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【創作#11】2回目の個展「レリーフピクセル展EXPORT」について

ご無沙汰です、Lily☺︎KGことイトウリリィです。
突然ですが、2024年12月に3日間個展を開催します。前回の個展は3年前(緊急事態宣言の真っ只中でした)にアクセサリー雑貨をメインとした個展でした。

今回の個展は、私の新たな表現方法「レリーフピクセル」を中心とした内容です。「レリーフピクセル」についてご存じない方もいると思うので、簡単に以下明記します。より詳細を知りたい方は、コチラをクリックしてください。

1番最初に制作した「レリーフピクセル」

— レリーフピクセルとは
PEビーズ素材でpixelartを半立体的に組み立てていく、新しい3次元的な現代アートです。
『平面から飛び出している凹凸差が浮き彫りのような印象』を受け、作品は機転を平面として半立体に仕上げた後に額装するのが【レリーフピクセル】です。額装することで壁に飾る他に手に持ちやすく、360度から作品の「光と影と素材」を感じて"もしもpixelartが立体的だったら"を可視化することで新たな世界観を発見出来ます。

本note記事は、第2回目となる個展の「概要・展示作品について・お楽しみコンテンツ」等の内容に触れていきます。目次を活用して、ご覧になりたい部分をぜひご覧ください。

1.個展「EXPORT」概要

≪EXPORT≫は、データを出力することを指します。
今回の個展は、私が解釈したドット絵(pixelart)を
レリーフピクセル作品中心で展示販売します。

📯 《Lily☺︎KG 2nd個展/EXPORT》
・会期:2024.12.6(fri)~12.8(sun)
 [平日/weekday]14:00-19:00
 [土日/holiday] 13:00-19:00
・入場:1ドリンクオーダー制
・場所:ギャラリー小宇宙
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2丁目14-13 岡崎ビル606
・アクセス:JR渋谷駅中央改札スクランブルスクエア口
→東京メトロ渋谷駅B5より各徒歩5分

2023年夏に新たな表現方法「レリーフピクセル」を見出し、2023年冬のデザフェス58を終えてレリーフピクセル作品を中心とした個展を3年以内に開催したいと決意して行動に移します。
※Instagram投稿にて、その内容が書かれています。興味ある方はコチラをクリックしてください。

個展の会場は「ギャラリー小宇宙」様(東京/渋谷)に決まりました。早めに決まったので告知解禁は5月にしました。理由は2つあります。

  1. 遠方の方々にも来てほしい!(スケジュール立てる為には先出し情報が重要だと思っている)

  2. 作品制作に時間かかるため上半期からお伝えをコツコツとしたい。

  3. このギャラリーの建物(岡山ビル)が渋谷の都市開発の関係に伴って取り壊しが決まっている。オーナー様もそれを承知で運営スタートし、2025年4月末でギャラリーは終了となる。

上記理由により、早めに告知や作品の構成等を考え遂に12月を迎えました。

また、SNS情報をチェックするための個展用ハッシュタグを作成しました。タグは内容も分かりやすいものが良いと考えて『#レリーフピクセル展EXPORT』としました。

2.展示作品について(原画・作品の画像)

展示作品の数は以下の内訳となります。尚、「pixelart:原画」のATLに作品解説が書かれていますので併せてご覧ください。

a.キービジュアル作品(1点)

アイスクリームのコーンが惑星の地層に見えて描いたpixelartです。その後「ギャラリー小宇宙」様と出会い、このpixelartを可視化してみようと考えてキービジュアルに採用した。フレームは惑星をイメージさせたくて円にしました。紆余曲折あり、ステンドグラス作家:sunny glassさんにフレーム制作を依頼し、素晴らしい形となりました。正面のフレーム(窓)のなみなみは、sunnyさんのアイディアセンスです。
【pixelart:原画】
No.1 / Dream Planet
Φ100px
【Relief pixel】
No.1 / Dream Planet
約 Φ370mm(額縁込)

b.新作の展示作品(6点)

