Lily Atlantis

壁打ちエッセイBGMつき // SNSは日々更新される黒歴史デジタルタトゥー

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マガジン

  • 脱サラ手記

    大学院入試の記録。脱サラの定義を調べると「会社を辞めて独立した事業を始める」と出てくるが、起業しない場合も脱サラでOK?

  • 脱サラ院進の参考記事

    会社員を辞めて大学院に進学するにあたり、参考にさせていただいた記事です。 執筆者の皆様、貴重な情報をありがとうございます!

  • Lily's Library(構想中)

    いつかシェア型書店やりたいな〜って。

最近の記事

脱サラ手記: 入試当日編

具体性の高い部分は有料に設定しています。返金可能です。 0日目 1日目 2日目 修学旅行かよ。 日記0日目 まず残業が想定外だったが、そもそもチェックインを22:00にしていた時点で予想していたのだろう。社畜の性か本能か。 ギリギリまで足掻くつもりで、スーツケースに勉強用の参考書や書類、研究計画が入ったノートPCとUSB、面接用のリクルートスーツを詰め込んだ。3年ほど袖を通していない真っ黒のスーツは試着しなかった。 1日目 徹夜で参考書類を見直すなどした。足掻

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    • 脱サラ手記: 研究計画編

      具体性の高い部分は有料に設定しています。返金可能です。 研究計画書を書いてわかったことは、頭の中の興味関心と、それを人に伝わるように文字に起こしたものは、形が異なるということだ。 漠然と考えていることを秩序ある文章に仕上げるのは難しい。 資料集めネットで公開されている論文を集めるのには、Google Scholarにお世話になった。 書籍は、主に自分の住む市、県、勤務先の区の図書館を使った。特に県立図書館は学術書を多く揃えているので、大学図書館を使えない身にとっては大変助

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      • 脱サラ手記: 研究室訪問編

        大学院受験は指導教員とのマッチングでもある。外部受験で、会社員の身分で、何処の馬の骨か知れない奴にとって、研究室訪問は必須だ。 それに、私の志望校の説明会では教授とのコンタクトを不自然なほど強調していた。 時期は6月。研究室での滞在時間は小1時間。準備していったネタは下記の通りだ。 自己紹介≒志望動機 研究計画 学部での勉強と卒論のテーマ 卒業後の進路 質問したいこと 1-4が想定される質問への回答と伝えたいこと、5はこちらから知りたいことだ。 メールでの連絡か

        • 脱サラ手記: 試験対策編

          留保付き脱サラで大学院に進学することになった。受験勉強について、今後のためにこの場で反省したい。 ところで、私の志望校の場合、自分の研究したいことを掘り下げるのが「合格への一番の近道」であり、希望する指導教員とのコミュニケーションを推奨すると説明会で聞いた。憶測だが、語学や専門科目の点数は足切り扱いだった可能性も考えられる。また、留学生の受験が多く、日本語能力を理由に不合格となる受験生も多いらしい。 研究室訪問と研究計画は別の記事で振り返る。 スケジュール私の志望校は、

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        • 脱サラ手記
          6本
        • 脱サラ院進の参考記事
          15本
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        記事

          脱サラ手記: 院進決意編

          大学院に行きたいと騒ぎ立ててはや2年。いや、もっとか。 無事に合格し、今は脱サラの準備を始めようとしている。脱サラといっても留保付きである。正社員から請負か何かになって働ける時だけ無理なく働くつもりだ。 とにかく、私の人生においてとても貴重な経験なので記録しておきたい。 今回はとりあえず全体的な人生設計の話でも。 人生プラン会社を辞めて次に何をしたいか考え出したのは、入社3ヶ月後くらいだと思う。 理由は、社会人になってからも学生時代と同じ興味関心で情報を追っていたからだ。

          脱サラ手記: 院進決意編

          シェア型書店で本屋をやりたくなってきた

          ある情報を記憶する際に、関連する別の情報とまとめて、かたまりとして覚えることを「チャンキング」という。 中学生くらいまでの私は、読んだ本の内容を忘れなかったように思う。過去を美化しているだけかもしれないが、少なくともあらすじや概要を説明できるくらいには覚えていた。 最近、自分が読んだ本の内容を覚えていないことに気がついた。 湊かなえ『山女日記』の続編が出る時に、前作の内容が記憶になかった。東野圭吾『透明な螺旋』を読む前に、湯川先生の人物像が曖昧だったので過去作を振り返ろう

          シェア型書店で本屋をやりたくなってきた

          #私にとってポルノグラフィティとは

          その日の私は、大学院の出願締切まで1週間を切っていたのにもかかわらず、研究計画書が未完成だった。おまけに、その週は2回友人と飲みに行き、でも残業も多く、4時間睡眠で乗り切る日が続いていた。 普段は秩序を好むはずの私だが、どこかではぐれてしまったらしい。 会社員は3年で辞めてもう一度学問を志すと、2年近く前からあれだけ騒いでおいて受験の準備ができていないなど、我ながら嘲笑してしまう。言い訳はしないでおく。私自身、焦らなければならないのに焦っていない自分に呆れていた。 当然、

