昇格、その先へ。(清水‐栃木)
2024.10.27 明治安田J2リーグ
第36節 清水 1-0 栃木
住吉ジェラニレショーン
1位
こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。
ここまで長かった。
泣き虫だった自分が
他の人より泣けなくなってることに
思いがけず、気がつきました。
歳かな??
1,沖悠哉選手
私、ゴールキーパーって好きなんですよ。
今まで好きになった選手とか、ゴールキーパー多いんですよね。
私にサッカーの面白さを教えてくれた中学校の担任が、
元キーパーだった影響かもしれません(笑)
この試合、権田選手が欠場。
ここまでずっとゴールを守ってきた権田選手の代わりに
ずっとベンチで声を出していた沖選手が
ゴールマウスに。
ゴールキーパーって1試合1人しか基本出られない。
そして、チームの調子が良ければ、その序列は
なかなか変わらない。
だから、出番が回ってきたときはたいてい、
「急遽」とか「トラブル」ってときなんですよね。
だからこそ、セカンドキーパーは
いついかなる時も、すぐ「行けます」と言える準備を
していなければならない。
だけど、そのいつかがいつ来るかは
全くわからない、その中で気持ちを切らさず
やり続けなければならない。
それがゴールキーパー。
なんとも特殊なポジションだと思います。
だからなのでしょうか、ゴールキーパーって
人格者が多い気がする、というのは私の個人的持論です。
私が今まで応援してきたゴールキーパーは
どんなに試合出られない時間が長く続いても
いつもいい準備をする、それだけですよ。
って笑う人とか
私がちょっと愚痴を言っていたら
もう、そういう考えは古いんじゃないかな
と諭してくれるような人ばかり。
権田選手はじめ、わがチームのキーパー陣が
毎日成長を目標に努力を続けていることは
栃木戦での沖選手の活躍、
そして来られなかった二人のユニフォームを
見ればわかりますね。
次節権田選手が出られるかどうか
わかりませんが、
沖選手には今後もがんばっていただきたいですね!!
2,北川航也選手
82分のプレーで退場。
正直、許されないプレーだったと
思います。
この昇格のかかった試合で
退場者をほとんど出さないエスパルスの中で
報復行為で
数試合出場停止になる行為で
キャプテンが
エースが
いろんなことを合わせて考えて、
やるべきではなかったとしか思えません
残りの約15分間、
生きた心地がしなかったでしょう
去年の悪夢がよぎったかもしれません
もし仮に、今年も昇格を逃していたら
去年の高橋選手以上に責められていたかもしれません。
そうならなくてよかった。(誹謗中傷はダメですけど)
祈るような思いで
戦況を見つめていたのでしょう
終わった時、
ほんとうにホッとしたのではないだろうか
泣き崩れる北川選手に、たくさんのスタッフや
他の選手たちが声をかけに行きました。
ああ、北川選手はキャプテンとして、
このチームにちゃんと存在があるんだな
みんなが北川選手を認めているんだな
と感じました。
だからこそ、
航也のためにも勝つぞ、と
ピッチに残った10人の選手が必死に頑張った
そんな気がしています。
過去にある試合で、1人の選手のミスで2失点したとき
周りの選手がその選手のためにと
必死で2点を取り返したことがありました。
この選手のミスならみんなでカバーしよう、と思えるか
何やってんだよふざけんな、と思われるかは
普段の振る舞いに大いにかかっています。
北川選手は前者だったということで、
今後についても不安はありません。
北川選手は残り2試合の出場停止処分となります。
本来は3試合停止というかなり重い処分です。
今シーズン、もう試合に出られません。
このプレーは反省すべき行為だとは思いますが、
北川選手にとってはこの処分によって
それ相応の代償を払ったと思うので、
それで十分でしょう。
本来なら自分のゴールで優勝を決めたかったと
思いますからね。
そのチャンスを自分の手でつぶしてしまった。
こういった状況で
もう自分は試合に出ないから関係ないと手を抜くか
ふてくされた態度をとるか
出られないからこそ、練習や、他の選手のサポートを頑張ろうとするか
今後の行動の選択でその選手の価値というか
真価というものが、問われるかなと思います。
