手いいじゃん!
とか、
このパスしびれるぅ!!
とか、
○○選手去年からめちゃくちゃ変わってる!
とか。

周りのサポーターたちと大盛り上がりするのが
めちゃくちゃ楽しい!!

それって、カテゴリーとか正直関係なくて
ただ好きなチームがここにあるだけで
好きな選手たちが躍動しているのを見るだけで
十分なんですよね。

にも拘らず、なぜJ1に拘るのか?

それは、笑顔を積み重ねた結果がそこにあるから。
だと、私は思います。

去年最後に見られたみんなの最高の笑顔。
1年を通してたくさんの笑顔になる結果を
1試合1試合積み上げて、昇格とJ2優勝を掴んだみんなの、
最高の笑顔がそこにあるから。

そしてこれからも、
選手の笑顔をたくさん見たいから。
その結果がきっと、J1残留に、そして上位進出へ
繋がっている、と思いませんか?

そしてそのさらに先にある景色を
見たいってみんな思いますよね。

2,鬼門は私たちの心の中にある

鬼門、それはメンタルが生み出すと
メンタルコーチとしては考えます。

もし本当に国立が鬼門ならば、
過去のナビスコ杯や天皇杯での優勝はなかったはずだし
今節、東京ヴェルディ戦での勝利も
なかったと思うのです。

23年間勝てていないとか
新国立になってからも勝てていないとか
あのプレーオフでまさかの展開になったとか
そういった「記憶の積み重ね」が
私たちの中に魔物を生み出します。

昨シーズン、アウェイで勝てていなかった時も
同じようなこと、思っていましたよね。

「また同じことが起こるかもしれない」

という、想像です。

確かに、90分が過ぎ、アディショナルタイムに
なってから、
早く終わってくれ
相手ゴール近くでフリーキックをとられた時には
何とか守り切ってくれ
そんな感情がよぎったことは認めます。

ですが、2024年に1年間J2で私たちが積み上げてきた
新しい記憶が、サポーターを助けてくれたような気がします

それは、
このチームは、負けない。
アディショナルタイムに追いつかれたり
逆転ゴールを決められたりする、
あの頃のチームとは、もう違う。
という記憶。
それを一番信じているのは他でもない私たち自身で、
私たちがポジティブな声を出せばそれが選手の力になる。
という記憶。

アディショナルタイムになっても、
「7分もあるのか!」といううめき声は
もう聞こえませんでしたし
フリーキックを取られても
応援の声は少しも衰えるどころか
更に圧力が増したと感じました。

そこに鬼門だった国立はなかったと
私は思いますし
これからも勝ったり負けたりしていくのだろうけれど
その度に私たちはいい記憶を積み重ねていければ
いいねと、感じました。

3,1/38

この1試合が特別なのか、
それとも1/38なのか。

私は基本、1/38という姿勢を
貫いています。

理由は2つ。

まず1つめは、
この試合は重要、という思いによって
「重要でない試合」が生まれるからです。

どの試合でも同じように重さ。

試合によって、
相手によって、
状況によって、
その1試合の重みは変わらない。

全てが1/38

相手がどこだろうと
相手の状況がどうだろうと
自分たちがどうだろうと
スタジアムがどこであっても
全ての試合全力で挑む。

そうあるべきだからだと思うからです。

もう1つの理由。
特別だと思うことによって
余計な力みが生まれる。

緊張したり、硬くなったり
いつものプレーができない
それによって生まれるぎこちなさや
選手間のギャップなどが
プレーにおいてはマイナスにしか
なり得ないように思えるからです。

もちろん特別な試合はあります。
開幕戦。
首位決戦。
直接対決。
ダービー。
タイトルがかかった試合。

否が応でも気持ちは昂るでしょう。

そこで如何に「平常心」を保てるか、
いつも通りにプレーできるか。
それが大事です。

4,高橋祐治選手

試合後の祐治選手の笑顔を見れただけで、
国立に行った甲斐があったというものです。

どう表現しても月並みになってしまうと
わかっていて敢えて言いますが
髙橋選手が背負っていた重い荷物は
誰にも計り知れなかったと思います。

シーズンの結果は1年間積み重ねた結果であり
1プレーで決まるものではないけれど

結果的にではあったけれども
髙橋選手のプレーによって決まってしまった
多くの人の人生が変わった。

あの経験があったから、などと言うのは
髙橋選手にとっては綺麗ごとにすぎないでしょう。
この1年2カ月半の苦しさが消えるわけでは
ないのですから。

ただ人生は塞翁が馬。
その経験が、その経験によって分かれた道の
どちらが幸せで、どちらが困難かは、
最後まで誰にも分らないのです。

ヒーローズジャーニーという言葉があります
ヒーローには困難が降りかかり
ボロボロの状態から立ち上がるから
それがストーリーになるのです。

私たちのヒーローは、
これからどんな旅路(ストーリー)を歩んでいくんでしょうか。

それを私たちは見届けましょう。


さて、いよいよホーム開幕です。
開幕戦国立での勝利を
この雰囲気をアイスタへ。
要塞アイスタ、再び。

最高の応援で選手を後押ししましょう!!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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