◎No.2:possibility

2023~2024年の年末年始から制作していた作品です。
テーマはタイトル通り「可能性」を表しています。

一輪のバラの花は「人」に例えていて、背景の可愛くイマドキな印象とは裏腹に脆くて刺がある、繊細ないきものです。
そんな花の色は様々で、青のバラは「可能性」という意味が込められています。
縁が青ではあるものの、花びらの色は「透明(ラメ入り)」を活用することで何色にでもなれるメッセージを込めています。
【pixelart:原画】
No.2 / possibility
45×18px
【Relief pixel】
No.2 / possibility
約145×145mm(額縁込)

◎No.3:GINGA

知り合いのガラス作家さん達の作品をみて、ビーズで表現出来ないだろうかと思った「昭和ガラス」をテーマに制作。

昭和ガラスは名前の通り、昭和時代に生産され、今人気の板ガラスです。特に「銀河」という柄はどこかで見たことある人も多いと思います。ビーズの透明色をふんだんに使って新たなGINGAを作ってみました。

透明ビーズが白く見えてしまうのをクリアする為に、ホログラム折紙を活用しています。隙間から見えるホログラムの輝き・それを受けてビーズの透度を感じる。色々発見のある作品になりました。
こちらの「昭和ガラス(銀河)」の資料を提供下さった pieniさん、いつもありがとうございます!個展では、pieniさんの昭和ガラス書籍を見本誌として置くので一緒に見てください!
【pixelart:原画】
No.3 / GINGA
この作品については、上記資料画像を目視で見ながら制作
(図案はありません)
【Relief pixel】
No.3 / GINGA
約250×250mm(額縁込)

◎No.4:Lil Sis

額縁の幅が太くて点描のような柄があしらっている珍しい額縁に出会い、更に窓枠が【極小】ということで低解像度に挑戦しました。

額縁からインスピレーションされたモチーフは、どことなく幼くて誰かとそばに居たい気持ちが溢れる状況を表現してみました。タイトルも【Lil Sis】という《幼い妹を想う》ような意味でつけました。ちなみに画像では見えないですが…ビーズの一層目はバラの黒壁紙風にしています。これは購入者だけが見られる特権です!笑
【Relief pixel】No4 / Lil Sis
14×16px(図案なし、ペグボード上で直接制作)
約170×178mm(額縁込)

◎No.5:true -Chamäleon-

【Chamäleon】はドイツ語で“カメレオン”のこと。レリーフピクセルの中での制作ラベルを作成したくて考えた時に昨年12月にドイツへ行ったことから…どうしてもドイツの言葉を用いられたらなと思って命名しました。
コチラはお分かりの通り、同色に溶け込む様が「カメレオンのようだ」と感じたところから【Chamäleon】と名付けましたが、読み方は私がつけた造語なので本来の読み方とは異なります。この作品は昨年から構想を練っていたものです。
同色のみを活用した作品に憧れがあり、今回3色の《白》を使っています。
そして、レリーフピクセルでの同色作品にラベルをつけようと考えていたところ【Chamäleon(カメリオン)】と命名しました!!

そして作品の内容です。
今回は額縁ではなくラタンのフレームを手に入れたので、それを白に塗って作品に統一感を出して純白で清らかなイメージを前面に出しました。
ですが、pixelartのモチーフは人の両手が描かれており、どんなに清らかな心の持ち主であれ、その白に隠れる両手が見えたなら…?!
何が正しくて、何が清らかなのか、真はアナタの中であるという問いを具現化したものです。
ポップさの中に、自分への問いを展示したくて形にしました。

ぜひ個展会場で実物を見てみてください!
【pixelart:原画】
No.5 / true -Chamäleon-
Φ70px
【Relief pixel】
No.5 / true -Chamäleon-
約Φ300mm(額縁込)