サッカー選手としてのキャリアはまだまだ続きますから
北川選手にとって、この経験があったから、
と言える時がいつか来るかもしれません。
3,秋葉監督
勝利の瞬間、小さなガッツポーズをした秋葉監督。
喜んでいるスタッフの中で、
大きく顔を緩めることもなく、
インタビューでも「まだ何も勝ち得ていない」
と笑顔を見せず言い放った秋葉監督。
サポーターの前に来た時には笑顔を
見せてくれましたが、
この指揮官の表情、インタビューから、
選手たちに対して「まだ終わっていない」
というメッセージが伝わったのではないかと思います。
昇格は最低限。優勝が目標。
そしてそれを引っ提げて、J1で戦うチームを作る。
それが秋葉監督の目的なのでしょう。
昇格直後のインタビューで、
浮かれることもなく冷静に受け答えする秋葉監督。
シーズン開始当初から、秋葉監督は優勝と言っていましたし
何人かの選手も口にしていましたね。
私も今までずっと、「優勝」に拘ってきました。
昇格できれば後は何でもいい、
という考えも否定はしませんが
優勝に拘るからこそ、昇格できたと思っています。
ここにきてすべての選手の矢印が優勝に向いて、
一致団結していけばよいと思います。
大事なことは選手たちが
同じベクトルを持つ事です。
同じ方向、同じ熱量で。
4,あと2つ、だが1つずつ。
あと2つ勝てば、というところまで
こぎつけましたが、
次節はまだ、他の試合の結果次第です。
自力で決まらない時にあれこれ考えるのは
私は悪手だと思います。
まず足元をしっかり踏み固めていきましょう。
次節いわき戦、しっかりと勝つこと。
それだけです。
あと2つ、ホームで戦えると言っても
勝ちが保証されている訳ではありません。
勝利は、自分たちで掴みに行かなければ
勝手に転がってくるものではないと、
私たちは知っていますよね。
山形戦ではそのことをいやというほど
気付かされました。
ホーム連敗はあり得ません。
16試合、負けずに来たのに最後3つ負けるなんて、
そこはさすがに、選手にもプライドがあるはず。
そして私たちができることは、
あと2つ、最高の舞台を選手に用意するだけ。
最高の応援を、全員で。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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【お約束】
清水エスパルスを題材にメンタルを語るブログです。
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あくまで一般論としてのメンタルを語っており
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ここを改善すべきだとかを
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その後の試合の流れに影響を及ぼしてた!(かもしれない)
というようなことはブログ内では取り上げます。
それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。こちらに書かれていることを元に
チームや選手個人にご迷惑をかけるような言動は
おやめください。特定の選手、チームに対する暴言や誹謗中傷等もおやめください。
【勝利のリズムへ導くプロスポーツメンタルコーチ Lily】
・独りきりでがんばるアスリートをなくしたい
・すべてのアスリートがメンタルコーチに頼れる世界に
・すべてのアスリートに幸せな引退を
静岡市出身。お茶の水女子大学心理学卒。
清水エスパルスとサッカー、音楽が大好きです。
小~高校まで吹奏楽部。高校野球の応援にも全力。
現在は清水エスパルスのゴール裏で声援を送る生活。
将来有望とされていた若手サッカー選手が
活躍できずに引退してしまう、
そんな姿を見たのをきっかけにメンタルコーチの道へ。
現在は音楽家(プロジャズミュージシャンなど)、
スポーツ選手(サッカー、ビリヤードなど)の
サポートの傍ら、自らの音楽活動も継続。
プロスポーツメンタルコーチ
プロチームメンタルコーチ
NLPマスタープラクティショナー
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