          #私にとってポルノグラフィティとは

          感情と色と音楽

          ジャーナリングアプリ「muute」を使っている。 毎日のツイート(私にとってはそうなのだ)に、そのトピックと感情を選択肢からそれぞれ3つまで選んで記録する。そうすると、感情の浮き沈みや頭の中を占める物事が可視化される仕組みだ。 ヘルスケアと連携すれば、睡眠時間やその日の歩数を、感情の起伏と同じグラフ上に表示させることもできる。 私がmuuteを使っている理由は大きく2つある。 1つは、自己解釈にとどまりがちな感情を機械的に分析してくれるから。 もう1つは、言葉や文字以外の

          感情と色と音楽

          視点の変化を見つめる眼差し

          高校3年生の秋頃だろうか。当時Eテレで放送されていた『スーパープレゼンテーション』という番組で、アラビア語のカリグラフィを用いたストリートアート「カリグラフィティ」についてのプレゼンテーションを観た。 およそ1年半後、現地でこの光景を目にすることになる。 このプレゼンテーションを理由にアラビア語を勉強しようと思ったわけではなく、またエジプト社会や宗教に特別な関心を持ったわけでもない。 ただ何となく「良い話」として記憶に残った。 大学1年の春休み、エジプトに行くことになっ

          視点の変化を見つめる眼差し

          自律できないまま一人に慣れすぎた

          人が頑張っていることを見聞きした時に、自分も頑張ろうとモチベーションが上がる時と、自分はいつから努力できなくなったんだろうと情けなくなる時がある。 自己分析として、現状「やりたいこと」はたくさんあるが、それが「やるべきこと」と一致していないために、逃げている様子である。もっと言えば「やるべきこと」すらやらない始末だ。 さらに厄介なのは、対外的には優等生を装っていることだ。仕事であれば、その時間は何も考えず仕事に関するタスクだけ機械的に処理すればよい。それだけで、見かけ上は

          自律できないまま一人に慣れすぎた

          名前はジャーナリングでもモーニングページでも何でもいいが

          思いついたことを紙に書き出す行為は有効だ。 常にやりたいことが複数ある、すぐに内職を始める、集中力がなく頻繁にタスクを切り替える、という人は、いったん思考を整理すると効率化できる。 私は気になったことをその場で検索する癖がある。その結果、ネットサーフィンで想定しなかったページに行き着いたり、直前まで何をしていたか忘れたりする。スマホが「私を見て」と言うわけでもないのに、厄介な相棒である。 そんなことをしていると、集中力も深まらず本来やらなければならない作業も進まない。

          名前はジャーナリングでもモーニングページでも何でもいいが

          うちの聖域

          8畳もない部屋の両隅に聖域がある。 1つは本棚だ。 高さ約180cm、幅約90cmで、スライド式の棚も付いている。残念ながら立て付けが少し悪いが、収納としてもインテリアとしても困ってはいない。 『名探偵コナン』1巻から105巻(執筆当時)を含め、漫画が300冊程度。小説、新書、学術書などさまざま揃っている…と言いたいところだが、あまりにもジャンルの偏りが激しい。趣味全開だ。 もう1つは、ベッドの横のワイヤーネットだ。 美術館で買ったポストカードを飾っている。こちらはすでに

          上手に相談するコツ

          「困ったことがあったらいつでも言ってね」と言われても、何をどう伝えたらいいかわからないので何も言えない。 こう感じる人が他にどれくらいいるか知らないが、私は「相談」することにストレスを感じることが多々ある。 相談は、本来なら他者に意見を求めて解決へ導く行為であるはずだ。それ自体がストレスの要因になっては本末転倒である。 そこで、以下のように自己分析してみた。 なぜ相談することがストレスなのか思いつく限りでは、次の3つの理由がある。 悩みを言語化できていない 何らかの不満

          上手に相談するコツ

          暴飲暴食の原因と対策

          ここ最近の感情があまりにもヨルシカである。 どういう意味か。きちんと言語化できたら、メンタルをコントロールできて無事にアパテイアだ。 飢え、渇き、孤独、劣等、喪失、憂い、寂しさ、やるせなさ? どれもピンとこない。やりたいことはたくさんあるがその気力がない。足りないとまでは思わないが満たされない感じがする。 「心に穴が空いた」とはよく言ったものだ。何がないのか、そもそも不足しているのかもよくわからないが、埋めたい空洞がある。そんな気分だ。 それを埋めるのが、衝動買いや暴飲暴

          暴飲暴食の原因と対策

          日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

          先日、教壇に立って15人程度のグループに日本語を教える機会があった。 私は付け焼き刃で日本語教育能力検定試験だけ合格し、講座などは受けていない。日本語教師の経験は、ボランティアベースでのマンツーマンの会話練習のみだ。 どうやら、日本語教師はそんな人間に務まるものではなさそうだ。 当たり前だが、生徒はそもそもあまり日本語を理解できない。直説法で教えるには、とにかく平易な短文に置き換え、あとは身振り手振りと絵カードや動画で頑張るしかない。 今回の私の第一の反省点は準備不足で

          日本語教師が国家資格になってよかったと思った話

          関心事とリテラシー

          「〇〇のことは日本でほとんど報道されない」と嘆く活動家や非営利団体は少なくない。 それは仕方ないと思う。遠い世界のどこかで起こっている紛争よりも、市民の今日の生活に直接関わることに関心が集まるのは当然だろう。実際の距離も関係性も遠ければ遠いほど、ニュースにはなりにくい(もちろん例外もある)。 だから、自分の活動分野が注目されない場合に、広報や宣伝が必要になるのだ。 いくら新聞を読んでもネットで検索しても、世界中のすべてを知り尽くすことはできない。 だが、あらゆる情報をキャ

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