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去年の借りを返す(第一章)(清水‐藤枝)

2024.9.22  明治安田J2リーグ
第32節 清水 3-2 藤枝
西澤健太
住吉ジェラニレショーン
乾貴士
1位

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

久しぶりに声が枯れました。
グリコの10分(実際は15分だったらしい)
凄かったですね。
これにもちょっと、触れておきたいと思います。

1,今までとは違うことを証明してくれた?

徳島に続いてアウェイで逆転勝ち。
もう、アウェイとか先制されたらとかの、
苦手意識は払拭されましたよね??

いろんなジンクスだの鬼門だのというのは
80%くらいは人の心が作り出してる、
と私は思ってます。

残りの20%は、立地とか芝の悪さとか
観客とかもろもろ。

あくまで体感ですけどね。

今回、藤枝のスタジアムの
半分(以上?)を清水サポーターが締め、
特に後半相手ゴール前への
圧のかけ方が凄かった、と思います。

清水の選手たち、今までは
ホームでは勝つ
先制すれば勝つ
そういう自信を持って
プレーしていたと思いますが、
徳島、藤枝の2試合を経て、
先制されても勝つ
という自信をもててたら、いいな。
と思います。

自信というのは「自分を信じる」と
書きますが、
自分自身のことであるにもかかわらず
ちょっとしたことで揺らぎやすい。

誰かに何か言われたり、
先手を打たれたり、
誰かの態度に動揺したり。

だから、こういった「実績」を
積み重ねることで
その経験を脳が覚えており
まだ大丈夫、まだいける
やれる、俺たちなら。
そんな気持ちを支えてくれる柱に
なるんです。
(実績は急に消えて無くなったり
しないですからね)

なので、自信がないよー。って思う人は、
自分を支えてくれる経験や実践
周りの支えなどを10個くらい
書き出してみるといいですよ。
書くことで意識に残りやすくなります。
(そんなもの見つからない、という人は
相談してくれたら一緒に考えますよ)

さて、次に選手に求められるものは、
大一番で勝つ
何がなんでも勝つ
というメンタリティですね。

長崎相手には引き分けておりますし
去年もここという試合を
いくつも落としてます。
今回これを手に入れられたら、かなり大きい。
メンタル的にも注目試合です。

2,勝って修正、は継続。

半分はオフサイドになりましたが
藤枝にはゴールネットを4回、
揺らされております。

これは、見過ごせない事態。
ただ、こればっかりは
選手たちに任せるしかありません。

選手と、コーチと、監督に。

3日間の練習で
どれだけ確認できたか。
どれだけ修正できたか。

相手は横浜FC。
前半戦で連勝を止められた相手です。
いい選手が多いし、
何よりずっと負けてないという自信を
うち以上に持っています。

メンタル的には五分。
プラス、サポーターの声でどれだけ
プラスにできるか。
といったところでしょうか?


3,グリコの10分

基本的に、長回しは否定派です。
というのも

同じことを続けると
「馴化(じゅんか)」という現象が起きます。
つまり、馴れです。
マンネリに似た状況です。

同じことを続けると、
熱量が下がる。
声が小さくなる。
勢いがなくなる。

ではどうしたら?というと
その馴化が起きそうなタイミングで
変化を加えたり、
仕切り直したり、
すれば良いのです。

今回15分ほど続いたグリコでしたが

3ゴールが決まったことにより
仕切り直すタイミングがあった

西澤選手やコールリーダーから
煽りがあった

この2点が大きいと思います。

私も比較的ゴール裏の真ん中付近にいましたが
西澤選手の煽りは見えましたし
コールリーダーの声も聞こえました。
その煽りに応えて
1段階声が上がるんですよね。

馴化を起こさせない工夫、大事です。
これは日常でも使えるテクニックですので
参考にしてみてくださいね。


4,すべてが布石だったとしたら


おなじみの妄想タイムです。

秋葉監督が優勝を狙っているのは
間違いないのですが、
次の国立戦をかなり重要視しているのでは
ということ、
それから来年以降も見据えているということは
インタビューやロッカールームの話などから
感じています。

ここ数試合、
「この起用は?」「この戦略は?」
と思うところがいくつかあったのですが、
もしかしたらですが、
その辺りに繋がっているのかも??と。

この国立決戦、そしてエスパルスの未来のため
秋葉監督が戦略を練っていたとしたら・・・
なんてことを妄想すると、
楽しくなってきます。

去年の後半戦、町田、磐田、東京Vに勝ったけど
昇格は逃した。
もちろん、1つひとつの試合とシーズンの成績は
繋がっているけれど、
昇格できなかったことが全てです。

昇格できなかったという悔しさも
ここに繋がっているとすれば、
いろんなことが伏線となり、布石となって
この国立決戦に繋がっているのかなぁと。

去年町田に2失点してからの逆転。
あれは、しびれる試合でした。

今年はどんなドラマが待ち受けているか。

横浜FC戦、5万人以上の来場が見込まれています。
1万人の時100%の声を出していた人も
5万人いるなら自分は5分の1でいいか。
となりがちです。
これも「リンゲルマン効果」「社会的手抜き」
として有名。要注意ですけど、
国立にあつまる清水サポーターは
むしろ120%の声を
出してくれるんじゃないかなと
期待しています。

選手が気分良くプレーできるよう。
最高の後押しをしたいですね。

全員で。最高の応援を。
最高の1日に。
ONE FAMILYで。

ようこそ、国立(ここ)は静岡。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】

・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を

静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。

将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。

現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。

プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
音楽療法士
リトミック ディプロマA

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