◎No.6:Tri.Mesh AF

美しい三角形の額縁(2種)に一目惚れし、対となる作品①です。タイトルは「Triangle.Mesh Apple Fruits」を凝縮した名称です。このタイトル通り、ポリゴン風なpixelartでリンゴを描きたい・表現してみたいと思った時、三角をメッシュのように散りばめた描き方でポリゴンを描いてみたものです。

今回の三角形(額縁)とリンゴ(モチーフ)の共通点として「はじまり」というワードが浮かびました。この作品たちからは新しい何かが生まれる「スタート」であり、このビーズ作品から得る「これから」を見ていただきたい想いを込めました。
【pixelart:原画】
No.6:Tri.Mesh AF
64×64 px
【Relief pixel】
No.6:Tri.Mesh AF
一辺 約360mm(額縁込)

◎No.7:Tri Mesh.AF-R

美しい三角形の額縁(2種)に一目惚れし、対となる作品②です。タイトルは「Triangle.Mesh Apple Fruits Rabbit」を凝縮した名称です。このタイトル通り、ポリゴン風なpixelartでリンゴを描きたい・表現してみたいと思った時、三角をメッシュのように散りばめた描き方でポリゴンを描いてみたものです。

今回の三角形(額縁)とうさぎのリンゴ(モチーフ)の共通点として「希望」をテーマにしています。それぞれ未来や成長のこもったモチーフです。※対であるもう一つの作品は「スタート」を意味してます。
この作品たちからは新しい何かが生まれる「スタート」であり、このビーズ作品から得る《これから》を見ていただきたい《希望》を込めた想いを形にしました。
【pixelart:原画】
No.7:Tri.Mesh AF-R
64×64 px
【Relief pixel】
No.7:Tri.Mesh AF-R
一辺 約360mm(額縁込)

c.お試しオーダー協賛者様(2点)

会場のスペースに余裕があるので、お試しオーダーということで「レリーフピクセル有償依頼」の募集をしました。ありがたいことに2名が名乗り出てくださいました!作品は個展にて展示し、その後はご本人へお渡しさせていただきます。

ぱむぱむ

ぱむぱむさんは、自身のキャラ:はむちゃんのドット絵やイラストなどを公開しております。今回はドーナツをむしゃっと食べるはむちゃんのドット絵を制作させていただきました!

ドーナツの凹凸は、ぱむぱむさんのイメージに合わせて組み合わせています。キャラがしっかり強調されるように目や口部分の1pxは向きを変えたり等しています!
【pixelart:原画】
ドーナツがあったら入りたい
32×32 px
【Relief pixel】
ドーナツがあったら入りたい
約130×145 mm(額縁込)

パジャドット

パジャドットさんは、自身のドット絵(カクカクネコ)で雑貨やクロスステッチなどの作品を制作されています。今回の原画は冬に現れる「ゆきんこ」ちゃんを制作しせていただきました!!

雪景色をブロック感ある雪とランタンを持つゆきんこちゃんの位置関係がさまざまな角度から楽しく見られるようにしました。
【pixelart:原画】
ゆきんこ
32×32 px
【Relief pixel】
ゆきんこ
約135×155mm(額縁込)

d.過去に制作した作品(2点)

過去に制作させていただいたjunoさん・あけたらしろめさんのレリーフピクセルをご厚意で展示させていただきます。お二人ともありがとうございます!!同時に見られる機会は約99%ないと思いますので、まだ見たことない方々は是非ご覧ください。

pixelartistjuno様 (ご厚意でお借りして展示します)

©juno
©juno
【 juno × Lily☺︎KG 】
64×64px
約190×190mm(額縁込)

イラストレーター:あけたらしろめ様 (ご厚意でお借りして展示します)

©あけたらしろめ
©あけたらしろめ
【 あけたらしろめ  × Lily☺︎KG 】
110×83px
約215×285mm(額縁込)

★その他にも展示するもの
・kroimさん原画レリーフピクセル(サンプル作品)

©kroim
【Twitter X:1,500フォロワー記念制作】
64×64px(原画)
【Relief pixel】
約190×190mm(額縁込)

・ずぅんさん原画レリーフピクセル(販売:コラボ作品)

©ずぅん
【上手な嘘】
64×64px(原画)
【Relief pixel】
約240×240mm(額込)

・にくましさん原画レリーフピクセル(販売:コラボ作品)

©にくまし
【ジビエバーガー(青:にく)】
27×27px(原画)
【Relief pixel】
約100×100mm(額込)

3.お楽しみコンテンツ

a.「会場BGM」音楽と作品のセッション

会場ではBGMを流す予定です。楽曲は、初代PodcastでBGMを提供して下さった雨夜トリさんの曲です。トリさんのどの曲が流れるのか、ぜひyoutubeチャンネルでチェックしてみて下さい!

b.「LilyKGのさぎょぎょ」愛用道具を公開

自宅の一室が作業部屋となっており、いつもここで私は制作をしています。

ビーズがどんな大きさなのか?何色のビーズがどれだけあるのか?そして道具はどんなものを愛用して作っているのか?

作業机の様子

きっとアイロンビーズ愛好家(通称:ビーザー)でないと、多くを知らないのではないかなと思います。
今回の個展では、私が使っている2.6mmタイプの米粒ビーズ(ニコラテ様)やアイロンなどの道具を丸ごと会場に持って行きます!!
ビーズ棚を見たら、たくさんの種類の色にワクワクするかなと思います。

さらに、時間があれば何か作ろうかなとは思っていますが、どうなるかは分かりません笑
もし作っている様子をみたい方は、コッソリと教えてくださいね。

c.「出力と凹凸体験会」レーザー彫刻機でタブに刻印

今の時代、アナログよりデジタルが身近にあるように感じており、今回の個展のテーマでもある「出力すること」やレリーフピクセルのような凹凸を来場くださる方々にも体感してほしいなと考えていました。
そんな時、いつもお世話になっているKANAITOさんからレーザー彫刻機をお借りして「出力と凹凸が出来る瞬間」に立ち会ってもらおうかなと思います。
※レーザー彫刻機は、ご存知の通り「レーザービーム」で刻印していきますので【触れない・直視しない(保護ゴーグル着用すること)・動かさない】ことが重要です

◉出力と凹凸体験会 [1回¥300-/約10分で完成します]
①5色のカラータブから1枚選んでいただきます。
②ウサギのリリィさんの画像をタブに出力します。
③出来上がったタブはお持ち帰り!キーホルダーなどにご活用ください。

機械は、個人購入やレンタル工房など身近な存在になってきています。ここから「出力する楽しさ・凹凸の面白さ」を体験してもらい、皆さんの創造のキッカケになれたら幸いです。是非、会場で興味ある方はお声がけください!

4.最後に

この他にも、これまで制作したグッズなども販売します。新作のグッズもありますので、当日会場で色々手に取ってご覧ください。
作品やグッズのお会計はLilyKGが担当しますが、入場時のドリンクオーダーはギャラリー側の対応となります。(現金、PayPayが使えます)
その点ご了承のほど宜しくお願いします。

また、事前にお知らせしていた事項もあるので画像を掲載します。

色々話したいことが沢山ありますが、それは会場で皆さんに直接話していきたいなと思います。
レリーフピクセルという新しい3次元的な現代アートを是非この目で、そして渋谷の都市開発に伴い2025年春に取り壊されるギャラリーのあるビルに思い出を刻んで過ごしてもらえたら嬉しいです。
お越しになる皆さん、当日はお気をつけてお越しくださいね!

⋈・。・。⋈・。・。⋈・。・。⋈・。・。⋈

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イトウリリィ
最後まで読んでくださりありがとうございました!! コーヒー代としていただき、コーヒー飲んで創作活動の原動力に活かしたいと思いますので、応援よろしくお願い致します(*´◒`*)